日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
台湾CCB（3・1－3・5）が成功！アジア米軍総撤収、安倍政権打倒、反帝国際共同闘争を強力に展開しよう。
第16回AWC-CCB会議の台湾開催の報告
2013年3月1日から3月5日にかけて、台湾で、第16回AWC-CCB会議とその関連事業が成功裏に開催されたことを報告します。一連の活動には、中国台湾労働人権協会・労働党のメンバーをはじめ、アジア共同行動日本連絡会議、AWC韓国委員会、フィリピン新民族主義者同盟（BAYAN）、米国・ANSWER連合からの代表が参加しました。
私たちは現地での受け入れ団体としてこの一連の活動の成功のために奔走してきた中国台湾労働人権協会の同志たちに深く感謝します。
第16回AWC-CCB会議は3月2日から3月3日午前にかけて、台湾教師会館で開催されました。労働人権協会は、台湾および両岸関係の現状を報告するとともに、パワーポイントを使って台湾人民の歴史的・現在的なたたかいを紹介しました。それは海外からの参加者の台湾人民のたたかいへの理解を進めるうえで大いに役立ちました。さらに、韓国、日本、フィリピン、米国の代表からそれぞれ政治・経済・軍事をめぐる情勢と労働者・人民の闘いが報告されました。これらを受けて、「2013年の共同闘争のための決議」が提案され、活発な議論の後に採択されました。また韓国・双龍自動車労働者を支援する決議、今年7月のフィリピンでの反米軍基地国際会議に関する決議、日本の安倍首相の靖国神社参拝策動および日本軍「慰安婦」連行に強制はなかったという発言の撤回と謝罪を求める決議の3本の特別決議が確認されました。
今回のCCB会議は、米軍の再均衡戦略のもとで、アジア太平洋各地で米軍基地と米軍展開態勢が強化され、また、領土問題に関する軍事緊張が高まるなかで開催されました。CCB会議の決議において、私たちは、釣魚諸島や独島をめぐる日本の侵略と領土拡張主義を弾劾し、さらに、米日帝国主義が領土問題を利用して、米日軍事同盟の強化とアジア太平洋地域における米軍プレゼンスの増強を正当化していることを弾劾しました。加えて、領土問題の平和的・外交的な手段を通じた解決を要求し、アメリカ帝国主義のあらゆるかたちでの介入・支配に反対することを確認しました。
3月3日午後には、台湾大学社会科学院で、「米日軍事再編とアジア太平洋地域の人民反帝運動」というテーマでの公開フォーラムが台湾大学社会科学院で行われました。海外からの代表団は、各国における米軍基地の強化や米国の介入の実例とそれに対する民衆のたたかいを焦点にした報告を行いました。また、AWC国際事務局長は午前までのCCB会議を報告し、「アジア太平洋地域の民衆は米日軍事同盟と米軍プレゼンスの増強に反対する」という共同声明を読み上げました。
3月4日の午前には、在台湾アメリカ協会（AIT）前での戦闘的な抗議行動が取り組まれました。それは前日までの討議の内容を実際の行動によって示すものでした。この行動には約20人の海外からの代表団を含む150人が参加しました。参加者は警察の妨害をはねのけながら、米国主導の軍事同盟の強化と米軍プレゼンスの増強を弾劾し、「米軍はアジア太平洋地域から総撤収せよ！」の声を響かせました。
さらに3月4日の午後には工業都市である新竹に移動し、新竹県議会の会議室で地元の労働組合のメンバーとの交流を行いました。そこには、新竹産業総工会傘下の労働組合や労働党第二党支部のメンバー、昨年100日間のストライキを勝利に導いた華隆労働者などが含まれています。
今回の台湾での第16回AWC-CCB会議とその関連事業の成果を踏まえ、アジア太平洋地域の労働者人民の国際支援と連帯‐反帝国際共同闘争をさらに強力に推進していきましょう。