日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する 日本連絡会議ニュース |
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台湾での8・15抗議行動8月15日、台北の日本交流協会(大使館に相当する施設)前での抗議行動が取り組まれました。台湾の30以上の団体がこの行動に賛同し、参加しました。「日本軍国主義の復活に反対し,アジアの平和を守ろう!日本は侵略戦争の罪責を反省し、謝罪せよ!」が主要なテーマでした。これは同時に、日本の戦争法案に反対し、戦争法案反対闘争を闘う日本の民衆への支持を表明するものでもありました。写真と、アジア共同行動日本連からの連帯メッセージを掲載します。
連帯辞日本敗戦70周年/台湾光復70周年という歴史の節目となるこの日、アジアの平和を求め、日本軍国主義の復活に反対して、台北の日本交流協会前での抗議行動に立ち上がっている皆さんに心から敬意を表し、日本から連帯の挨拶を送ります。また、新安保法案に反対する日本人民の闘いへの皆さんの注目と支持に感謝します。 安倍政権が推進している新たな安全保障関連法案は、「集団的自衛権の行使」を口実に、日本の軍隊が米軍を筆頭とする同盟軍と共に、アジア太平洋および全世界を舞台に侵略戦争・軍事介入を遂行できるようにしようとするものであり、まさに「戦争法案」に他なりません。多くの日本の人々がそれを「憲法違反」だと考え、また、安倍政権の強引な手法に「立憲主義」の危機を感じ取り、連日のように全国各地で戦争法案反対の闘いに立ち上がっています。 安倍政権は決して日本人民の意思を代表しておらず、現在の日本の国会もまた、人民の意思を正しく反映していません。それゆえ、私たち日本の人民は、街頭で声を上げ、何度も国会を包囲し、人民の本当の意思を為政者たちに突きつけています。実際、各種の世論調査によっても、過半数を遥かに超える人々が新安保法案に反対しています。そして、その数は日を追うごとに拡大しており、それとは逆に、安倍政権の支持率は日々低下しています。 「戦争放棄」を謳う日本国憲法第九条は、かつて日本帝国主義の侵略戦争・植民地支配によって甚大な犠牲を強いられたアジア太平洋地域の人々に対する日本人民の「誓約」だと、私たちは捉えてきました。それは歴史の事実を直視しようする者にとっては、きわめて深刻な誓いです。それゆえに私たちは、いま安倍政権がこの誓いを蹂躙し、日本を「戦争国家」にしようとしていることに対して、震えるほどの怒りを感じ、それを阻止するために全力で闘っています。 安倍政権が掲げている安保・外交政策の理念は「積極的平和主義」というものです。何という欺瞞に満ちた言葉でしょうか!アジア太平洋地域の平和をつくりだすための前提は、日本政府が歴史の歪曲を止め、歴史の事実にしっかりと向き合うことです。そして、「戦争国家」化の推進ではなく、元日本軍「慰安婦」や強制連行・強制労働の被害者をはじめ日本帝国主義の侵略戦争・植民地支配によるすべての被害者に明確な言葉で公式に謝罪し、国家賠償を実施することです。 私たちは、かつて日本の労働者人民が自国帝国主義に最後まで抵抗しきれず、植民地支配と侵略戦争に動員され、アジア太平洋地域の労働者人民に銃口を向けていったという痛苦な歴史の反省の上に、二度と同じことを繰り返さないという決意をもって、アジア共同行動日本連絡会議を結成し、以降約20年に渡って、さまざまな闘いに取り組んできました。私たちは、いま日本人民が大きな歴史的岐路に立っていることを深く自覚しています。日本を「戦争国家」にすることを許すのか、それとも、政府による戦争策動を阻止して、アジア太平洋地域の人々と共に平和の内に生きることができる社会をつくるのか。9月27日の国会の会期末に向けて、この二つの道をめぐる安倍政権と日本人民の攻防はますます激しいものになっていきます。 アジア共同行動日本連絡会議のすべての会員は、台湾をはじめアジア太平洋地域の人民と固く連帯し、戦争法案の廃案と安倍政権の退陣に向けて、力の限り闘い抜くことを誓います。 心からの連帯を込めて 2015年8月15日
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議 |
関連資料» アジア共同行動日本連からの連帯メッセージ(PDFファイル・約157KB)
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