沖縄での米兵による集団レイプ事件を徹底的に糾弾する!
沖縄―「本土」、アジアを貫く反米軍、基地撤去―日米安保破棄の総力闘争を!
11月岩国国際行動へ!
またしても、米兵による集団レイプ事件が沖縄で発生した。しかも、必ず墜落する欠陥機オスプレイが普天間基地に強行配備され、死の恐怖をおしつけられた沖縄人民が日米政府=日米安保に満腔の怒りを燃え上がらせている最中において、だった。我々は、沖縄における米兵の集団レイプ事件を徹底的に糾弾する。沖縄人民は、ますます鮮明に、オスプレイ配備、普天間基地の恒久化、辺野古新基地建設、高江ヘリパッド工事、そして米兵の卑劣な相次ぐレイプ・犯罪にたいして、日米の差別軍事支配からの根底的な解放を要求している。すなわち、基地撤去–日米安保破棄の闘いである。岩国や、神奈川などの在日米軍基地の所在地でも、同じ思いが広がっている。
オスプレイ配備は、アメリカ帝国主義がアジア太平洋地域において格段の攻撃力を増強させたことにほかならない。朝鮮半島での戦争再開、台湾海峡を含めた中国の膨脹化への軍事的攻勢の一環であり、フィリピン・東南アジアの権益と覇権を握りしめる戦略的な布陣づくりとして、オスプレイ配備がある。米韓(日)軍事演習=朝鮮戦争準備、米比合同軍事演習=フィリピン内戦への反革命戦争と東南アジア侵略などにおいて、これからは、オスプレイが使用される。
したがって、オスプレイ配備の撤回闘争は、米国の中東・北アフリカからアジア太平洋地域にいたる侵略戦争の大幅な増強化と対決し、これに追随する日本政府の戦争国家化=九条改憲攻撃を許さない闘いにほかならない。アメリカ帝国主義の侵略戦争の最前線拠点であり、日本の海外派兵化の基軸こそ、日米安保体制である。これを打破する闘いが問われている。
沖縄人民の怒りに連帯し、米兵のレイプ・犯罪の徹底糾弾と一掃をもとめ、反米軍、基地撤去―日米安保破棄の闘いをすすめよう。アジアから米軍総撤収をすすめよう!11・23−24の岩国国際行動へと全力でたちあがっていこう!
以下、「軍事基地と女性」ネットワークからの抗議文を掲載します。
AWC情報 2012.10.20
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議
TEL:0774-43-8721 FAX:0774-44-3102
(メール) awcjapan21@yahoo.co.jp
(ホームページ) http://www.awcjapan.org/index.html
10月16日付「軍事基地と女性」ネットワークの抗議声明を転送します。
(転送大歓迎)
沖縄での米兵による集団レイプ事件発生!
10月16日未明、沖縄で米兵による集団レイプ事件が発生しました。報道によれば加害者は自称米テキサス州フォートワース海軍航空基地所属の米海軍上等兵クリストファー・ダニエル・ブローニング容疑者(23)と、同三等兵曹のスカイラー・アンドリュー・ドージャーウォーカー容疑者(23)。ドージャーウォーカー容疑者は容疑を認めており、ブローニング容疑者は「事実が間違っている」と否認しています。16日午前3時35分から同4時20分ごろの間、酒を飲んでいた両者は、共謀して帰宅途中の女性に突然襲いかかり、屋外でレイプし、首に擦過傷を負わせたということです。女性の関係者が通報、県警が捜査し、宿泊施設でブローニング容疑者を緊急逮捕、供述からドージャーウォーカー容疑者が関わっていたことがわかり、これも緊急逮捕しました。被害者の女性がどれほど恐ろしい思いをされ、傷ついておられることでしょう。私たちは、加害者米兵を強く糾弾します。
沖縄県警は被害者女性の人権に配慮した徹底的捜査と、速やかな真相究明を!
沖縄地検は必ず事件を起訴せよ!
私たちは、沖縄県警に、被害者女性の人権への配慮のゆきとどいた徹底的捜査と、速やかな真相究明を求めます。そして、沖縄地検においては、必ず起訴するよう、強く要求します。今まで、米軍による犯罪は、「密約」などもあり、殆どの場合検察で不起訴処分とされてきました。そして、政府高官や、米軍関係者が、「綱紀粛正」を行うと報道官に説明してきました。「綱紀粛正」!何度聞かされてきたことでしょう。五年前の一昨日起きた広島での集団レイプ事件を、2008年2月に起きた、沖縄でのフィリピン人女性に対するレイプ事件を、私たちは決して忘れてはいません。その両方で、検察は事件を起訴せず、軍法会議に委ねました。その結果、どうなったか。軍法会議の場では、甚だしいセカンドレイプが堂々と行われたのです。加害者米兵が「レイプ」を行ったことは法廷の場ではついぞ認められず、加害者らはごく軽い刑で放免されました。口先だけの「綱紀粛正」は、もうたくさんです。まして、再び「綱紀粛正」のイメージづくりに形ばかりの軍法会議を行い、被害者のセカンドレイプの場にするようなことは、私たちは絶対に許しません。
10月にオスプレイ配備が強行され、墜落の危険に晒され続けている沖縄で、この事件は燃えさかる怒りの火に油を注いでいます。この怒りは等しく私たちの怒りです。人を傷つけることを目的としている基地、実際に女性の人権を甚だしく侵害している基地、これをなくす日まで、私たちはたたかい続けます。
2012年10月16日
「軍事基地と女性」ネットワーク
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