NO WAR ON SYRIA! Protest action against US consular(Osaka)/embassy(Tokyo) on Sep. 9th.
9・9アメリカ大使館/領事館への抗議行動
アメリカ領事館への抗議行動(大阪)
米仏のシリア軍事攻撃の中止を求め、関西では昨日9月9日、アジア共同行動と労働者共闘の呼びかけで、アメリカ領事館(大阪)への緊急行動をおこないました。およそ15人くらいの参加。参加者・団体からのアピールを受け、抗議文を読み上げ、シュプレヒコール。抗議文は道行く人にも配布しました。
アメリカ領事館も、大使館と同じく抗議文を受け取らず、これまでは領事館の日本人ガードマンが一人は表に立っていたのですが、今回はそれもおらず大阪府警だけが領事館を警備していました。抗議文は郵送しました。
抗議文
米国大統領 バラク・オバマ殿
シリア軍事攻撃を中止せよ!
オバマ大統領は、米国議会の承認を条件に、内戦状態にあるシリアへの軍事攻撃に踏み出していこうとしている。フランスのオランド政権もそれに同調している。われわれはそれらの策動を強く弾劾し、軍事攻撃の中止を両政府に対して要求する。
米国やフランスはシリアの「アサド政権が化学兵器を使用した」と断定し、アサド政権に対する「懲罰」だとして軍事攻撃を正当化しようとしている。しかし、国連調査団の報告すら待たず、ただひたすらに軍事攻撃に向かおうとするその姿は、ありもしない「大量破壊兵器」の存在を口実にしてイラク侵略戦争に踏み出していった10年前の米国の姿をわれわれに想起させている。
われわれは、「化学兵器使用疑惑」を口実にして、米仏など帝国主義勢力がシリアへの軍事介入・軍事攻撃を図ろうとしていることを絶対に許すことはできない。とりわけ米国が「化学兵器の使用」を非難することなど、まったくの欺瞞である。古くは朝鮮戦争における細菌戦、ベトナム戦争における枯葉剤の使用、さらにアフガニスタンやイラクに対する侵略戦争における劣化ウラン弾やクラスター爆弾の使用など、ありとあらゆる残忍な兵器を用いてきたのが米国であり、オバマ政権もまた今日に至るまで核兵器の先制使用すら放棄しようとしていないのだ。
米仏によるシリア軍事攻撃は多数の民衆の命を奪い、生活を破壊する。米国・オバマ政権によるシリア軍事攻撃策動は、米国に従わないアサド政権を打倒し、イランをけん制しつつ、チュニジアやエジプトなどで広がった「アラブの春」によって打撃を受けた自らの中東支配を回復・強化するという目的に徹頭徹尾つらぬかれている。このような帝国主義の中東支配のための軍事攻撃・侵略戦争をわれわれは決して許さない。
われわれはまた、日本の安倍政権がこのような米仏のシリア軍事攻撃を支持・加担することを決して許さず、日米軍事同盟強化-日米軍事一体化に反対してたたかう。
いま世界では米仏によるシリア攻撃に反対する民衆の声が広がっている。イギリスでは反対世論を背景に、対シリア武力行使案が議会によって否決され、キャメロン政権は軍事攻撃への参加を断念させられた。アラブ諸国において、また米国やフランスにおいてもシリア攻撃反対の声は日を追うごとに拡大している。われわれは、アラブ・全世界で立ち上がる民衆とともに、このシリア軍事攻撃を許さずにたたかう。米仏はシリア軍事攻撃を中止せよ!
米仏のシリア攻撃反対!9・9アメリカ領事館緊急行動
参加者一同
アメリカ大使館への抗議行動(東京)
東京では、アメリカ・オバマ政権のシリア攻撃に反対し、警備体制がつよまったアメリカ大使館への抗議行動をたたかった。反戦闘争実の派兵反対実や労活評、そしてアジア共同行動首都圏が約15名で抗議した。
(2013/09/22 追記)
9月9日、AWC首都圏は労活評の仲間とともに、シリア軍事介入反対のアメリカ大使館抗議行動を闘いました。警察権力は大使館につながる道路で阻止線を張り、私たちの行動を妨害しました。が、私たちは可能な限り大使館に迫り、「シリア軍事介入を許さないぞ!」というシュプレヒコールを叩きつけました。鴨居共同代表は「化学兵器を口実とするアメリカのシリア軍事介入は、中東権益の確保のための軍事行動に他ならない!」と、厳しく批判しました。
各地でのシリア攻撃反対行動
シリア攻撃に反対し、AWCの各国・地域の団体もさまざまな取り組みを行っています。
米国のANSWER連合はこのかん各地でさまざまな活動に取り組み、9月7日には首都ワシントンDCでホワイトハウスに対する抗議行動を行いました。ANSWER連合の活動は日本の報道でもときどき見られます。
フィリピンでは、ローマ法王がシリア空爆の回避を呼びかけたことに呼応し、BAYANを構成するキリスト教団体が呼びかけるかたちで9月7日に取り組みがおこなわれ、BAYANやKMU、人権団体カラパタンなどさまざまな団体からの参加がありました。(フィリピンはカトリック信者が多い国。ローマ法王の発言に答える行動はイタリアなど各国でおこなわれています)
台湾では、労働党・労働人権協会が呼びかけて、昨日9月9日に在台湾アメリカ協会(AIT)に対する抗議行動がおこなわれました。
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AWC International Secretariat
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