日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する 日本連絡会議ニュース |
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1・22東京地検の不起訴処分を弾劾する!東京地検の不起訴処分を弾劾する!「検察に良心はないのか!」「福島の叫びを聞け!」のプラカードであふれる!1月22日、東京地検は東電幹部の原発事故責任を問う「福島原発告訴団」の訴えを不起訴にした。今度で2回目になる。福島の切なる訴えを切り捨てた東京地検を徹底弾劾する。あれだけの大事故を起こしながら、だれも責任を取らず罰せられないといったことが許されるだろうか!福島原発の事故、とりわけ大津波が襲ったら壊滅的被害がでることは予測され、多くの地震学者なども警告していたのだ。東電幹部がそれを知らない、予測できないなんてことは絶対にいえない真実なのだ。地検が真面目に捜査すればすぐに事実が判明するのだ。「巨悪を撃つ」だとか「正義を守る」と、言いながら、地検は結局権力側に顔をむけていることがハッキリした。「司法の中立性」「権威」は地に落ちた。さいど検察審査会の判断に委ねられることとなった。 この決定を受けて1月23日には東京地検前で緊急の弾劾集会が取り組まれました。最初に「告訴団」団長の武藤類子さんが発言しました。「がっかりし、そして悲しい。地検は被害者に向き合わず、加害者のほうをむいています」と弾劾し、抗議・要請文を読み上げました。次に海渡弁護士は「保安院の大津波の不作為や揉み消しの事実があるのに、裏づけ捜査もしないのは問題だ。被告の3名を絶対強制起訴に追い込む。証拠がたくさんあるので絶対負けない自信がある。皆さんとともに最後まで闘い続ける。」と決意を述べました。 そして、福島の住民から次々と怒りの発言が続いた。福島市の佐々木さんは「もう民主々義はないのかと怒りで一杯だ。この決定は東電の弁明書だ。この過酷な事故の苦しみをどうおもっているのだ!」と声を振るわせて発言しました。富岡から会津に避難している古川さんは「くやしくて、くやしくてたまらない。私たちは仮設に閉じこもっている。私たちは被害者だ、被害者だと、言われているのに、加害者がはっきりしないからだ。」と強く弾劾しました。郡山の森園さんは「夜もろくに眠れなかった。地検はどこを向いているのか!政財界に白旗をあげたのか!?検察は恥を知れ!」と怒りを込めて訴えました。最後に佐藤副団長が発言しました。「捜査したというのは屁理屈で中身がない。また地検の担当は公安部だ。主権者が治安の対象となっている。第2次の9名の告訴も同じ担当だが、闇の捜査はさせない。生存権の確立を目指して闘い続ける。」と、力強く締めくくりました。 東京地検のこの蛮行は、全国の民衆から非難されるだろう。福島は何も前進していない。処理しきれない汚染水は海に投棄しようとしている。除染作業は一向に効果があがらない。福島原発廃炉はいつになるか目途も立たない状況だ。現場労働者は疲弊し、事故が多発し、最近も2名が死亡している。こんな現状でだれも責任が問われないとは、絶対に許されないことだ。 「福島原発告訴団」はこんな状況にもめげず、トコトン闘いを継続していくことを宣言している。私たちも支持・連帯し、ともに闘って勝利していこう!! |
関連資料» 東京地検不起訴処分に対する抗議文(PDFファイル・約193KB)
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