集団的自衛権の閣議決定阻止!6・19千名決起から7・1絶対阻止へ
安倍政権による憲法9条破壊、集団的自衛権行使容認の閣議決定をめぐる攻防がはげしい。人民闘争によって、ぜったいに阻止していかなばならない。6月22日までの国会開催中に閣議決定するとぶちあげた安倍の意図は、人民の大衆闘争によって、粉砕された。国会論議も人民との討論もない密室談合そのものである自民党と公明党の与党協議。このなかで、公明党は例によって、じゃれて、じゃれて、反対ポーズから容認することがはっきりしている。集団的自衛権行使容認=改憲・戦争国家化の大転換が、安倍反動右翼などの自民、公明、みんな、橋下の維新、ゆい、石原慎太郎・極右勢力など国会の保守翼賛体制のもとで、人民主権や民主主義をおしつぶそうとしている。許してはならない。人民闘 争の大衆行動によって、閣議決定阻止の徹底抗戦あるのみである。
6月闘争、とりわけ集団的自衛権反対のたたかいは、日比谷/国会で数千の人民闘争を数波にわたって闘い、ついに6・19官邸前では1500名が結集した。
わたしたち、AWC日本連も6月アジア共同行動をたたかうなかで、6月19日の官邸前抗議に結集していった。わたしたちの海外の連帯団体のひとつ、韓国人民運動のピョントンサ(平和と統一を開くひとびと)は、ファシスト安倍政権のかつての侵略戦争美化や集団的自衛権行使への改憲攻撃に反対し、3名の拘束者をだしながら激しく日本大使館抗議を闘い、急遽、日本遠征闘争を決定し、事務局長の訪日行動となった。とくに元日本軍「慰安婦」問題を日本政府が公式に認めた河野談話を再検証するという、とんでもない安倍政権によるアジア侵略の美化と戦時性奴隷制の居直り行為を徹底的に糾弾して、訪日闘争を展開している。韓国ピョントンサ事務局長は、6月19日夜の官邸前抗議行動において、韓国人民を代表し、はげしい怒りと抗議・糾弾を安倍首相官邸へたたきつけた。
さらに集団的自衛権行使容認の閣議決定を阻止するために、全国各地でとりくんでいこう。安倍首相官邸への包囲・抗議・反対の大衆行動をたたかおう。
7月1日(それまで)が、集団的自衛権行使容認の閣議決定をねらう日といわれている。7月6日、安倍がオーストラリア訪問する予定であり、オバマのリバランス(再均衡)戦略のもとに対中国をにらんだ、日米同盟を軸とする豪、韓国、フィリピン・ASEANとの集団的自衛権確立がねらわれているからである。
AWC勢力は、全力で海外のなかまとともに、集団的自衛権―日米の武力行使を阻止する闘いを推進しよう!
AWC首都圏事務局長の報告
韓国ピョントンサ事務局長の訪日闘争を支え、官邸前抗議行動にたいして、AWC首都圏の参加や韓国人民闘争代表の連帯アピールを構成することに尽力した、AWC首都圏事務局長は次のように総括した。
6月19日、集団的自衛権行使容認に反対する首相官邸前抗議行動が「戦争を許さない千人委員会」主催で行われ、私たちAWC・首都圏も参加し共に闘いました。
この抗議行動には韓国からピョントンサの仲間も合流し発言を行いました。「安部政権は河野談話を見直し、『慰安婦』問題を清算しようとしている。私たちはこれを許さない。集団的自衛権行使容認―解釈改憲とはつながった問題だ。韓国民衆も共に闘う!」という、力強いアピールを発せられました。こうした発言を受けて、千人委員会事務局の方は「アジア人民と連帯して改憲―戦争をとめよう!」とこの日の行動を締め括りました。
抗議行動の後、ピョントンサの仲間とともに経産省前脱原発テントひろばを訪問しました。
|