アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

大飯原発再稼働を許すな!
野田政権を打倒しよう!
日米韓合同軍事演習=朝鮮戦争策動に抗議する!


野田政権が大飯原発再稼働を強行している。圧倒的な労働者民衆の反対意見を踏みにじり、広島/長崎の被爆者・2世3世や福島などの被曝者/放射能被害者をはじめとする反核・反原発の闘いに敵対する許しがたい暴挙だ。日本政府・独占資本による原発の再稼働/輸出の利権に固執し、核武装を進める策動であることは明らかだ。消費税増税/TPPなど大収奪と新自由主義グローバリゼーションの生活破壊・貧困化も強め、核武装を含めて日米軍事同盟と米軍再編=日米軍事一体化を深める野田政権。それは、経済/政治の危機のまっただなかで、戦争と排外主義/搾取収奪を一挙に強めようとする総保守・強権政治への歴史的踏み出しを意味する。

殺人欠陥機オスプレイの沖縄・岩国への配備、日米韓合同軍事演習の激化という反戦平和に逆行し、沖縄の差別軍事支配の強化もはげしい。わたしたちは、大飯原発の再稼働阻止、オスプレイ配備反対、野田政権打倒の大衆的政治決起を大規模に進めていかねばなりません。沖縄、岩国などの反基地反安保の闘い、韓国、フィリピンなどアジアの闘いと連帯していこう。大飯再稼働阻止の6・17福井現地の全国集会は、約2200が怒りを持って集まった。同じく17日のAWC九州山口実行委の取り組みからはじまる6月アジア共同行動各地集会をたたかおう。

アピールと6/21日米韓合同軍事演習への抗議行動をよびかけます。


野田政権を打倒しよう!
野田政権による大飯原発再稼働を許すな!
原発も基地もNO!
原発の全廃へ!
全人民政治闘争の前進を!

【大飯原発の再稼働を許すな!】

野田首相は、大飯原発3号機4号機の再稼働を宣言した。野田首相は、大飯原発が「安全」であると強弁し、しかも、今後も原発をエネルギー政策の重要な柱として維持していくことを宣言した。絶対に許すな! そもそも、まだ、福島第一原発事故の原因も明らかになっていない。しかも、大飯原発には、免震棟もフィルターつきベントもない。防潮堤も作られていない。にも係わらず、再稼働に踏み切ろうとするのは、福島を襲ったような大地震や大津波などは当分はないだろうという勝手な憶測にのみ基づいている。こうした「安全神話」こそ、福島第一原発事故で木っ端微塵に吹き飛んだのではなかったか!野田首相が言う「安全」に何の根拠もない。政府と電力独占資本は、大飯原発の再稼働を突破口に、今後、伊方原発、泊原発、さらに、全国の原発稼働を次々と狙っている。この間、大飯原発再稼働に対し、福井で、関西各地で、首相官邸前で、連日、多くの人々が政府や関電に対し反対の声を上げてきた。こうしたたたかいをさらに強化し、全国各地で、再稼働阻止の決起を一層強化しよう!

【原発の全廃を!野田政権を打倒しよう!】

いまこそ、野田政権を打倒しよう。原発を推進し、消費税大増税をたくらみ、基地強化を押し進める野田政権を全人民の力で倒そう。原発を推進するいかなる政府も打倒する、こうし態度を明確にしたたたかいをより強めよう。福島第一原発事故直後、そして、昨年を通して、政府や原発推進派も、「いつの日かは脱原発」だなどという欺瞞的な態度さえとってきた。しかし、いまや、政府は、そのようなごまかしのポーズさえかなぐり捨て、原発を維持し再稼働を進めていくことを公然と宣言し強行しだした。野田政権は、反原発の世論をたたきつぶしにかかってきた。野田政権は、大飯原発の再稼働を強行し、原発を維持し、ベトナムやヨルダンに原発輸出を行おうとしている。絶対に許すな。原発の全廃を実現するには、原発の全廃と再生可能エネルギー政策への根本的な転換を政府に政治決定させねばならない。そして、それは、原発の全廃を求める全人民政治闘争なしには実現できない。同時に、原発がなくともやっていける雇用も含む地域経済の全面的な財政的保障を求めてたたかおう。いまや、原発推進と再稼働を強行する野田政権は無条件に打倒されなければならない。反原発闘争を反政府闘争として押し進めよう。原発を推進するいかなる政府も打倒するたたかいとして反原発闘争を押し進めよう。すべての被ばく者に連帯し、原発の全廃へ。

【原発も基地もいらない!】

野田政権は、原発推進のみならず、日米軍事同盟の強化も同時に押し進めている。アメリカ政府とともに米軍再編を押し進め、普天間基地移設・辺野古新基地建設や岩国基地への艦載機増強などを強行しようとしている。しかも、普天間基地にオスプレイを新たに配備しようとさえしている。オスプレイの岩国配備→普天間配備を今夏に進めようというのだ。さらに、高江ヘリパット建設も強行しようとしている。こうした基地強化を絶対に許すな。原発に反対することは、一切の核に反対することである。原発であろうと核兵器であろうと、一切の核に反対しよう。核の「平和利用」であれ、軍事利用であれ、一切の核に反対するたたかいを前進させよう。放射能は、生命体に対する破壊を本質的属性とする。原発に反対するとともに、核で武装された日米軍事同盟と基地に反対しよう。反原発と反基地を分かちがたいたたかいとして進めよう。

私たちは、6月17日から24日にかけて、全国各地で、韓国のたたかう仲間を迎えて、アジア共同行動を開催する。6月アジア共同行動は、反原発闘争の一翼として、反原発・反基地を掲げて、かつ、韓国における民衆のたたかいに連帯するものとして、各地で開催される。すべてのみなさんの参加を訴える。

【再稼働阻止!原発の全廃を求める全人民政治闘争の発展を!】

再稼働阻止!原発の全廃を求めて全人民政治闘争を一層前進させよう。各地で、再稼働に反対するたたかいを強め、同時に、政府に対する政治決起をさらに広く深く作りだしていこう。野田政権を倒せ!原発を推進するいかなる政府も許さないたたかいを作りだそう!福島に連帯し、7月16日、10万人集会とデモで、首都を埋め尽くそう!

アジア共同行動日本連絡会議(AWC
連絡先・awcjapan21@yahoo.co.jp
電話(関西)0774-43-8721


米日韓三国合同軍事演習弾劾!
6・21アメリカ領事館抗議行動の呼びかけ

日時、場所:6月21日(木)午後4時30分から、米領事館前
呼びかけ:アジア共同行動日本連連絡会議

きたる6月21日・22日に米海軍、韓国海軍、そして日本の海上自衛隊による三国合同軍事演習が朝鮮半島南方、済州島に近い公海上で実施されることが明らかになりました。これまで米韓合同演習に海上自衛官がオブザーバーで参加したことはありましたが、今回は海上自衛隊の艦隊が参加する初めての本格的な米韓日三国合同軍事演習となります。

緊急ですが、これに抗議するために、大阪にあるアメリカ領事館に対する抗議行動をおこないます。この行動は6月アジア共同行動のために来日中の韓国の仲間も参加する日韓民衆の共同闘争として取り組まれます。報道によれば、この米日韓三国合同軍事演習は、「米韓両海軍と海上自衛隊の間の相互運用性や、通信能力の向上を図る」「(大量破壊兵器の拡散防止などを目指す)海上保安活動や災害救援での連携向上に資する」(6月14日付け毎日新聞)などとされ、米軍からは横須賀基地を母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンも参加しておこなわれます。また、この三国合同軍事演習に続く6月23日~25日には、朝鮮民主主義人民共和国に近い黄海で米韓合同演習がおこなわれようとしています。

この合同軍事演習が朝鮮民主主義人民共和国に対する軍事的威嚇と戦争挑発、そして中国に対するけん制・対抗を目的としたものであることは明らかです。それはまた、アジア太平洋地域の戦略的重点化、日本や韓国など同盟国との軍事的一体化の推進という米国の新軍事戦略に沿ったものでもあります。また、日韓政府による軍事協定の締結策動も見過ごすことができません。こうした策動は、沖縄と日本「本土」における米軍再編・基地強化、韓国での済州海軍基地建設策動などと一体となって、朝鮮半島と東アジアにおける軍事的緊張を高めるものであり、この地域の平和に敵対するものです。

このような日米韓政府の策動に抗議し、韓国のたたかう仲間とともに、アメリカ領事館抗議行動に立ち上がりましょう。多くの皆さんの参加を呼びかけます。

資料

» 野田政権を打倒しよう!野田政権による大飯原発再稼働を許すな!原発も基地もNO!原発の全廃へ!全人民政治闘争の前進を!(PDFファイル・約136KB)

» 米日韓三国合同軍事演習報道資料(PDFファイル・約219KB)

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