日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
オバマはイラク攻撃をやめ、朝鮮戦争準備を断念せよ！
オバマはイラク攻撃をやめろ！朝鮮戦争準備を断念しろ！世界中から米軍の侵略的展開を撤収せよ！
アメリカ帝国主義・オバマ政権が、8月8日、ついにイラク空爆を再開した。イラク北部のアルビル周辺にて、「イスラム国」武装勢力にたいして、ペルシャ湾の米空母から出撃したF18攻撃機がレーザー誘導ミサイルを撃ち込んだのである。イラクのマリキ政権は、すでに6月から米軍のイラク攻撃を要請し、300名以上もの米軍事顧問団がイラク政府軍やグルド系親米勢力への戦争指揮を開始してきた。そして現在における米軍の本格的なイラク攻撃再開へと到るのだ。
我々は、オバマのイラク軍事攻撃の再開を徹底的に弾劾し抗議する！オバマは、イラク再攻撃をやめ、米軍のイラク撤兵を完全に実施するよう、求める。同時に、アフガニスタンからの米軍撤収、ならびにイスラエル軍のガザ攻撃にたいする容認や支援をやめ、アラブ中東における人民虐殺の侵略戦争を完全に止めるよう、徹底的に要求する！
そもそもアメリカ帝国主義のイラク戦争は大量破壊兵器の保持やイスラム武装勢力支援を行うフセイン政権を打倒するという理由で2003年に発動した。しかし、それらの戦争の理由は、まったくの嘘であった。本当の狙いは、反米政権を軍事力で打倒し、親米政権と入れ替え、その下でイラクの石油利権や復興・建設など経済権益を強盗的に略奪することであった。膨大なイラク人民の虐殺や荒廃化のもとで、アメリカ帝国主義は貧しい米兵の大量犠牲を強要し、軍産複合体・石油独占・建設大資本などや金融資本がぼろ儲けしてきたわけである。
今回のアルビル周辺における米軍の「イスラム国」武装勢力への空爆は、イラク北部の石油と建設や投機資本の米国権益をまもるための強盗的侵略戦争にほかならない。オバマはイラク軍事攻撃の再開が長引くと言い始めた。
要するに、アラブ中東、北アフリカにおいて、各地の人民の反独裁民主化闘争や、パレスチナ独立など自決権の闘い、あるいは反米欧のイスラム武装勢力などにたいして、強盗的戦争による大虐殺を進め、アメリカ・欧州主要国・イスラエルによる再分割支配を激化させているのである。
オバマ政権はイラク人民のへの虐殺と強盗戦争をやめろ！イスラエル軍によるガザ攻撃やパレスチナ占領と人民虐殺を支援せず、これをやめさせろ！再びのイラク戦争を即刻やめ、各地で米軍の侵略展開をやめ、総撤収をするよう、われわれはこれらを強く徹底的に要求する。
同時に、アジア太平洋地域において、米軍強化と日米同盟強化、そして朝鮮戦争や対中国軍事緊張、東南アジア支配などがオバマ政権によって狙われている。アメリカのアジア太平洋覇権戦略と結合し、これを利用して、安倍極右政権が集団的自衛権―日米軍事一体化を進め、憲法や民主主義を破壊し、戦争する国づくりに邁進している。われわれは、このことも絶対に許すことができない。
とくに、米軍再編攻撃は、沖縄の民意を踏みつけにした辺野古新基地建設着工攻撃・高江ヘリ基地工事、自衛隊の与那国島・石垣島など沖縄への配備増強、岩国基地大強化・愛宕山米軍住宅建設強行、京丹後の米軍Xバンドレーダー基地建設の問答無用着工、佐賀空港へのオスプレイ配備など、現憲法や人民主権の破壊がはげしくなっている。ぜったいに許すことはできない。
われわれは、朝鮮戦争阻止、対中国戦争準備反対、沖縄―「本土」の米軍基地撤去―日米安保破棄を断固として求める。アジア侵略戦争を二度と繰り返さない戦後69年の反戦平和の闘いを発展させ、なによりも沖縄人民、アジア人民との連帯を強め、日米同盟によるアジア侵略戦争をぜったいに阻止することを決意する。
以上
2014年8月中旬
アメリカ大使館への抗議を！
〒107－8420 東京都港区赤坂1－10－5 アメリカ大使館
キャロライン・ブービエ・ケネディ 駐日米国大使 あて
電話03－3224－5000
FAX03－3505－1862