1月19日名護市長選で、新基地建設に反対する稲嶺さんが再選されました。この闘いの勝利を受けて、1月20日に沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが「辺野古新基地建設の断念を!〝名護 したいーひゃ〟防衛省行動」を呼び掛けました。わたしたちAWC・首都圏もこの緊急行動に参加しました。
緊急行動では、沖縄現地から「ヘリ基地反対協」の安次富さんによる電話での発言がありました。「市長選の勝利を受け、今後も沖縄差別を許さず闘います」という力強いアピールがなされました。またAWC日本連絡会議の鴨居共同代表が、「名護市民の闘いに連帯し、AWCは『アジアからの米軍の総撤収!』を掲げて闘います』と断固たる決意表明をおこないました。
政府は名護市民の民意に従いただちに辺野古への新基地建設を断念せよ
防衛大臣小野寺五典様
2014年1月20日沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
1月19日投開票の名 護市長選挙で、辺野古への新基地建設に断固反対する稲嶺進市長が4155票の大差で再選された。辺野古への新基地建設に反対する名護市民の民意が明確に示された。
この間政府は、『恫喝、圧力、懐柔』で沖縄選出の自民党国会議員と自民党県連を辺野古容認へと転換させ、そして仲井真知事を屈服させて、辺野古の埋め立て申請を承認させてきた。
名護市長選挙では、『基地の場所は政府が決める』『名護市長選挙の結果に左右されず辺野古移設進めていく』と民主主義を否定する強権的な恫喝で名護市民を威圧してきた。
さらに、『地域振興に500億円規模の名護振興基金を作る』として、札束でほほを叩くやり方で名護市民を愚弄してきた。
まさに政府の金力、権力を総動員して、稲嶺市政を 転覆させて、基地建設を強行しようとする沖縄差別政策である。
この政府の前代未聞とも言える卑劣極まる選挙の介入に対して、名護市民は人間の尊厳と誇りをかけて、政府の圧力を跳ね返して、稲嶺進市長を再選したのである。また、稲嶺市長の再選は、沖縄県民の県内移設に反対する揺るぎのない総意の結集でもある。
政府はこの選挙の結果と、辺野古への新基地建設に反対する8割の県民の反対世論を重く受け止めるべきである。
私たちは、政府・防衛省に以下のことを強く要求する。
名護市長選挙で明確に示された名護市民の民意に従い、ただちに辺野古新基地建設を断念すること。