2・26高浜原発4号機再稼働阻止の闘争報告
2・26高浜原発4号機再稼働阻止現地緊急行動に連帯
~関電東京支社へ申し入れ&抗議行動~
関西電力は2月26日、高浜原発4号機の核燃料制御棒の抜き取り作業を開始し、再稼働させた。関電東京支社が入るビル前には高浜4号機再稼働の強行に怒る100名近い人々が続々と駆け付けて、「高浜4号、今すぐ止めろ!高浜3号、今すぐ止めろ!」の弾劾コールが響き渡りました。午後6時から1時間にわたる抗議行動に先だって、午後5時半に9階にある関電東京支社に「再稼働阻止全国ネットワーク」が八木誠社長宛ての抗議・申し入れ書を、読み上げて手渡しました。
高浜4号機は運転開始から30年で、プルトニウムとウランの混合酸化物(MOX)燃料を使った「プルサーマル発電」で、その猛毒性はフクシマの比ではない。2月20日午後3時40分頃に、(ちょうど首都圏から30人余りが大型バスやJRで高浜へ出発して、午後4時からデモに参加)高浜原発4号機で放射性物質を含む冷却水が漏えいしたが、公表は約6時間後であった。関電は原因はボルトの緩みで、ボルトを締め直したので安全だとして、起動を強行したが、原因究明はなおざりのままです。絶対に再稼働を認めるわけにはいきません。
初めに「再稼働阻止全国ネットワーク」が提出した関電への「抗議文」が読み上げられ、続いて、諸団体、諸個人が次々と発言し関電の暴挙を弾劾しました。そして、次の再稼働が目論まれている愛媛・伊方原発の地からも参加者の発言がありました。
東電に代わり原発再稼働の牽引役をめざす関電の責任は重大である。40年を越える原発は廃炉にすると言う規制さえ無視して、1、2号機の再使用延長を申請した。民意を無視し人命を軽視するこの関電の行為は犯罪的だ。金儲け優先の関電の行為は必ずや大きな災難をもたらすだろう。そんな事態をまねかないためにも再稼働阻止と原発廃炉を実現しよう!
(AWC首都圏幹事 高槻民枝)
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