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9・18経産省前テントひろば、控訴審結審の報告


9・18「テント裁判結審する―撤去攻撃を許さず闘いぬこう!」

四年にわたり反原発運動の拠点として民衆から絶大な支持を得ていた経産省前テントひろばが、控訴審の最終陳述を終え結審しました。前段には東京高裁前でテントを支持する多くの人々が集まり、激励する集会を開きました。不法占拠の「被告」とされた渕上、正清両氏と、福島からは「原発いらない福島の女たち」をはじめ5人もの人が激励の挨拶を述べました。

15時に開廷した傍聴席は支援者で満杯となり、裁判が進行しました。最初の陳述人は実質テント設立責任者の江田氏です。冒頭、江田氏は「本日9・18は満州侵略のきっかけとなった柳条湖事件が起きた日だ。今の安倍も84年前と同じ立場にたっている」と喝破しました。また「占有者と占有補助者を区別している裁判所は、42名の占有者を無視している」と 、批判しました。第二テントの寺崎さんは「女性が運営するユニークなテントである。…真に日本を民主主義社会にするためにも必要なもの」と、訴えました。第三テントの高瀬氏は「テントは不法占拠ではない。危急存亡の立場に立たされた主権者国民の権利行使にほかならない」と、テント存在の意義を強調されました。「被告」とされている正清氏は「この土地は経産省もポイントパークと呼んでいるものであり、誰でも使えるものである。宿営型の表現の自由であり、憲法でも許されているもの」と、強く主張されました。最後の陳述者として渕上氏が立ち「経産省は原発推進の総本山である。しかし、原発裁判としてできてない。真正面から取り上げていただきたい」と、力強く述べられました。最後 に河合弁護団長が立ち、「今や、原発の安全神話は崩れている。一国を滅ぼすのは原発と戦争なのに、安倍はこの二つをやろうとしている。集団的自衛権と原発は密接に関係している。原発を再稼働させないことが大事。国民運動の拠点としてテントが必要である」と訴えました。

以上で裁判は結審となりましたが、裁判長は次回の期日を指定しませんでした。テントの存在正義は十分展開されました。

裁判終了後、17時から衆議院第一議員会館の大会議室で報告集会が開催されました。国会では戦争法案が強行採決されるかもしれない緊迫した中で、200名近い人々が結集して熱心に耳を傾けました。4年にわたり原発反対を、そして福島の原発被害を、政府に訴え続けてきた意義は重いものがあります。なんとしてもテントを支え、原発廃炉を実現するまで頑張りましょう!!

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その1

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その2

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その3

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その4

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その5

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その6

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その7

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その8

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その9

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その10

9・18経産省前テントひろば、控訴審結審・その11

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