日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する 日本連絡会議ニュース |
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8・6広島青空集会、国際連帯で成功!2014年の8月6日、広島の原爆被爆の日。広島には青空がなく、43年ぶりの雨が朝まで続いた。広島や岩国、大竹などは豪雨や土砂災害の警報が出され、JR山陽線や高速道路の一部が閉鎖され、到着に遅れざるを得ない人々も出た。 今年も、被爆二世の会などの実行委主催によって、原爆ドーム前で広島青空集会が行われた。韓国の青年運動など人民運動も、ソウルで、同日に、反核行動に取り組んでいる。また、ILPSや韓国の青年左派が直接、広島青空集会に参加した。山口や福山、関西から若者の参加も多かった。 最初に、関西からの参加団体が司会を務め、広島青空集会は開催された。冒頭、この間の被爆者・被爆二世(三世)の逝去を追悼し、その犠牲者への思いを馳せて、黙祷した。その後、被爆二世の会から、集会基調が訴えられた。「核と人類は共存できない」ことをさらに発信し、原発も軍事基地も核兵器もない社会の実現をめざしていくこと、韓国・平和団体との共同行動であること、反戦を闘い続けること、在外被爆者への被爆者援護法適用の要求、国の被爆者切り捨てや認定制限を許さないこと、被爆二世・三世への健康診断など国家補償の実施、原発反対などを報告した。 うたは、福山から来られた、恒例の「あじあん」さんだ。そのなかまは、カープの帽子やサンフレチェのTシャツをきている。福山では、8月8日に大空襲があり、多くの犠牲を出したそうで、毎年、その日にピースフェスティバルを行っている、と。「夏に咲く花夾竹桃 戦争終えた その日から 母と子供の おもいをこめて 広島の 野にもえている 空に太陽が 輝くかぎり 告げよう世界に 原爆反対を・・・」と夾竹桃のうたや、オリジナルの「平和憲法の歌」が熱唱された。 メッセージでは、「2014.8.6韓日青空共同行動」のアピールが読み上げられた。 各団体・個人からの発言では、AWC日本連がアピールした。反戦反核被爆者解放の重要性を確認し、沖縄・辺野古での新基地建設阻止の闘いや岩国基地強化反対、京丹後の米軍Xバンドレーダー基地反対の攻防を担っていることを語る。格差と貧困・生活破壊を強め、集団的自衛権閣議決定など戦争する国へ突き進む安倍政権の打倒をよびかけ、今後の予定として、8月末の岩国反戦合宿、11・29-30の岩国反基地国際シンポなどを訴えた。 韓国ゲストからは、ソウルでも反核の共同行動が行われていること、またコリ原発の拡大やその送電線を阻止する行動をたたかってきたこと、韓国のコリ原発事故がおこれば東アジア全域が放射能汚染されるために国際連帯で原発や核兵器を廃絶すること、などがアピールされた。 ILPSの国際ゲストからは、原爆ドームがアメリカ帝国主義による大虐殺の戦争犯罪・人道への罪の象徴であることを断罪し、反帝国主義の国際組織であるILPSを紹介し、原発廃炉や核兵器廃絶を闘うと語った。同じく、別のILPSの仲間は、米国のマサチューセッツ州にて、近くの原発・核の施設への第三者機関による調査を行い、危険性やそれが核兵器製造とつながっていることなどに抗議し、集落をあげて、核反対にとりくんでいることを訴えた。 連帯労組・やまぐちからは、排外主義集団が日本民衆の利益に反した「反日」ぶりを徹底的に暴露し、糾弾していった。 やまぐち障害者解放センターの仲間は、安倍政権の福祉切り捨て・障害者排除の政策を批判し、これを是正する要請行動、街頭や学園での反戦平和のビラ配り、学生介護者の組織化などを報告し、安倍政権の打倒をたたかうと発言した。 AWC関西青年部(準)からは、岩国基地強化反対の取り組みとともに、関西・京都で米軍Xバンドレーダー基地建設への反対行動を行ってきたこと、若者の貧困 問題をとりあげた運動、そして岩国反基地行動の一環として「岩国☆希望の祭」を準備し、戦争の拠点とするのではなく平和の発信地へとする企画をよびかけた。 憲法を活かす市民の会・やまぐちからは、安倍政権のもとで集団的自衛権や辺野古新基地や岩国愛宕山米軍基地などむちゃくちゃな憲法違反が行われる現在の最悪情勢を弾劾した。いまが正念場であり、憲法を活かすのは「いまでしょ」と、強烈にアピールし、岩国基地反対闘争の強化を決意した。 閉会の言葉は、やまぐち障害者解放センターのなかまから、「安倍政権を打倒しよう」で締めくくられた。 シュプレヒコールを全員で訴えた。
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