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フィリピンKMUILPS発、労働者弾圧に抗議する11・16国際行動デーへ!


フィリピン人民を先頭とした国際反帝闘争ネットワークであるILPS(国際人民闘争連盟)から、11月16日の労働者弾圧に反対する国際行動デーが発せられました。わたしたちAWC-JAPANも、国際人民闘争連盟に参加し、とりわけフィリピンの戦闘的労働運動センターであるKMU(五月一日労働センター)が中心でになうILPS「第五委員会」には、積極的に参加してきた経過をもちます。毎年、4月下旬から5月上旬のKMUよびかけのISA(国際連帯会合)には、かならず、連帯して、派遣団を送っています。国際人民闘争連盟第五委員会(労働運動セクター)のよびかけを掲載します。


11月16日:労働組合への弾圧に反対し抗議する国際デー

2014年11月11日
国際人民闘争連盟(ILPS)第五委員会の作成

労働者国際闘争イニシアティブと、労働者に関するILPS第5委員会によって発令される

私たち、フィリピン、オーストラリア、ベネズエラ、アルゼンチン、セネガル、米国の労働者団体は、わたしたちの基本的人権への攻撃であり、世界中の労働組合への継続する広範な攻撃に反対し、激しく抗議する日として、11月16日を刻印するよう、あらゆる労働組合と労働者に呼びかけます。

ルイシタ大農園

2004年11月16日、フィリピン・タルラック州ルイシタ大農園で砂糖圧搾場や砂糖工場の約6000人の強力なピケットラインが銃撃されました。7人のストライキ参加者が銃撃で死亡し、少なくとも121人が負傷しました。121人の負傷者のうち、32人が銃撃の傷で苦しみ、11人は子どもたちであり十代であり、4人は60歳以上でした。

この後、数週間や数ヶ月のうちに、6人のリーダーが暗殺され、2人のピケット参加者が撃たれて重傷を負ったのでした。これらの殺害にたいして、誰も説明をしてきていなかった。2013年11月、ルイシタ大農園では、土地を求める労働者闘争が続く中で、一人の工場の労働組合リーダーが殺されました。

ルイシタ大農園は、フィリピンの現大統領の家族によって所有されています。彼は、2004年11月16日の時点、大農園の経営者でした。このように、ルイシタ大農園は、フィリピンの労働者と貧農の諸条件を象徴しています。

ルイシタ大農園の虐殺の10カ年として、あらゆるところで労働組合弾圧に直面するすべての労働者と連帯して、わたしたち皆が立ち上がろうではありませんか。

世界中の現在の描写

国際労働組合総連合(ITUC)によれば:

  • 2013年には、1951人の組合活動家が暴力を受け、629人が集団的行動をとったために違法な拘束をうけています。

  • たった一つの国でもっとも高い数字の殺害は、2013年では前年から8人増といった26人の組合活動家が殺されたコロンビアで起こりました。

  • 組合活動家が、カンボジア、バングラデシュ、フィリピン、メキシコ、ホンデュラス、グアテマラ、コロンビア、モーリタニア、エジプト、ベイニンの10カ国で殺されました。

ストライキをする権利は、世界中のほとんどの194カ国に存在していますが、少なくとも87カ国の法律と慣例はスト権からあるタイプの労働者を除外しています。中央アフリカの全8カ国とソマリアは、すべての労働者の諸権利を否定しています。

各国政府は、労働者の諸権利を圧倒的に支える人民ではなく、大企業の利益にたって、行動しています。14カ国の一般公衆の世論を測定した国際労働組合総連合のグローバル世論調査は、スト権を支持する人民が75%であると見いだしました。しかし、さる12ヶ月以内の37カ国は、合法的で平和的なストライキにたいして、罰金や拘束を課しました。

77パーセントから94パーセントの圧倒的多数による世論は、労働者の健康、雇用、人らしく生きる最低限の賃金、集団交渉する権利、労働組合を結成する権利、これらを保護する法律を支持しています。

組合つぶしの攻撃をすすめる資本家

世界中において、組合活動家への殺害、逮捕、勾留、そしてストや組合の破壊は、現在まで7年間も荒れすさぶ大恐慌にたいして、資本家と労働者の間の利害の衝突の激しさを明らかに示しています。

中米やラテンアメリカを例外としながら、資本家たちは、世界銀行や国際通貨基金のような国際機関とおなじく、国民政治や民族政府を支配しています。彼らは、大恐慌と第二次大戦から学んできた勤労人民の社会的民主的な獲得物を後退させるために、レーガンとサッチャーが1980年代に駆使した新自由主義の思想によって行動しています。

労働者と労働組合は、これらの搾取と抑圧の攻撃的思想とたたかうために、それらを学んで団結しなければなりませんし、彼らを打ち負かす政治行動をすすめるために、団結しなければなりません。わたしたちは、99パーセントと将来の世代の安全安心と繁栄をつくるために、かちとるべき世界をもっています。

http://www.ituc-csi.org/ituc-global-rights-index-2014

ワーキンズ(WORKINS)は、2011年、フィリピン・マニラの国際人民闘争連盟の第四回国際総会の第5委員会で提案され、2013年12月のインドネシア・バリでWTO閣僚会議に反対する人民のグローバル・キャンプにて立ち上がった、労働組合のネットワークです。

http://workins.wordpress.com/

労働者弾圧に抗議する11・16国際行動デーへ!・その1

労働者弾圧に抗議する11・16国際行動デーへ!・その2

労働者弾圧に抗議する11・16国際行動デーへ!・その3

労働者弾圧に抗議する11・16国際行動デーへ!・その4


関連情報

ワーキンズ(WORKINS)のサイト

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