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ソウルでも3・11反原発行動、日韓連帯をかちとる!


AWC韓国委員会、左派労働者会等は、日本での反原発運動に連帯し、3月11日には午前に在ソウル日本大使館前での「街頭記者会見」(抗議行動)を行い、夕刻には若者たちを中心にソウル中心部のシンチョン(新村)での取り組みを行っています。東京ではこの日、経産省前テント広場での集会が行われており、AWCの首都圏のメンバーが日韓共同行動として、たたかいました。

以下、韓国・ソウルでの反原発行動の報告です。

(1)左派労働者会のホームページより(3月11日の記事)

2014年3月11日(火)は福島核事故3周年になる日です。 福島核事故の被害はいまだ続いているが日本の安倍政権は原子力発電所再稼働と核発電輸出を持続的に推進しています。 日本では3月8日京都、3月9日大阪で原子力発電所に反対する大規模集会が進行されたし、今日東京、日本経済産業省の前で抗議の行動が進行しています。

韓国でも同じように日本と共に共同行動を進めました。 AWC韓国委員会、アルバ労組、左派労働者会、青年左派、青年緑色ネットワーク、平和キャンプが午後1時、日本大使館の前で記者会見を開催しました。 また、午後8時からは新村(シンチョン)一帯で福島核事故3周期追慕パレードが予定されています。 大いなる関心お願いします。

(2)3・11の在ソウル日本大使館前でのホ・ヨングさんの発言

福島事故災害と脱核

ホ・ヨング

福島の原子力発電所の爆発事故が起きてから3年が過ぎた。広島原爆の1000倍を超える威力で炸裂した原子力発電所では今でも放射能が流出している。一日約3000人の労働者が放射能除去作業などに投入されているが、いつ終わるか分からない状況だ。労働者はすべて非正規下請労働者だ。彼らは多段階構造の中で、賃金を搾取されている。さらに深刻なのは、白血病などのがんを誘発する放射線に被曝しているという点だ。東京電力は、放射能の危険基準値に接近するほど被曝した労働者を解雇する。それで問題がないように見える。しかし基準値も問題で、被曝した労働者が解雇された後、どんな病気を病むか分からない。日本政府は、過去3年間事故現場に投入されて仕事をして死亡した労働者の数を明らかにしないでいる。

福島の住民の数十万人が今も難民生活をしている。このところ子供たちの甲状腺がんの発生率は、チェルノブイリよりも速く、その数も多い。 300Km離れた東京でセシウムが検出されるなど、汚染は全国的だ。放射能が福島原子力発電所事故地域の地下水によって海に漏れている。放射能は様々な魚種を汚染している。韓国の場合、日本から輸入している魚の放射能汚染状況も五里霧中だ。日本の持てる者たちの移住も増えている。それができない人々は子どもでも条件が許せば南西に移住させている。しかし、ほとんどの人々は、日本政府が安全だと欺くように生きていくしかない。

福島原子力発電所事故の災害から教訓を得られなかった日本の安倍政権だ。日本政府は原子力発電所の再稼働と輸出までしようとしている。韓国政府も同じだ。中国、日本、韓国など東アジア地域に密集している原子力発電所は現在、反対を超えて脱核運動に進まなければならない。福島の事故以来、日本人の3分の2が脱核に賛成している。韓国だけでなく、東アジア地域の労働者・民衆が連帯して、原子力発電所の廃棄闘争を力強く展開しなければならない。

*日本では3月8日に京都、3月9日に大阪で大規模なデモがあった。 3・11に東京経済産業省の前で抗議デモが行われた。

(2014.3.11、AWC韓国委員会、左派労働者会、アルバ労組、青年左派、青年緑色ネットワーク、平和キャンプ主催、福島事故3周年日韓共同行動」さよなら(Good Bye)核」の記者会見)

ソウルでの3・11反原発行動・その1

ソウルでの3・11反原発行動・その2

ソウルでの3・11反原発行動・その3

ソウルでの3・11反原発行動・その4


関連情報

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