日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
8月18日 オスプレイ（空飛ぶ棺桶）反対！厚木基地への抗議行動
米軍再編攻撃―日米軍事一体化と集団的自衛権がはげしく強められ、具体的には沖縄・辺野古新基地建設、岩国愛宕山米軍住宅建設、京丹後・米軍Xバンドレーダー基地建設などの着工強行ですが、各地で反撃の直接行動が取り組まれています。
とりわけ沖縄・辺野古の新基地建設攻撃は、8月14日、とんでもなく拡大した建設区域の海上浮きブイの設置が米軍当局・沖縄防衛局・海上保安庁・沖縄県警・民間警備会社・建設会社などによって強行されました。沖縄の民意は8割弱が辺野古新基地建設に反対しています。「本土」でも、辺野古新基地建設阻止の闘いは、息の長いたたかいとして、沖縄現地と連帯し、闘われています。われわれAWC日本連も、首都圏の「辺野古への基地建設を許さない実行委」の一員として、行動的なメンバーを辺野古現地攻防に派遣しています。
そして、工事区域の立ち入り禁止の浮きブイ設置の後、ボーリング調査が強行されています。辺野古現地でも、海上でのカヌー隊、キャンプ・シュワブのゲート前では座り込みなど、辺野古新基地建設を許さない、とことんの抵抗闘争が行われています。全国から、海外から、この攻防への支援を集中していきましょう。とにかく、反対行動への人的資金的支援を進めていこう。広く深い、闘いへの大衆的な連帯と団結を築き、反対行動を推進していきましょう。必ず、勝つことが出来ます。
東京の防衛省前には、8月15日、辺野古現地での浮きブイ設置強行に反対する辺野古実の抗議行動は、約200名以上をあつめ、抗議の怒りを防衛省へとたたきつけました。いいゾ！
そうしたなかで、8月18日、普天間基地に強行配備された殺人欠陥機・オスプレイが、東富士／北富士の演習場での訓練と称して、厚木基地へ立ち寄った。これにたいする抗議行動が厚木基地の北側フェンス沿いで繰り広げられました。主催は、基地撤去をめざす神奈川県央共闘、神奈川平和運動センター、厚木爆同、第四次爆音訴訟団、でした。AWC日本連もよびかけられ、10名弱で現地で闘いました。総勢150名があつまりました。
この日、オスプレイ（よく落ちる欠陥機なので空飛ぶ棺桶と呼ばれる）は、午前10時すぎと11時前に、沖縄・宜野湾市の普天間基地から2機編隊を2回、ぜんぶで4機を富士演習場へむけて出撃させました。
途中、岩国基地を中継し、それぞれ1時間、立ち寄ったそうです。岩国基地は、滑走路の沖合拡張を終え、基地そのものが増強され、沖縄・嘉手納米空軍基地に並ぶほどの強大な米海兵隊航空基地になっています。朝鮮戦争や対中国戦争の巨大な出撃前線基地として、岩国米海兵隊飛行場はその役割と機能を飛躍的に強めています。米軍再編攻撃では、17年の愛宕山米軍住宅建設と厚木基地艦載機59機の移駐（実は、両方使用する）が進められています。岩国住民と支援は、06年の市民投票で勝利し、政府・防衛省のアメとムチの攻撃で押し返されながらも、「岩国は負けない」と決意し、ねばりづよくたたかっています。
負けない岩国住民と連絡しながら、オスプレイの厚木基地着陸に反対する神奈川の闘いは、この日、午後3時すぎに、オスプレイが飛来することを把握し、午前10時からの抗議行動、午後1時からの抗議集会、その後の監視行動と抗議が闘われた。
AWC日本連も、旗を2本、米軍基地フェンスに縛りつけ、神奈川の闘う仲間とともに、終日、抗議を行いました。厚木基地には、横須賀を母港とする原子力空母ジョージ・ワシントンからの艦載機F18スーパー・ホーネットが全機、乗り付けていました。時折、2機編隊づつ、猛烈な爆音を轟かせて、訓練しています。これにも、抗議をつづけました。
自衛隊機のP3C哨戒機も、離着陸を繰り返しています。これも、抗議しました。
抗議集会では、主催の四団体と、これに関連する教組や横浜水道など労働組合やバスストップの会などが、基地反対、オスプレイ反対、沖縄反基地闘争連帯などをアピールしていきました。
その後、遂に、オスプレイが厚木基地に飛来しました。空飛ぶ棺桶は、不気味です。日米合意では基地の外でプロペラを上下にむけたヘリ・モードはできません。しかし、日米合意違反におかまいなしで、ヘリ・モードで飛来し、抗議のなかを着陸していきました。空飛ぶ棺桶は、日米合意を無視しています。やはり、殺人欠陥機です。一刻も早く、オスプレイの普天間配備と全国飛行訓練をやめ、米国で廃棄すべき代物です。
それが、防衛省ではオスプレイを自衛隊配備し、佐賀空港に配備することが明らかになりました。反対あるのみです。
オスプレイ撤回、米軍再編反対、日米軍事一体化―集団的自衛権を粉砕する闘いをつよめ、安倍政権を広範な人民闘争によって打倒していこうではありませんか。
沖縄・辺野古現地で基地建設のボーリング調査阻止をたたかう、わたしたちの仲間は、マスコミのインタビューで、次のように話しています。「国の圧力が増しているが、毎日抗議を続けることで諦めないという意志を伝えたい。明日も海に出て抗議をつづける」と。
がんばろう！
