[連名のお願い]
朝鮮戦争終息と朝鮮半島の核危機解消のための地球市民宣言
(締切り:2015年5月1日)
こんにちは、ピョントンサです。平和のごあいさつを申し上げます。下記の「朝鮮戦争終息と朝鮮半島の核危機解消のための地球市民宣言」へのご参加を呼びかけます。個人連名または団体連名を受け付けています。
今回の宣言文は、朝鮮半島上の核危機と、これにより触発されている軍事的緊張を解消するための、より根本的で包括的なプランを提案するために作成されました。
「参与連帯」と「平和と統一を開く人々(ピョントンサ)」は、4月27日から5月22日までアメリカ、ニューヨークで開かれる国連核拡散禁止条約検討会議(NPT Review Conference)に参加して、この宣言文を発表する予定です。(5月4日にサイドイベントにて発表予定)
この宣言に賛同してくださる個人または、団体は5月1日(金)まで名前と団体名を、それぞれの国の言葉と英文で書いて返信アドレス(gayoon@pspd.org)に送ってくださるようにお願いします。
貴団体が参加している他の共闘組織にも回覧をお願いします。
例)
名前: オ・ヘラン(英語表記:Oh Hye-ran)
所属: 平和と統一を開く人々(英語表記:Solidarity for Peace and Reunificatin of Korea)
宣言文について問い合わせ事項がある場合は、いつでもメールください。ありがとうございます。
朝鮮戦争の終息と朝鮮半島の核危機解消のための地球市民宣言
―朝鮮半島平和協定締結と非核地帯化で、核なき世の中を早期に実現しよう―
この宣言は、核兵器なき世界に向かう展望を暗くさせている朝鮮半島周辺の軍事的緊張と核対立の根本的で包括的な解決法を提案するためのものです。
私たちの提案
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朝鮮半島核危機解決のために、2005年9.19合意に立った6者会談を早急に再開しなければならない。
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停戦体制の終息と新しい平和協定締結のための南北・米・中など関連当事国間の会談を6者会談と同時にあるいは先制的に推進しなければならない。
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朝米、日朝関係の包括的関係改善のための両者対話を6者会談と同時にあるいは先制的に推進しなければならない。
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南と北は対話と協力を拡大し、周辺国はこれを積極的に支援せねばならない。
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朝鮮半島と東アジアの軍備競争を触発するミサイル防衛協力をはじめとする韓米日の軍事協力/同盟推進を中断しなければならない。
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東アジア平和の砦である日本平和憲法を無力化する日本の集団的自衛権の追求を許してはならない。
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朝鮮半島の非核化議論は、朝鮮半島あるいは北東アジア次元の非核地帯を建設する展望の中で行われねばならない。
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朝鮮半島平和協定の締結と並行して、南北がそれぞれ結んだ相互敵対的な軍事同盟を段階的に解消して、朝鮮半島と東アジアの共同安保に寄与する互恵的で平和的な関係へと転換せねばならない。
70年前、広島と長崎に投下された原子爆弾は、日帝によって徴用された韓国労働者7万人余りにも人道的災難をもたらした。冷戦の余波で朝鮮半島が分断され、まもなく朝鮮戦争に突入した。不安定な停戦体制下で分断された朝鮮半島は、世界で最も多くの軍備が集結する場所であり、核戦争の恐怖が持続する東アジアの火薬庫になってきた。
北朝鮮の核をめぐる、この20年間の相互不信と対立
1994年の朝米ジュネーブ合意から21年が過ぎた。その間、朝鮮半島核問題を平和に解決するための多様な追加的な合意があったが履行されず、結果的に北朝鮮は3回の核実験を強行した。
アメリカと韓国当局は、北朝鮮が合意を破って対話局面を利用して核兵器開発を強行したと主張しているけれど説得力がない。アメリカのような核保有国が先に北朝鮮に対する消極的安全保障の合意を破ったり、硬直した敵対政策で相手を刺激した事例が少なくなかったからだ。この点から、朝鮮半島の核危機は、少なくともどちらか一方ではなく、アメリカと北朝鮮、韓国と北朝鮮、周辺国と北朝鮮の間の累積した不信によって悪化してきたと見うる。
失敗した非現実的な解決法: 敵対と封鎖
去る20余年間、アメリカの同盟国とパートナーが主に動員してきた圧迫と封鎖、核の傘と軍備強化のような一方的な対北朝鮮政策手段は、北朝鮮の核問題をめぐる対立の解決に全く効果的に作動しなかった。北朝鮮の核をめぐる葛藤の歴史を注意深く見れば、交渉と対話が進行されている間は、少なくとも北朝鮮の核兵器開発が中断されていたが、その反面、「敵対的無視」や「戦略的忍耐」という名前で、北朝鮮に対する圧迫と封鎖に重点を置いていた時期には、北朝鮮の核保有量が増え、長距離ロケット性能も改善された。特に体制崩壊あるいは体制転換のような主観的な期待を抱いたまま対話を排除する政策は、事態を大きく悪化させた。
韓米当局は、「北朝鮮が非核化への誠意を行動で示すならば、対話のドアは常に開けている」と言う。だが、非核化という目標を対話の前提とするこのような態度は、北の核問題を解決する真摯な意思なしに、事実上、膠着状況を持続するという態度に過ぎない。あらゆる封鎖を甘受し3回の核実験を強行した北朝鮮に対して核計画を放棄することを要求するためには、相互に信頼できる新しくかつ大胆な提案が追加されねばならない。
新しい包括的解決法: 平和協定締結、関係正常化、非核地帯化
何より朝鮮半島の停戦体制を平和体制に変え、朝米・日朝関係を正常化することと、北朝鮮の核の廃棄を包括的に結び付ける解決方法を探らねばならない。朝鮮半島の核対立は、不安定な朝鮮半島の停戦体制の一部であるからだ。このような脈絡から、6者共同声明での合意により、朝鮮半島平和協定の締結のための関連国の間での交渉と、朝米・日朝関係の正常化のための両者交渉を始めることが朝鮮半島核危機を解決する第一歩になる。
第二に、朝鮮半島はもちろん、東北アジアから核の脅威を根源的に除去するための包括的な解決法を追求しなければならない。朝鮮半島の核対立は、東北アジアと地球的次元で進行中の核対立の一部であるからだ。朝鮮半島と東北アジアで核の脅威を相互に除去する最も効果的な方法は、朝鮮半島から開始して東北アジア非核地帯を建設することだ。
第三に、朝鮮半島と東アジアに存在する多様な紛争と軍事的対立を互恵的な協力関係へと転換するための努力を併行しなければならない。朝鮮半島の不安定な停戦体制は、第2次世界大戦の前後に形成された東アジアの歴史的対立構造の一部だ。このような特性を無視して、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を理由に、日本の集団的自衛権追求を許容し、韓・米・日の軍事協力を強化することは、東アジア地域に深刻な軍事的緊張と軍備競争の悪循環を招くだろう。日本の平和憲法を守ることは、朝鮮半島平和協定と共に東アジア平和協力体制形成の核心的軸である。
問い合わせ
参与連帯平和軍縮センター ペク・カユン幹事(peace@pspd.org,+82 (0)2 723 4250)
平和と統一を開く人々 オ・ヘラン(spark946@hanmail.net,+82 (0)2 711 7292)
連名(個人/団体)