集団的自衛権閣議決定への抗議声明。辺野古新基地工事への閣議決定反対!
集団的自衛権行使容認を一方的に閣議決定した安倍政権へ抗議・批判と怒りが渦巻いています。7月1日の歴史的暴挙では、沖縄人民の7割以上が辺野古新基地建設に反対し、名護市長選でも辺野古反対の稲嶺市長が再選されたことにをまったく無視した強権的な辺野古工事着工の制限水域拡大も閣議決定しています。以下に、アジア共同行動日本連絡会議の抗議声明を掲載します。辺野古新基地建設阻止にむけた名護・ヘリ基地反対協議会の緊急アピールを 掲載します。戦争国家への歴史的大転換や沖縄差別軍事支配と日米同盟の強化をすすめる安倍政権の打倒をたたかいましよう!
声明
7月1日、自民党―公明党連立による安倍右翼反動政権は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を強行した。これは巨万人民の反対の声を無視した暴挙である!韓国・フィリピンをはじめとするアジア諸国人民も、日本が再び「戦争する国」へと踏み出すことに反対している。わたしたちアジア共同行動日本連絡会議は、満腔の怒りを持って、この歴史的な暴挙を弾劾する。
集団的自衛権行使容認は、戦争をする国家の宣言である。かつて日本が引き起こした侵略戦争の歴史の全面的清算である。90年代、日本の自衛隊派兵に対し て、元日本軍「慰安婦」の糾弾決起がなされたことを忘れてはならない。日本の戦争責任を追及するアジア人民の糾弾を、安倍はあらためて踏みにじったのだ。わたしたちは日本の軍事大国化をぜったいに許しはしない。アジア人民と連帯した反戦闘争の真価にかけて、アジア共同行動日本連絡会議は、これと全面的に対決していく。年内に策動されている、日米ガイドライン改定を阻止すべく闘おう。今秋臨時国会における、戦争法制制定と闘いぬこう。
この改憲攻撃は、日米軍事一体化の画歴史的強化である。日本帝国主義が米帝国主義とともに、アジア・全世界人民に銃口を向けることを決断したということだ。日本帝国主義はアジア人民に対して米帝国主義と同等の 敵として自らを登場させてきたということである。同時に集団的自衛権の行使容認は、たんに米国との一体化のみではない。武力行使の新3要件に示された中身は、日本独自の海外派兵や武力の行使を可能とするものだ。わたしたちは「日米軍事一体化阻止!自衛隊の海外派兵反対!アジアからの米軍総撤収」を掲げて安倍政権と対決していく!
現憲法の根幹をなす「戦争放棄」を一内閣の閣議決定によって破壊することを決して許してはならない。これは明確な「立憲主義」の否定である。安倍政権は超法規的手法をもって、すなわちファシズム的手法をもって改憲を強行したのだ。わたしたちはアジア人民との実践的・具体的連帯の闘いとして安倍政権打倒を闘いぬく。
同時に、「戦争する国」の実体としての軍事基地の撤去を闘おう。わたしたちは沖縄・岩国・神奈川の反基地闘争、京都X バンドレーダー基地建設反対の闘いを、地域住民と連帯して闘う。そしてこれらの闘いの高揚から安倍政権を追い詰めていく!
反帝国際連帯万歳!
7月1日
アジア共同行動日本連絡会議
» 辺野古制限水域拡大・海底ボーリング調査反対緊急アピール(PDFファイル・約170KB)
|