神奈川・横浜の 教科書採択が危ない!
戦争賛美と憲法敵視の教科書を採択させない市民集会、大成功
※「元高校教員」の方からの投稿記事です。
2009年には横浜市で18地区の採択区のうち、8地区で中学校社会科歴史教科書に自由社版つくる会科書が採択されました。2010年から横浜市は18採択区がひつに統合されています。360万都市で同一の教科書が使用されるのです。
今年、2011年8月には、学習指導要領改定後の中学校の教科書採択が全国一斉に行われます。横浜市全市でつくる会教科書が採択される危機に現在はあります。
横浜市だけではありません。つくる会側は、神奈川全域に攻勢をかけ、教育委員会・議会・教育行政に陳情その他の働きかけを強めています。横浜市に次いで危ない自治体が神奈川県にはいくつもあります。
そういう中で、2月18日の午後6時30分から、横浜市のJR関内駅近くの関内ホールにて、横浜教科書採択連絡会主催の「戦争賛美と憲法敵視の教科書を採択させない市民集会」が開かれました。
広い会場には、900名を越える市民が結集し熱気の内に集会が始まりました。主催者挨拶の後、金沢教科書を考える会のメンバーによる寸劇は、2009年の採択の問題点をたいへんにわかりやすく説明しました。
地域の実情を無視し、審議会の答申を完全に無視して、6人の教育委員の独断と好みによって無記名投票で採択が行われました。それだけではありません。事前に教育委員長とつくる会側が接触したという情報がネットに流されていました。
次いで、東京大学教授の小森陽一さんが講演で、横浜でのつくる会側の動きの背景にある情勢についてわかりやすく話ました。とくに尖閣諸島問題以降の領土問題を契機とするナショナリズムの動きが要注意であるとの指摘がなされました。
続いて、事務局から以下のように運動の提起がありました。
- 教育委員長の辞任を要求しましょう。
- 教科書展示会に行って意見を書いてきましょう。
- 教育委員会を傍聴しましょう。(毎月、第2・第4火曜日)
- 市教育委員会にあなたの声を!
(横浜市教育委員会委員長今田忠彦
電話045-671-3240 FAX045-663-5547)
- 教科書採択連絡会の新署名にご協力を!
- ミニ学習会を開きませんか。講師派遣や資料提供をします。
- 区ごとの窓口を紹介します。
※ 横浜教科書採択連絡会 090-9293-8446
いよいよ、8月の採択へ向けて運動は本格化する。これからが勝負だ。
次回の集会は、5月28日(土)午後1時から鶴見公会堂にて。
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