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日本連絡会議ニュース
7．9川内原発再稼働をやめろ！規制委員会抗議行動 第2波（全国行動）
7月9日、原子力規制委会が川内原発1，2号機の適合性審査を地元住民の6割以上の反対を押し切って、今秋にも再稼働するために「審査書(案)」を出そうとしていることに対して、急遽、全国行動2波が取り組まれた。AWC首都圏から参加しました。
六本木ファーストビル（規制委会ビル）前には、折しも台風8号の余波の雨の中、「かごしま反原発連合有志」の松元成一さん、「原発いらない福島の女たち」の黒田節子さんが遠方から抗議・申し入れ行動に駆け付けました。なんとしても川内原発再稼働を阻止しなければという強い思いと危機感が、前回（5．14第1波）を上回る102名の参加者で怒りの抗議行動になった。その中には広瀬隆さんもいました。
12時から反原発自冶体議員・市民連盟の方の司会・進行の下で、主催者発言に立った柳田さんは、冒頭、規制委会は原子力安全・保安院と何も変わっていない。福島の過酷事故を全く反省していないと糾弾しました。9月から規制委に就任する田中知の問題にも触れながら、川内原発を優先して再稼働すれば日本を滅ぼす。原発ゼロにすれば規制委会はいらない！何故、再稼働か！？今、再稼働推進か！？応えられないのだ。電気は足りているから。原発で儲ける、そして、安倍政権の集団的自衛権容認閣議決定に見られるように、日本の核武装準備を進めるために再稼働がゴリ押しされようとしている。しかし、原子力軍事力で平和は守れないと、弾劾しました。さらに、地震動を上げたからといって安全ではない。火山（桜島）をモニタリングすれば安全なんて言うのは、真っ赤なウソで、新たな安全神話。避難の問題も、事故が起きたら戻れない。規制委会は再稼働イエスなんて何なんだ！規制委会は推進委員会だ！全国の仲間と川内原発再稼働を全力で阻止して行こう！と、力強く呼びかけました。
台風上陸情報の中、鹿児島から飛んできた松元さんは「毎日、毎日が不安だ。鹿児島住民は困惑している。この政策は間違っている」と糾弾しました。「カルデラの爆発が一番怖い。種子島などで小さな地震が起こっている。一番川内原発が危ない。子どもが安心して暮らす次の世代へ命を繋いでいくことが求められている。65％の住民が再稼働に反対している。川内原発再稼働は絶対認めない。未来永劫審査書を出してはダメだ。規制委会は絶対に出さないでください」と、切実な要請をしました。
福島から「抗議文」を携えてきた黒田さんは、「7．3環境省抗議行動」の報告の中で、特記すべき事として、「原発いらない福島の女たち」から2名が外国人特派員協会に於いて記者会見をして、世界中のメディアに福島の現状を訴えることができたことを話されました。
最後の方を引用します。（記者会見資料より）を補足します。
「2日前には、安倍内閣が、日本国憲法の立憲主義、平和主義を根幹から揺るがす、集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行しました。私たちは、このような軍国化の強行と、原発推進、被ばく受忍強要は、三位一体のものだと感じており、この全てに対して強く反対いたします。」
その後、黒田さんは福島の過酷な現状を、「福島は何ということか！？」と繰り返し悲嘆し、「わたしたちの苦しみを分からない規制委会は孫、子を連れて福島で暮らしてくれ！再稼働など断じてあり得ない。福島を忘れないでと言うが、福島は覚えられていません！子どものガンについても、ほんとうのことは分かっていない。国や県はうそぶいている。ウソつくな！ほんとうにほったらかしてウソを言い続けるのか！？」と、激烈に弾劾しました。そして、「『女たち』の一人ひとりが苦しみの中で、さまざまな活動の中で、変わってきた。これからもあきらめずに闘っていく。」と、熱い決意が述べられた。
この日の抗議・申し入れ行動には、☆「再稼働阻止全国ネットワーク」「福島原発事故緊急会議」も参加。抗議文代読：「原発反対柏崎刈羽地元住民有志」「島根原発増設反対運動」「さよなら原発佐賀連絡会」
尚、伊方を初め続々と全国にある原子力規制事務所に抗議・申し入れ行動が予定されている。そして、規制委会は9日に予定されていた川内原発「審査書（案）」の提示を来週以降に延期すると決めた。川内原発再稼働阻止の闘いもいよいよ正念場を迎える。審査書(案)の破棄を勝ち取ろう！シュプレヒコールに「規制委会解体！」が追加された。7月16日(水)11時～12時半に、第3波が呼びかけられている。全国各地で川内原発再稼働阻止の闘いに立ち上がろう！
