日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
韓国の偉大なる革命家・李寿甲先生が逝去。AWCは各地で哀悼。
韓国労働者人民運動や日本・沖縄・アジアの人民運動において、本当に敬意をささげるべき韓国（朝鮮）の革命家同志、李寿甲（イ・スガプ）先生が、12月24日、逝去した。本当に、つらく、残念だ。
イ・スガプ先生は、1925年生まれ。全評出身で、民主労総鉄道労組名誉組合員であり、AWC韓国委員会の初代代表でした。
私たちとイ・スガプ先生は、1995年、第二回AWC総会への韓国活動家ゲストの参加メンバーとして、出会いました。以降、日韓労働者連帯、反戦反米軍基地、反帝、新自由主義グローバリゼーション反対のさまざまな闘いをいっしょにおこなっていただきました。
イ・スガップ先生は、日本帝国主義による朝鮮植民地支配の時代から、反帝・民族解放・労働者階級解放の労働運動オルグとして、活躍されました。
1945年8・15の朝鮮の解放直後には、南朝鮮で、反帝民族独立・労働者革命の先頭で闘われ、労働者、女性労働者の組織化に奮闘されてきました。解放直後の人民闘争の高揚期、労働者革命を牽引し、南朝鮮の革命的労働者党建設にも貢献されてきました。
一貫して、朝鮮人民の反帝民族解放闘争、労働者階級の解放、社会主義革命のたたかいを牽引し、領導されてきました。
それは、韓国／南朝鮮におけるさまざまな局面の労働者人民解放運動のきびしく豊富な経験を担ってこられたものでした。日帝植民地支配下、解放直後の民族独立と労働者社会主義革命の闘いの大高揚、米軍政とそのカイライ勢力・右翼勢力の反共反革命弾圧の激化、朝鮮南北人民の祖国解放戦争・パルチザン闘争と米国（日）の侵略反革命戦争の激突、朝鮮戦争休戦下の南北分断と軍事独裁政権支配、反独裁民主化闘争、労働者闘争、軍事政権打倒、右翼反動勢力との闘いなどなどです。
1995年から、AWC運動に参加され、アジア太平洋規模で反帝闘争、民族解放闘争、労働者階級解放闘争の国際連帯を韓国側からすすめてこられました。
腐敗と不正、買収、差別分断、資本・帝国主義・国家権力の攻撃、これらに真正面から怒り、体を張って、闘われてきました。素朴で率直で飾らず、情熱的で、労働者と同志と仲間への同志的な愛情は深く、厳しく、本当にあたたかく、勇気と希望をはぐくんでいただく先生でした。誰からも愛され、尊敬される人柄でありました。
日韓・日朝の労働者階級人民の解放闘争・反帝闘争の間には、歴史的な差別分断構造が横たわっています。イ・スガップ先生は、この隔壁を打ち砕き、突破して、労働者国際連帯、反帝・人民共同闘争を担っていただき、こころから信頼し、教えていただく、偉大な同志でありました。
わたしたちは、イ・スガプ先生のご逝去にこころからの哀悼を表明します。イ・スガップ先生の遺志をひきつぎ、日韓・日朝の労働者人民連帯、反帝闘争、労働者階級・被抑圧人民の解放闘争の前進、その勝利をアジアや国際的に推進していく決意です。
万国の労働者、被抑圧民族人民、連帯せよ。
