8・6広島青空集会が成功。反戦反核反原発・被爆者解放のたたかいをくりひろげよう!
67回目の原爆の日、8月6日をむかえた広島。 この日も、うだるような暑い晴天だった。フィールドワークや被爆者との交流・講演会、反戦反核反原発・被爆者解放の宣伝など一連のたたかいの最後に、10時30分から、被爆二世の会をはじめとする広島青空集会が原爆ドーム前ではじまった。
平和公園の入り口では、在特会が約30名で、「核武装の推進」・「朝鮮人をやっつけろ」などと差別排外主義扇動を繰り返していた。ぜったいに許せない。
こうしたファシスト排外主義勢力や警察権力など敵対勢力と対峙するなかで、広島青空集会は、冒頭、白松代表が挨拶する。排外主義集団を弾劾し、アジア侵略戦争を二度と許さないこと、野田政権の原発推進に抗議し、オスプレイの岩国基地陸揚げに糾弾し、アジアからの米軍総撤収を訴えた。
つぎに、この間、なくなられた被爆者・被爆2世の方々への黙祷が行われた。
つづいて被爆二世の会・寺中さんが、基調を報告。被爆者がどんどん亡くなるなかで、被爆二世の闘いが重要となること。 被爆者、被爆二世・三世をとりまく差別抑圧状況の告発。岩国の被爆二世が40代後半で普通ではありえない血管破壊で死亡した問題。国家補償をさらに拡充させる重大な闘い。在外被爆者・その二世と連帯した闘い。痛苦な福島原発事故による新たな被曝者を生み出している事態への徹底的な抗議、そしてすべての被爆者・被曝者の解放闘争の歴史的な課題。 侵略戦争の責任追及、軍事基地と日米安保に反対すること。これらの反戦反核・反原発。被爆者解放のたたかう基調が展開された。 資料を参照してほしい。
福山から来た、「アジアンズ」の歌は、ほんとうにイイ。原爆を批判した青空の歌などが、さわやかに、ギターとハーモニーを伴奏として、あたりを包んでいく。
その後、国際連帯のメッセージが紹介された。AWC韓国委員会、フィリピン・バヤン、バヤン・ジャパン、台湾労働人権協会、米国・ANSWER連合、アジア太平洋反基地ネットワークから寄せられている。代表して、韓国からのメッセージが読み上げられた。
その時、在特会とそれを取り巻く警察権力が、広島青空集会を妨害して、横切って突入してきた。核武装宣伝・差別扇動・反左翼の悪罵を繰り返してくることと対決して、「差別排外主義集団は出て行け、帰れ」などの抗議が猛然と闘われれる。当たり一帯が騒然とした。在特会を追い出した後、集会が続いた。
各団体・個人からの発言が行われた。その発言者は、皆、冒頭に、在特会の差別排外主義勢力を糾弾していった。山口大学ユネスコクラブ、あすじゃ、アジア共同行動日本連絡会議、連帯労組・やまぐち、やまぐち障害者解放センター、SYN・多文化サークル、憲法を活かす市民の会・やまぐち、が発言する。
閉会式の言葉を、やまぐち障害者解放センターの仲間が行った。
最後に、SYNから、シュプレヒコールをあげていって、2012年8月6日の広島青空集会が成功裏に終了した。約50名以上が参加する。
シュプレヒコール
- 全ての被爆者・被爆二世・被爆三世の国家補償を勝ち取ろう!
- 日本政府はアジアの戦争被害者に謝罪と補償を行え!
- 日本の核武装を許さず、世界中から核を廃絶しよう!
- 上関原発建設に反対しよう!
- 全ての原発の再稼働を許さず、廃炉にしよう!
- 原発の新設、増設、輸出を阻止しよう!
- 米軍再編に反対し、全ての米軍基地をアジアから撤去しよう!
- 平和憲法と基本的人権を守るために憲法改悪を阻止しよう!
資料
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