アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

フィリピン超大型台風被害へ支援を!フィリピン労働者が救援に遅れるアキノ政権を糾弾!


超大型台風・ヨランダ(現地の呼び名)の大被害がフィリピンで起っています。とてつもない暴風雨と高潮によって、フィリピンの貧困なビサヤ地方にあるレイテ島だけで1万人を超える死亡者数が予測されています。フィリピンの労働者・人民運動は、早速、人民救助作戦に取り組んでいます。また、義援金や支援物資などのカンパもよびかけています。アキノ政権は、この間、政権維持と私腹を肥やすための巨額な大統領社会資金やあらゆる利益誘導資金をもって、不正腐敗をつよめ、世論から大きな抗議を受けていました.気象変動がこの超大型台風という自然災害を強めているフィリピンにあって、アキノ政権は自然災害対策やら避難施設の充実にまったく立ち後れ、自らの利権と政権延命、そして戦闘的な労働者人民運動への虐殺・令状なし逮捕・拉致といった弾圧を繰り広げてきました。フィリピンKMU(5月1日労働運動)やバヤンなどは、アキノ政権の立ち後れ・不十分さに抗議し、人民救援のための活動支援を呼びかけています。

以下に、バヤンの災害犠牲者への支援カンパのよびかけ、KMUのアキノ政権批判を掲載します。また、わたしたちAWC日本連を通じても、フィリピン台風犠牲者への支援も可能です。加入者名「アジアキャンペーン委員会」、振り込み口座「00180-0-722944」のゆうちょ銀行へ、「フィリピン台風犠牲者への支援カンパ」と書き込んで、送金してください。


バヤンのよびかけ:台風ヨランダの犠牲者のための救援と再生の作戦

「救援義援金をフィリピン、ケソンシティー、セントラル街、マーラリン角、マタタグ通り一番、のバヤン事務所へ」

次のドルの口座番号へ振り込んでもかまいません。
口座名 「Rita T.Baua」(リタ、T、バウア)
口座番号 「180218002566-3」
銀行 「Metro, Tomas Morato,QuezonCity ; MBTCPHMM」


【フィリピンKMU(5月1日労働運動)から】

超大型台風ヨランダに関するアキノ政権の声明について

2013年11月10日

超大型台風ヨランダによって引き起こされた大規模な破壊は、政府にたいして、災害の救助・救援・再生のために配分された全ての基金を投下し、ただちに利益誘導型制度を廃止することを緊急に強いている。史上最強の台風の一つである、ヨランダは、この国の最も貧しい地域を直撃した。政府は、超大型台風により困窮する私たちの同胞を助けるために、その配置された巨大な資金とくに莫大な大統領・議会の援助金を使用することにおいて、時間の浪費をすべきではない。

私たちは、私たちのメンバーと関係者へ、ヨランダによって荒廃させられた同胞たちの救助作戦に参加するよう、呼びかけている。自然災害のまっただ中で人民と人民の連帯活動は大いに役立つことができるのだが、政府はただちに効果的にわが同胞の救援を提供しようとすることにおいて、主導的役割を演じなければならない。

それゆえに、ノイノイ・アキノ大統領が、彼の巨額な利益誘導資金を守るために、入口の段階で、ヨランダで起った破壊を利用したことは、むかむかさせるものだ。当初、利益誘導資金は、彼の政権が災害対策や他の労働者・人民向けの目的として、許可しなかった資金である。ヨランダによって引き起こされた破壊のまっただ中で、彼は、私たちのフィリピン同胞にむけて、彼の資金の全てをただ単に投入すべきである。

ヨランダによる広範な破壊は、この国の災害対策のまったくの欠乏を明らかにしている。アキノ政権は、台風監視のハイテク設備について自慢したのだが、私たちの多くの同胞を殺戮した海洋の大波の激しさと規模について、公衆へ正確に警告することに失敗した。仮設避難センターにたいするヨランダの破壊は、気象変動のためによりよく起ることとなっている、強い台風にこの国が直面する時、避難が十分でないことを示すものだ。

超大型台風ヨランダは、全国的災害対策計画の執行に責任を取り、救助作戦の他に、そうした計画へ資金を注ぐ、全国的な政権の必要を明るみに出している。ヨランダの破壊が圧倒的であることを考慮しながら、大統領社会資金や他の形態の利益誘導型資金を防衛し、台風の影響の激しさをレイテの地方政府の責任に帰しているアキノの企てが、こうしたことの理由なのだ。

フィリピン超大型台風被害へ支援を!フィリピン労働者が救援に遅れるアキノ政権を糾弾!


関連情報

BAYAN(新民族主義者同盟)のサイト

KMU(5月1日労働運動)のサイト

awcjapan21@yahoo.co.jp

当サイトに掲載された文章・写真等の無断転載を禁じます。
Copyright © 2005-2013, AWC-JAPAN, All Rights Reserved.