川内原発再稼働弾劾!現地抗議行動をたたかう!
九州電力と安倍政権は、8月11日、地元や全国の圧倒的な反対の民意を踏みにじり、川内原発一号機の再稼働を強行しました。福島第一原発事故の収束も原因究明もできず、福島の11万人避難民や数千名の被曝労働を強制し、被害者補償の切り捨てや放射能汚染地帯への帰還促進などの構造的問題は、放置されたままです。川内現地でも、住民避難計画を放棄し、巨大火山噴火や地震などの予想される災害対策も無視し、川内原発再稼働が強行 されるなど絶対に許されません。
アジア共同行動は、九州山口実行委、京都/関西、首都圏から、そして韓国の青年運動の仲間とともに、8・9全国集会の2000人結集の一翼をにない、8月8―11日の現地抗議行動をたたかいました。
川内原発再稼働阻止の現地行動を報告します。これからも、原発の再稼働と輸出に反対し、核兵器廃絶、すべての原発の廃炉をもとめて、たたかいましょう。
川内原発再稼働阻止の現地闘争に参加しました。アジア共同行動からは九州・山口実行委のメンバーをはじめ、関西や首都圏からも現地に駆けつけました。また、来日中だった韓国の青年緑ネットワークのメンバーも現地行動を共にしました。
8月11日午前10時30分の九州電力による川内原発一号機の再起動を怒りを込めて弾劾します。本当に許せない思いです。九州電力は、川内原発の安全性、火山噴火や過酷事故対策、住民の避難計画などをめぐる住民の不安や疑問にまともに答えてきませんでした。周辺自治体からの住民説明会の開催要求も無視してきました。そして何よりも、この川内原発再稼働は、いまだ避難生活を強いられている福島の人々をはじめ、大多数の人々の原発廃炉への思いをあからさまに踏みにじるものです。
私が現地に到着したのは8月8日の夕方でしたが、現地では前日7日から連続行動が取り組まれました。連日炎天下のなかでの取り組みでした。9日の現地大集会には東京から飛行機をチャーターして駆けつけた人々を含め、約2000人が集まり、集会場となった久見崎海岸から川内原発正門前まで、灼熱の太陽が照りつけるなか、デモ行進を行いました。
川内原発のゲート前は、とりわけ再稼働日の11日は、警察による過剰な警備体制が敷かれていました。警察自身が正門前に鉄柵を並べ、大人数で立ち並び、そのために九州電力の職員さえ正門から発電所のなかに入ることはできませんでした。このようにして、九州電力と国家権力は、正々堂々と正門から入構して原発を再稼働することをあらかじめ放棄したのです。彼らはそのような形でしか川内原発を再稼働させることができませんでした。それを強制したのは、地元川内や鹿児島県の人々を先頭にしたこのかんの原発再稼働阻止のたたかいです。
10日、11日と川内原発正門前で座り込みを中心とした抗議行動が取り組まれました。11日早朝からは車列による正門の逆封鎖も行われました。正門前では民意を無視した原発再稼働に対する人々の激しい怒りが渦巻いていました。
安倍政権はこの川内原発再稼働を突破口に、伊方、高浜など全国での原発再稼働を狙ってくると思います。この攻撃と各地・全国で敢然として対決し、再び稼働中の原発ゼロの状態をつくりだし、すべての原発の廃炉を実現するために、断固としてたたかい続けよう!そして、私たち労働者・民衆の反原発運動をさらに大きく発展させ、原発推進内閣である安倍政権を打倒しよう!
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