名護市議選で基地反対派が過半数の勝利!辺野古現地攻防へ、いっそうの支援を!
沖縄の名護市議選は、9月7日に投開票され、辺野古新基地建設に反対する稲嶺市長の与党が過半数を制した。
基地反対派は、14議席となった。一方。自民党は野党候補(基地推進・容認)に全面的なテコ入れを行い、企業の組織票などで11議席となった。ほかに、公明党2名が「移設反対」を掲げた野党として存在している。自民党が「本土」・中央から財政支援など野党系候補に圧倒的なテコ入れを行ってきた。激しく厳しい名護市議選の選挙戦がくりひろげられた。辺野古現地でのボーリング調査や新基地の関連施設建設の強行にたいする阻止闘争の攻防がおこなわれるなかで、基地反対派が過半数を制した意味は限りなく大きい。自民党の札ビラで名護市民のほおを叩き付けることを、名護市民は拒否し、戦争の拠点である辺野古新基地建設に反対を明らかにした。名護市民は、またも、政府の辺野古新基地建設にNOをたたきつけた。この沖縄人民、名護市民の民意に政府は正面から向き合い、辺野古新基地建設を直ちに断念することである。
名護市長選で稲嶺市長の再選という基地反対派の勝利、名護市議選の基地反対派の勝利につづき、11月沖縄知事選には、基地反対派候補が圧倒的な勝利を示すにちがいない。
日米の差別軍事支配、辺野古新基地建設などに怒る、沖縄人民の自己決定権は、沸き立っている。
辺野古新基地建設阻止の現地攻防へ、全国から支援の人や資金を集中していこうではないか。沖縄人民の解放闘争は、辺野古新基地建設阻止の攻防をつうじて、安倍政権を確実に追いつめている。
安倍による内閣改造は、極右勢力・「日本会議」をさらに大量に内閣や自民党要職に引き入れ、侵略戦争体制と愛国主義・差別排外主義そして新自由主義を全面展開しようとしている。
安倍政権の辺野古新基地建設の強行を阻止する現地攻防は、決定的に重要である。全国から、人が、資金が、辺野古決戦へ集められていくこと、これが勝利の大きなカギとなる。
AWC日本連は、このかん、この現地闘争を担ってきた。キャンプ・シュワブのゲート前の抗議行動、海でのカヌー隊の抗議活動などが沖縄防衛局・警察権力・海上保安庁・警備会社などの暴力的弾圧をいっさいゆるさず、体をはって、展開してきたし、きている。いっそうの人と資金を辺野古現地攻防に集中していこう。
同時に、米軍再編-日米軍事一体化と集団的自衛権に反対する闘いは、辺野古現地攻防を頂点として、岩国基地強化反対、京丹後の米軍Xバンドレーダー基地建設阻止など、各地でくりひろげられている。これらを結合し、さらに、韓国・フィリピン・台湾・インドネシア・米国の反戦・反米軍の闘いと連帯し、アジア・世界から米軍をたたきだしていかねばならない。
がんばろう!
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