海兵隊の仲間の皆さんへ
2005年3月に、私はイラクのラマディに歩兵として派遣されました。私は何よりもワクワクしていたことを覚えています。なぜなら、私は祖国に奉仕し、家族を守り、抑圧されている人びとが自由を勝ち取る手伝いをしているのだと信じていたからです。しかしながら、戦闘に従事し、戦争を目の当たりにした後で家に帰ると私は別の人間になっていました。
5000人近い海兵隊員、水兵、地上兵、空軍兵がイラクで命を落としました。ラマディの私の所属していた大隊の16人の海兵隊員もです。そして今では、私たちはこれらの軍隊は本当にわずかな利益のために殺し殺されるために送られていたのだと気づいています。今では、石油の権益、国防契約や戦争で暴利をむさぼる事がイラクで行われているという多くの証拠があり、私たちは、私たちの政府が力を拡大するためには手段を選ばないさまを目の当たりにしています。
イラクでの戦争は、企業収益のために繰り広げられたということは、もはや疑う余地がありません。私たちは、政府がウォール街の利益のために制服を着た勇敢な男性・女性をメインストリートから死へ送り込むことについて良心の呵責を持っていないことがわかります。私たちは、政府が、超金持ちの利益のために、世界中の無実の人々を恐怖に陥れと殺害することについて良心の呵責を持っていないことがわかります。そして、私たちはこの政府が、退役兵が帰国をし、これまでにないほど高い失業率とホームレスになる確率に苦しみ、PTSDが原因で起こす犯罪のつけを払っていることについての良心の呵責を持っていないことを確認しています。
殺し殺されるために私たちを送り込むことを継続することは、絶望的な行動であることをわざわざ確認するために軍事戦略を取るべきではありません。そもそも私たちにはイラクの人たちと戦う理由がありません。Petraeus将軍ですら、"私はあなたがこの戦争に勝つとは思わない。・・・これはある種、私たちと私たちの子供の生活のためにしている戦いである。"と言っている。アフガニスタンの旧英国司令官は戦争は勝つことができないと述べており、いわく"アメリカの戦略は失敗する運命にある。"私たちは、私たちの利益もアフガニスタンの人々の利益も本当は全く考えていない人の手によってアフガニスタンに送り込まれているということは明らかです。こうした入隊、そして退役後のホームレス生活や自殺、それが引き起こす犯罪などによって、このような占領は、私たちの利益にも、アフガンの人々の利益にも本当の所関心がない人間によって引き起こされていることはこれ以上ないほど明らかです。
イラク戦争によって、私たちは、生命、手足、心を、自由、解放ではなく、利益のために失ったことが明らかになりました。イラクのように、アフガニスタンはウォールストリートがまだ掴んでいない新たな資源が豊富な地域です。年月が過ぎるにつれ、より多くの現役部隊は、戦闘よりも自殺の結果で死んでいます。今こそ、退役兵が立場を表明する時です。
もし時間を2005年1月に戻せるなら、私はイラクの犯罪的な占領のために派遣されることを拒否するでしょう。そうすることで、私は真実、私が右手を上げて、この国の人々を守るために誓ったときに私が取った誓いを果たせただろうと思います。私たちは宣誓したとき、国内外のすべての敵から、この国の人々を守ることを誓いました。そして今日、この国の人々にとっての最大の敵は、イラクやアフガンの貧しい人々ではなく、私たちの命を自らの利益の為に捨て去っている、大富豪の政治家、ウォール街の銀行家、オイル大物実業家と防衛兵器業者であることが、まぎれもなく明らかになっています。
合衆国の私たちの家族を脅かしているのは、イラクやアフガンで自分たちの家族を養うために奮闘している貧しい人達ではありません。自らの数百万ドルのボーナスを守るために、何十万人もの労働者をクビにしているCEOたちです。私たちの敵は、私たちから家を取り上げる銀行家たちであり、私たちの社会サービスとまともな教育をうける機会を大幅に削減する政府関係者です。退役兵の本当の敵は、アフガニスタンの農地ではなく、私たちの議会の中にいます。議会のメンバーは、彼らの百万ドルの大邸宅でぐっすり眠っている一方で、命を危険にさらしている退役兵たちは、路上で寝よという命令に従っています。
アフガニスタンでの戦争は終わりには程遠いです。私たちはますます血まみれの展開上、最も米国人とアフガニスタン人が反対しており、無数の市民が殺され、すでに敗北し、闘う意味のない戦争に、繰り返し送り込まれるでしょう。
私たちしだいです。米国の退役兵として、立ち上がり反撃する時です。このことは私たちの権利であるだけでなく、遂行を誓った職務です。抑圧、帝国主義、植民地主義に立ち向かうための厳粛な任務です。海兵隊として、私たちは名誉、勇気、献身をもって生きることになっていますが、植民地的制服の為に命をささげることは、名誉でも勇気でもありません。しかし、立ち上がって利益の為の戦争への派遣を拒むことはその両方です。あなたができる最も名誉と勇気ある行動は、武器を捨て、この不道徳な戦争を戦うことを拒否することです。
常に忠誠を(Semper Fidelis;海兵隊のモットー)
伍長 R.E.
イラクRamadiのR。2005年