米軍基地はいらない!京丹後・米軍Xバンドレーダ搬入反対!9・28現地集会とデモをかちとる!
「京都にも沖縄にも、東アジアのどこにも米軍基地はいらない!Xバンドレーダー搬入反対!9・28全国集会 in 京丹後」が、現地の経ケ岬、宇川地区で開催されました。5月27日以降、米軍Xバンドレーダー基地の建設着工が強行されるなかで、約400名を超えて、全国から結集し、集会とデモを闘いました。
その怒りと抗議と抵抗は、韓国からの十名弱の参加者、辺野古新基地阻止をはじめ日米の差別軍事支配からの沖縄解放をたたかう参加者、岩国基地反対運動からの参加者、神奈川の基地強化に反対する参加者を迎えて、取り組まれました。
もちろん、米軍基地建設反対丹後連絡会や、「止めよう経ケ岬の米軍レーダー・危険な戦争準備を許さない」緊急京都府民の会、滋賀県民平和・人権運動センターからも、連帯あいさつが行われました。
地元の「米軍基 地建設を憂う宇川有志の会」からのあいさつと現地報告をうけました。代表の三野さん、事務局長の永井さんから、それぞれ受けました。基地建設や米軍駐留にともなう様々な諸問題を抗議し問い合わせても、関係当局がまったく応えない状況。住民の民意や安全安心を無視した日米安保体制の暴力的抑圧にたいしいて、抗議と怒り、さらなる持続した反対闘争の決意を述べられました。
近畿各地や全国からの参加者は、現地からの安保と米軍基地建設の横暴さに、許しがたい怒りと現地の闘いへの支援の思いを改めて強めていきました。
各地からの反基地運動からの発言が続きました。クンサン米軍基地、ピョンテク米軍基地、チェジュド・カンジョンの海軍基地建設、これら の反対闘争、各地の米軍犯罪反対や米軍の環境破壊阻止などを担う韓国発言者が最初でした。京都北部の米軍Xバンドレーダー基地が韓国での新たなミサイル施設建設と一体化していることなどが暴露され、東アジアでの反基地連帯が不可欠であることなどを確認していきました。
沖縄からは、辺野古新基地建設を阻止する現地の闘いが暴力的弾圧を受けるきびしいなかで、先日の約六千名の大抗議行動に見られるように、広く大きな希望をもった闘いの内容が報告されました。オジー、オバーが座り込み、搬入トラックに体を張った阻止闘争、膨大な海上保安庁の部隊が抗議のカヌー隊や船団に襲いかかり弾圧する姿はかつての沖縄戦での米軍上陸を想起するもので震えるほどの許しがたい怒りをもつこと、自分たちの子どもやそ の子どもたちも抗議集会に参加し、世代を超え、沖縄の未来をかけた闘いであること、などなど。「もの言わぬ民は滅びる」と、きびしく、かつ、集会参加者へのおもいをこめて、訴えられました。
岩国からは、米軍軍属の出勤中に交通事故でなかまが轢殺された悔しさが訴えられました。日米地位協定のもとで、米占領軍の特権、基地周辺住民の差別抑圧、これらが報告されました。
神奈川からは、こうした反基地のネットワークが重要であること、京丹後での米軍の犯罪などの問題が発生するなら、神奈川の米軍司令部への抗議をおこなうなど、京丹後現地住民への連帯行動と激励を誓うアピールが行われました。
集会まとめでは、各地の反基地闘争と連帯していくこと、10月中にあるレーダ ー搬入の反対闘争、現地での反基地運動の長期支援体制の構築、などで集約されました。
その後、久僧海水浴場に移動し、宇川地区をデモしました。現地の住民の方が手を振って応えていただきました。途中、自衛隊経ケ岬レーダー基地や、それに隣接する建設着工された米軍Xバンドレーダー基地工事区域への抗議行動も繰り広げられました。京都府警は、デモ隊への挑発的ないやがらせをくりかえし行ってきました。しかし、デモ隊は、現地住民の方々に、ていねいにアピールを行い、支援と激励をいっかんして行っていきました。
現地の全国集会は、闘いの本格的な推進の機会となり、現地住民の反対の思いを支援・激励し、そして沖縄・岩国・神奈川の各地と韓国からの 連帯を構築し、成功をかちとりました。
米軍再編―日米軍事一体化と集団的自衛権を阻止する具体的な闘いの一つは、辺野古新基地建設阻止など沖縄の現地攻防であり、岩国基地大強化=艦載機移駐や愛宕山米軍住宅の反対であり、神奈川の基地反対であり、東京・横田基地強化の反対闘争、そして欠陥機オスプレイの配備・飛行訓練の撤回にあります。
さらに闘いを前進させよう!安倍政権は、あせり、いきずまっています。安倍政権打倒、米軍再編―集団的自衛権の阻止をかちとっていこうではありませんか。
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