米韓合同軍事演習=朝鮮戦争をやめろ!米軍総撤収を求め、オバマに抗議を!安倍打倒を!
米韓合同軍事演習弾劾!3・13アメリカ領事館抗議行動
日時: 2014年3月13日(木)午後6時から
場所: 在大阪アメリカ領事館前
(京阪淀屋橋駅 番出口より徒歩10分)
よびかけ: アジア共同行動日本連絡会議
米軍と韓国軍は2月24日より、米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」および野外機動訓練「フォールイーグル」を開始しています。毎年春に行われているこれらの演習・訓練は、朝鮮民主主義人民共和国への戦争重圧を加え、北東アジアの平和創造を著しく阻害しています。それゆえ私たちはこの米韓合同軍事演習を弾劾し、アメリカ領事館抗議行動に取り組みます。
AWC韓国委員会は、2月24日の合同演習開始時に、左派労働者会や「平和と統一を開く人々」など39団体と共に、「軍事訓練中断と韓半島非核化、平和交渉再開」を掲げて、ソウルの米大使館前で「街頭記者会見」(抗議行動)を行いました。今回の大阪での米領事館抗議行動は、こうした韓国の労働者・民衆のたたかいに連帯するものです。
アジア太平洋重点化戦略のもとで、米国・オバマ政権は同地域における軍事プレゼンスを飛躍的に強化しようとしています。辺野古新基地建設、高江ヘリパッド建設、京丹後米軍Xバンドレーダー基地建設などの策動もその一貫です。また、韓国、フィリピン、オーストラリアなど各地で米軍基地と米軍プレゼンスが強化されようとしています。アジア太平洋地域のたたかう労働者・民衆と連帯し、日米軍事同盟の強化を許さず、アジア太平洋からの米軍総撤収の実現に向けて闘いましょう!
米韓合同軍事演習弾劾!3・13アメリカ領事館抗議行動への多くの皆さんの参加を呼びかけます。
【ホームページからのアピール】
朝鮮戦争を許さない!オバマは朝鮮戦争演習をすぐにやめ、米朝平和協定締結=米朝国交正常化へと転換しろ!安倍政権の改憲-戦争国家化を阻止するぞ!朝鮮半島の自主的平和統一を支持しよう!あらゆる差別排外主義を許さないぞ!
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朝鮮戦争の再開準備である米韓合同軍事演習が大規模に2月24日から始まった。これは、「キーリゾルブ」(指揮演習など)、「フォールイーグル」(朝鮮戦争の大規模侵攻作戦演習)と呼ばれ、4月18日まで続く朝鮮戦争の大演習である。米軍兵力は、約1万3千名が出動し、核兵器投下や地下深部まで爆撃できるB52戦略爆撃機を投入している。沖縄米軍基地はもちろん、極東最大規模の米海兵隊飛行場となった岩国基地からも、殴り込み部隊の米海兵隊が出撃し、攻撃ヘリコプターや空飛ぶ棺桶「オスプレイ」が普天間基地ー岩国基地から飛び立ち、朝鮮半島を戦争危機に叩き込んでいる。韓国軍も約20万以上の規模で戦争作戦を繰り広げている。
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こうしたアメリカ帝国主義による朝鮮戦争の挑発と実働演習に断固として反対する。
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朝鮮半島はいまなお61年間も休戦状態がつづき、一触即発の核戦争危機が深まっている。これは、1945年8・15に日本帝国主義・天皇制権力の朝鮮・アジアへの侵略と植民地支配がアメリカ帝国主義とアジア各地の民族解放闘争に敗北し崩壊したのだが、その後、朝鮮半島が人民による自主的な解放状態へ進む情勢にたいして、アメリカ帝国主義の侵略と反革命の戦争が継続していることを意味する。
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しかも、敗戦日本の反動政府と独占資本は、朝鮮戦争特需で経済復興のテコとし、朝鮮半島の戦争休戦=南北分断化の危機を利用し、自衛隊の設立と増強、日米安保=米日軍事一体化の強化、憲法9条の破壊と実質改憲化を推進した。また、韓国への日本資本の再侵出と経済の従属化をもって、今日の日本帝国主義によるアジア経済支配の踏み板としたのである。朝鮮半島への戦争攻撃と経済侵出、そして在日朝鮮・韓国人への差別・排除が、戦後の日本政府・独占資本の基本政策であった。そしてアメリカ帝国主義との軍事同盟=日米安保によって、日本政府・独占資本は米国とともに、アジア各地人民の解放闘争に敵対し、反共体制と従属化のもとへとアジア各地を支配・再編しようとしてきた。
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現在、沖縄人民が告発する日米の差別軍事支配も、幕藩体制・戦前・戦中・戦後・「復帰」後を貫くところの、日本帝国による侵略=「琉球処分」にほかならない。
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また、中国・台湾への分断と台湾支配層へのテコ入れも、日米政府・独占資本は強めてきた。
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わたしたちは、日米帝国主義による朝鮮戦争策動、南北分断化、アジア支配の強化に反対し、アジア各地の人民連帯、沖縄解放闘争の推進によって、反戦・反グローバリゼーション・反差別の連帯と共同の闘いをくりひろげてきた。だからこそ、朝鮮半島南北の自主的平和統一や労働者民衆解放の闘いと連帯し、在日の闘いと連帯し、沖縄解放闘争を強め、台湾の労働者解放・両岸統一の闘いや、フィリピン人民の戦闘的闘い、米国人民の反戦反差別闘争など、アジア太平洋各地の反帝・労働者人民解放運動への連帯活動をひろげ、国際的な団結を強めてきた。われわれは、反戦反核、反侵略、反差別、国際連帯の営々とした闘いにもとづいて、現在の米韓合同軍事演習=朝鮮戦争攻撃、日米軍事演習と安保強化に抗議し、断固として反対し、軍事的な介入支配と殺戮をぜったいに許さない。
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一方、日米合同軍事演習もまた、さきの一ヶ月間、米海兵隊と陸自特殊部隊との「離島奪還の上陸演習」といった侵略的攻撃力と部隊の一体化をもって、激化している。釣魚諸島をめぐる中国との軍事対決を具体的想定すると喧伝されながら、朝鮮半島やアジア・世界での日米軍事一体化の侵攻作戦が強化されている。安倍政権によって、秘密保護法強行制定、沖縄・辺野古新基地建設の埋め立て強要、集団的自衛権行使の閣議決定策動、原発の輸出と再稼働、天皇制・排外主義の強化、解雇特区・TPPなど、強権的搾取的な戦争国家化が一挙に強まっている。これは、戦後民主主義や反戦反侵略反差別反グローバリゼーションの国際的闘いを破壊しながら、日本独占資本のアジア支配と労働者人民の搾取強化を支えきるためのクーデター的で差別排外主義的な体制転換である。
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われわれの回答は、明らかである。アメリカ帝国主義の朝鮮・アジアへの侵略戦争を許さず、日米安保粉砕、安倍政権打倒である。その闘いの核心こそ、戦後において血と汗を流し闘ってきた、反戦反核、反侵略、反差別、新自由主義反対、国際連帯であり、労働者人民の団結のいっそうの強固化である。
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アメリカ帝国主義・オバマ政権は、朝鮮戦争策動をすぐにやめ、米朝平和協定締結へと転換することである。イラク、アフガニスタンからの米軍撤収を急ぎ、アジアからの米軍撤収を決断していくことである。
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アジア共同行動日本連は、原発の輸出・再稼働を阻止し、全廃炉化をかちとるべく、この間、全国各地で全人民決起の一翼を担っている。韓国や台湾の3・11反原発の共同闘争と連帯し、闘っている。そして米日帝国主義の朝鮮戦争策動・軍事同盟に反対し、朝鮮半島の自主的平和統一支持、在日との連帯、沖縄解放闘争推進、アジア労働者人民解放闘争の国際連帯をいっそう強めていく。きたる三月一三日には、大阪の米領事館への米韓合同軍事演習反対、朝鮮戦争反対の抗議行動をたたかう。仲間の皆さん、戦争と差別と搾取貧困化に敢然と反撃し、ともにたたかおう。
2月24日のソウルでの米大使館前「記者会見」
左派労働者会 (2月25日の記事)
2014キー・リゾルブ/フォールイーグル演習反対記者会見が行われました。
韓米連合司令部が2014キー・リゾルブ/フォールイーグル演習を開始する今日(2/24)午前、AWC韓国委員会と平和統一社、参加連帯など39個の市民団体らと共に米大使館の前で軍事訓練中断と韓半島非核化、平和交渉再開を要求する記者会見を進行しました。
今回進行されるキー・リゾルブ/フォールイーグル演習は、北朝鮮を相手に核武器および大量殺傷兵器の使用兆候だけ発見しても先制打撃をすることまで範囲に入れており、戦争の危険性を高めることで戦争危機を解消するのではなく戦争危機を高めさせるだけです。
参加者はそれぞれ準備してきたプラカードを持って戦争演習中断と対話開始、平和協定締結などを要求して声を張り上げてスローガンを叫びました。今日記者会見は韓米連合戦争指揮所がある城南のTANGO(戦争指揮所)前をはじめとして富川、仁川、全北、光州、全南、大邱、釜山など全国で同時刻に進行されました。
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