韓国、インドネシアの仲間も、岩国国際デーにとりくむ!
8月21日の岩国基地強化に反対する国際デーには、韓国、インドネシアの仲間も闘いました。
韓国では、AWC韓国委員会代表のホ・ヨングさんや彼の参加する労働党の仲間、そして8/6広島の闘いに参加した韓国青年緑ネットワークの仲間が、ソウルの米大使館前で一人デモによる米軍基地撤去・岩国住民連帯の行動にとりくんだそうです。連帯メッセージも届けられました。写真とメッセージを掲載します。
インドネシアからは今年2月の第四回総会からAWC運動に参加しているインドネシアの民衆闘争戦線(FPR)から、岩国国際デーに関する連絡が届きました。
FPRでは、8月20日に「ストラグル・ナイト」(闘いの夕べ)という約300人が参加する文化イベントを開催しており、その際に岩国基地問題と岩国国際デーについて紹介したということです。AWC第四回総会に参加した仲間から届いた写真を紹介します。
横断幕に書かれている文言の訳は以下のとおりです。
「民衆闘争戦線(FPR)
岩国民衆の反基地闘争支持!
- 岩国にもどこにも米軍基地はいらない!
- 米日軍事同盟に抵抗しよう!
- 米国の介入と侵略戦争を阻止しよう!
国際連帯万歳」
■韓国からのメッセージと写真
第3回 岩国国際デー連帯メッセージ
あなたの平和が私の平和だ
ー第3回 岩国国際DAYをむかえて
去る7月8日、韓米両国は高高度ミサイル防御体系(THAAD、サード)を駐韓米軍に配置することを最終決定し、13日、慶尚北道の星州がサード配備地域として確定された。政府は、電磁波、騒音、戦争危機などサード配備による苦痛を背負うことになる星州郡民の声を完全に無視し、一方的犠牲だけを強要した。8.15光復節には、星州郡民908人が髪を剃って、サード反対に向かう強い意志を見せたが、政府の決意に変更はないようだ。このままいけば、サードは2017年、慶尚北道の星州に配置される。
2017年に命運が分かれる地域は、星州だけでない。2017年、岩国米日共同基地は極東最大の海兵基地へと強化される予定だ。空母艦載機56機が移駐される計画で、アメリカ外には初めて配置される最先端戦闘機F35も岩国基地に配置される。
岩国の住民たちは、すでに第2次世界大戦以降、70年近く米軍基地による犠牲を払ってきた。各種の戦闘機と軍用機の離着陸による騒音と環境問題が絶えることがなく、飛行機からの落下物による事故も頻繁に起こっていた。人口密度の高い日本の住宅街の特性上、戦闘機による安全事故の危険は岩国住民たちの生活を脅かし続けてきた。岩国住民たちの闘争は、基地によって剥奪される日常生活を最小限ではあるが守り抜こうとする生存権闘争だ。
それだけでない。岩国基地強化とともに、沖縄ではヘリコプター基地、辺野古新基地など基地新設が推進されている。続く基地強化と兵器の増加は住民たちの生活を破壊し、戦争危機を高めさせるにも関わらず、政府はより多くの兵器と暴力だけが自国を守る保護の手段だと主張している。岩国基地強化を主張する人々の耳元には、数十年前から基地移転を要求してきた日本社会の声は跡形もない。沖縄基地の新設に関する議論には、毎日のように命をかけて警察と対峙して、基地に対抗して命を死守しようとする沖縄住民たちの存在が削除されている。サード配備に生存権を叫ぶ星州郡民の声が消去されているのと同じように、である。
来る8月21日は、米軍基地の強化のために軍用住宅が作られる予定の「愛宕山地域」の住民たちが、自身の生活を守るために集まった最初の日であり、岩国国際DAYでもある。愛宕山を守る集いは、毎月1日、11日、21日ごとに開かれる。
その他にも岩国、沖縄、カンジョン、星州など、世界各地で生命と平和を守ろうとする動きは続いている。
8月21日をむかえ、平和のために闘う皆さんに連帯のご挨拶を送る。私たちは星州のサード配備、岩国の基地拡張、沖縄の新規基地建設にすべて反対する。私たちは、それぞれ別のものではない。サード配備によって星州郡民が経験した脅威と、岩国住民たちが奪われてきた生は別のものではない。沖縄基地の新設による戦争脅威は、沖縄にだけ限定されるものではない。利潤のために、いかなる戦争も人間性の破壊も甘受することができるという社会に対抗して共に闘おう。
あなたの平和が私の平和だ。
2016年8月21日
韓国青年緑ネットワーク
* 青年緑ネットワークは、岩国国際デーをむかえ、認証ショットを撮り、岩国基地反対キャンペーンを行いました
岩国国際デーの行動を支持して一緒に闘います!
―2017年、極東最大の米海兵隊基地が建設完了予定
今日(8月21日)は、朝鮮半島から300kmしか離れていない日本の岩国に拡張建設されている米海兵隊基地に反対する第3回国際行動の日だ。この日は、この地域の住民たちが「愛宕山」を守る集いを始めた日でもある。
2017年になれば、この地域に極東最大の米海兵隊基地の建設が完了する。日本の海上自衛隊航空基地として活用している米日共同基地だと言うが実際は米軍基地だ。神奈川県の米軍厚木基地に駐留している航空母艦艦載機57機が移駐し、最先端戦闘爆撃機F35も配置される予定であり、垂直離着陸飛行機「オスプレイ」の訓練場として利用されている。
すでに日本最大の米軍基地である沖縄普天間基地からKC130空中給油期部隊が岩国に移され、130機もの戦闘機が密集し、1万人の米軍兵士が駐留する極東最大の米海兵隊基地に変貌しつつある。岩国米海兵隊基地は、朝鮮半島に向かう最前線基地であり、米日両軍の出撃拠点になる見通しだ。
岩国住民たちは、2006年の住民投票を通じて厚木にある空母艦載機の移駐を圧倒的に拒否した。しかし米日両国は、強制的に押しつけている。米軍住宅が建設されている岩国の愛宕山地域の住民たちは、毎月1日、11日、21日に「愛宕山を守る集い」とデモを継続している。
日本の安倍政権は、昨年に戦争法を成立させた後、帝国主義侵略戦争の道に進もうとしている。米日同盟、さらには韓米日軍事同盟を強化しようとしている。これに対抗する中国、ロシア、北朝鮮の対応によって、北東アジア地域に軍事力が集中し新しい冷戦秩序が形成されている。これは地域内の平和を脅かし、戦争の可能性を高めるだろう。
労働党は、<希望の折り鶴>プロジェクトの一環として、今年の8月3月~7日まで、福島原発爆発事故の被害地域、広島平和公園、そして岩国米海兵隊基地を訪問し、愛宕山地域住民との出会いを持った。本日の岩国国際デーを支持し、韓国でも1人デモ(スタンディング)などによって連帯を送るものである。
2016年8月21日(日)
労働党スポークスマン ホ・ヨング
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