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フィリピン 第28回KMUISAへ代表派遣、成功!


4月24日から5月5日、第28回ISA(国際連帯会合)がフィリピンで開催された。主催は、フィリピンの反帝民族解放闘争をたたかう戦闘的労働運動センターのKMU(5月1日運動)である。

テーマは、「高まる貧困、抑圧、軍事化のまっただ中で、労働者よ、新自由主義グローバリゼーションに抵抗せよ!」だ。

海外からは、日本、韓国、オーストラリア、ドイツ、アメリカ、ベルギーが参加した。AWC日本連からも代表を送った。

今年は、フィリピンの鉱山エリアの労働者/労働組合との連帯エクスポージャー(現地視察と交流)が組み込まれた。ISMM(鉱山に関する国際連帯使節)の活動だった。フィリピンでは、森林/土地/鉱山/天然資源などが、新鉱山法などのもとで、米欧日など巨大な外資に所有されている。いわゆる新自由主義/規制緩和/民営化の攻撃の一環である。そうした外資の支配する鉱山エリアにおいて、鉱山関連の労働者に連帯するミッションが前半に取り組まれた。ミンダナオ地方、コルディレラ地方に参加した。マニラに戻り、記者会見などによって、外資の支配する鉱山労働者問題を告発した。

5月1日、3万人のマニラ/メーデーの行進をした。

その後、国際会議による各国報告、ラグナ州のフィリピン・ホンダなど日系企業・侵略企業などとたたかう労組との交流を持つ。

米日帝国主義とたたかう労働運動の国際連帯は、きわめて重要である。近く、報告パンフが作成される。写真と、KMUの5月1日主張を掲載します。


KMUから、5月1日の主張


『飢えや貧困よりも優先される』、米軍部隊。労働者たちは、労働者の日にアキノを非難する。

10万人以上もの労働者や他のセクターは、本日、労働者の日に、フィリピン全土で行進した。それは、悪化する飢えと貧困のまっただ中で救済の提供に失敗していることや、米軍の存在を国中に拡大しているという理由から、ベノグノ・“ノイノイ”・アキノ三世大統領を非難するために、闘われた。

メトロ・マニラには約3万人が参加した。その抗議者たちは、重要な賃上げの実施、契約化雇用の廃止、貧民共同体の強制撤去阻止、オイル価格の値下げ、これらに失敗してきたアキノ政権を強く弾劾した。

マラカニアン大統領宮殿に近いメンジョーラ橋における彼らのプログラムでは、抗議者たちは、銃や他の軍事装備品を見せびらかす走狗として描かれた大統領の人形を燃やした。

「アキノ大統領は、労働者や貧民の飢えや貧困を減らすべきである何ものをもやらなかった。前政権のもとでの9年以上の間、苦しんだ労働者や貧しい人民の要求に注意を払いことも出来てこなかった」と、KMU議長のエルマー“ボン”ラボッグは語った。

「アキノ大統領の任期の二年めになり、経済政策ということになると、彼がグロリア・マカパガル・アロヨと何ら変わらないことを証明した。彼は、ほんのわずかな賃上げを認め、これまで以上に労働者の契約化(非正規化)を奨励し、いっそう野蛮に都市貧民コミュニティの強制撤去を行ってきたし、石油カルテルと共謀してきた」と、ラボッグは加えた。

メトロ・マニラでは、午前中に、約3000名の集会参加者が、フィリピンでの米軍プレゼンスを拡大することを狙った米国とフィリピンの政府間の交渉を非難するために、アメリカ大使館へ抗議し行進した。

「米軍プレゼンスの話になると、アキノはアロヨよりもいっそう酷いことがすでに証明されている。彼は、活発に、フィリピンの米軍基地化とその拡張にむけ、キャンペーンし、私たちの自決権が米国の無人操縦機の飛行によって踏みにじられているのを許している」と、ラボッグは言った。

「アキノ政権が労働者・貧民の生活改善を何もしない間に、兵站支援にむけた基地エリアと資金の拡大を米兵へ提供することがあらゆる手段を尽くして行われている。労働者・貧民は、私たちの国の内部では、ちょうど不法占拠者のように扱われている」と、彼は付け加えた。

「大資本家たちのプロジェクトに譲り渡す目的で貧民の家々が強制撤去されている間に、米軍にはいっそう多くの基地が提供されるであろう。アキノ政権は、人民の税負担の緩和を拒絶し、一方で、米兵たちへの兵站支援を提供するつもりなのだ」と、彼は言った。

フィリピン 第28回KMU・ISA・その1

フィリピン 第28回KMU・ISA・その2

フィリピン 第28回KMU・ISA・その3

フィリピン 第28回KMU・ISA・その4


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