日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
韓国サード・ミサイル配備反対の全国行動が発足
韓国では、8月18日、既存のサード配備反対全国対策会議（準）を拡大発展させて、市民宗教団体、地域対策委などが一堂にする全国的連帯組織として、「サード韓国配備阻止全国行動（略称:サード阻止全国行動）」が発足したそうです。
「サード韓国配備阻止全国行動」発足 記者会見
「圧倒的なサード反対の世論形成を通したサード韓国配備阻止」が目標
星州ロウソク集会100日に全国100都市でロウソク集会、汎国民署名運動など展開
全国の90以上の団体が参加日時：2016年8月18日(木)午前11時
場所：フランシスコ教育会館211号星州君民908人が断髪に立ち上がるなど、住民闘争の新しい歴史が記されています。これに対し、全国の市民社会団体が、星州君民の闘争を支持援護する一方、全国的なサード反対世論の形成によって、サード韓国配備を撤回させようと立ち上がりました。既存のサード配備反対全国対策会議（準）をより一層拡大発展させて、市民宗教団体、地域対策委などが共にする名実共に全国的連帯組織として、「サード韓国配備阻止全国行動(略称:サード阻止全国行動)」を発足させようということです。
米軍の高位将軍が相次いで訪韓し、サード韓国配備を催促し、政府と保守マスコミは、「地域エゴイズム」と「第3候補地」などによって星州郡民の闘争を孤立させようとしています。だが、サードは、韓国の防御に軍事的に役に立たず、かえって私たちの平和・安保を脅かして経済に深刻な打撃をこうむらせるのに、星山砲台や第3候補地だけでなく韓国の領土のどこにも配置されてはいけません。
サード阻止全国行動は星州ロウソク集会100日をむかえて、全国100都市でサード反対ロウソク集会、サード配備が招く否定的な後日の禍を国民に広く知らしめる広範囲なオンライン/オフラインの市民行動を展開します。サードを正しく知るための草の根勉強会、宣伝物と署名用紙を持って全国の市民に会って説得します。サード配備撤回のために政府と国会に圧力をかけ、法的対応にも乗り出します。
■主な事業
- 直接行動:100都市で星州と共にするロウソク集会を!
- 全国50都市ロウソク集会(8/26),全国60都市キャンペーン(9/10),全国80都市ロウソク集会(9/30)を経て星州ロウソク集会が100日目になる日に全国100都市ロウソク集会(10/20)
- PR宣伝:汎国民署名運動と広範囲なオン/オフラインの市民行動
- 全国津々浦々で署名運動とキャンペーン
- サードを正しく知るための宣伝物を活用した勉強会
- 歪曲誹謗のマスコミ監視とオンライン行動
- 国会対策事業/法律対応:主権者の名で!
- サード配備撤回国会決議案 採択要求
- 国際連帯:朝鮮半島と北東アジアの平和のための呼び掛け
■主な日程(案)
- 8/26全国50都市同時多発ロウソク集会
- 9/10全国60都市同時多発キャンペーン(星州ロウソク集会60日)
- 9/9-14 中秋（旧盆のような連休）の頃に全国集中キャンペーン
- 9/30全国80都市同時多発ロウソク集会(星州ロウソク集会80日)
- 10/14～20日SCM（韓米安保協議会議）前後に全国集中キャンペーン
- 10/20全国100都市同時多発ロウソク集会(星州ロウソク集会100日)
- 11/7～12日全国労働者大会頃に全国集中キャンペーン
「サード韓国配備阻止全国行動」発足宣言文
百害あって一利なしのサード韓国配備、国民の力で防ぎましょう!
韓米当局の奇襲的なサード韓国(星州)配備決定発表を前後して国内外的にこれに対する反対の動きが広範囲に広がっています。特に韓米当局がサード配備の「最適地」として発表した星州地域の住民たちは、強力で粘り強い反対活動で住民闘争の新しい歴史を記していっています。
今日私たちは星州だけでなく大韓民国のどこにもサード配備はしてはならないという星州君民の熱い呼び掛けに応え、国民の力で必ずサードを食い止めるために「サード韓国配置阻止全国行動」のスタートを宣言します。
韓米当局はサード配備が北朝鮮の核ミサイルから韓国を防御するためのものだと主張します。しかし朝鮮半島は山岳地形が多く、韓国を狙った北の核ミサイルは飛行時間が非常に短いのでサードでこれを防ぎにくいということは韓米当局が自ら明らかにした事実です。それだけでなく北朝鮮は多様なやり方でサード ミサイルの迎撃能力を無力化できます。
さらにサード配備は、当面の朝鮮半島核問題をはじめとする軍事的対決を解決したり、北朝鮮の核能力強化を中断させることができません。かえって問題解決をより一層難しくするだけです。私たちに今切実に必要なことは、サード配備でなく、核対立の平和的な解決です。
それにもかかわらず、韓米当局がサード韓国配備を強行する理由は、中国とロシア、北朝鮮から、米国と日本などに飛んで行く中・長距離ミサイル発射情報を、サード レーダー(AN/TPY-2)を通じて最大限早く正確に探知、追跡、伝播して米国と日本がこれを迎撃するようにするためです。中国が死活をかけてサード韓国配備を反対する理由は、自分たちの脆弱な米国に対する核抑止力が無力化されることを憂慮するためです。
サード韓国配備は、韓国が本格的に米日MDの下位パートナーに編入されるものです。韓米当局が初めからアメリカMDと直接交信することができるように考案されたサード レーダーを配置しておきながら、アメリカMDに連動されないと強弁するのは国民の反発を揉み消そうとする姑息な手段にすぎません。さらには韓米当局が中間飛行段階迎撃体制であるSM-3導入を推進するのは、韓国が米日MD体制に服属させられる完結版といえます。米日の要求によって韓日軍事情報保護協定までが今年中に締結されるならば、韓米日MDを媒介とした日本の集団的自衛権行使にとって鬼に金棒という事態になるのです。このような韓米日三角MD構築は、北東アジアの軍備競争と政治・軍事的対決を激化させて朝鮮半島の平和と安保脅威に跳ね返ってくるでしょう。最大貿易国である中国を敵に回し、そうでなくても困難な韓国経済に深刻な打撃を与え、土地と施設の提供、運営維持費の負担など、国民の血税の浪費を招くでしょう。
サード配備の決定過程で政府が見せた態度は、主権者である国民を徹底的に無視するということでした。政府は形式的な説明会さえ開かないで、奇襲的で拙速にサード星州配備を決めました。どんな説得力ある根拠も提示できないまま、電磁波被害がないと強弁したりもします。今や、星州内の第3候補地を押し立てて星州郡民を分裂させ、各種弾圧によって星州郡民の闘争を無力化しようとしています。
『断髪がどうした。断髪じゃなく私の首でも差し出すさ』
星州で908人が断髪に立ち上がる史上初の闘争を目撃して私たちはただ胸が詰まります。星州郡民は、『私たちが星州でサードを防げば、この土地のどこにもサードは入って来られないだろう』と述べ、『私たちが種火になろう』と誓っています。
もう私たちが星州郡民の激しく感動的な闘争に応えねばならない時です。この闘いは決して星州郡民だけのものではないからです。
私たちは圧倒的なサード反対世論を形成するために、星州ロウソク集会100日をむかえて100都市でロウソク集会を行います。サードを正しく知るための勉強会を開くことであり、宣伝物と署名用紙を持って国民に会って説得します。サードの問題点を知らせ、サード配備撤回を促すオンライン行動も展開するでしょう。サード配備強行を防ぐために国会に権限争議審判と聴聞会などを要求して、行政訴訟と憲法訴訟を提起するなどの法的対応にも乗り出します。私たちはこれを通じて朝鮮半島と北東アジアの平和と安保を脅かし経済に深刻な打撃を与え、住民の人生を破壊する百害無益なサードを必ず食い止めるでしょう。
平和を愛し、サード配備に反対する国民の皆様!
『星州が大韓民国で、大韓民国が星州です.』
朝鮮半島平和を守る闘争に立ち上がった星州郡民の手を堅く握ってください。サード配備がなされるか否かは、国民の皆様の判断と行動にかかっています。小さいロウソク一つで、オンライン広めることで、署名で一緒に闘ってください。朝鮮半島で覇権が激突しないように、星州が米国と日本の弾避けでない平和の聖地として生まれ変われるように、力と智恵を出し合ってください。国民の皆様が立ち上がるならばサードは防ぐことができます。
2016年8月18日
サード韓国配備阻止全国行動
参加団体(現在の参加団体91団体、全147団体)（社）朝鮮戦争戦後民間人犠牲者全国遺族会、1028愛学闘連建国大抗争記念事業会（準）、21世紀韓国大学生連合、健康権実現のための保健医療団体連合（健康社会のための漢方薬剤師会、健康社会のための歯科医師会、労働健康連帯、人道主義実践医師協議会、真の医療実現青年漢方医師会)、境界を越えて、拘束労働者後援会、クムジョングル人権平和財団、キリスト教社会宣教連帯会議、キリスト教一般信者時局対策委員会、分かち合い文化、労働党、労働社会科学研究所、労働人権会館、労働者連帯、労働者連帯学生グループ、労働戦線、緑色党、緑色連合、別の世界に向かう連帯、タサン人権センター、檀君民族平和統一協議会(檀君教、檀君民族平和統一協議会、韓民族運動団体連合、国祖檀君記念事業会、独立有功者遺族会、民族文化祭協議会、民族精神守護協議会、白頭山国仙徒檀君文化院、配達青年連合、弘益生命愛会、檀君殿建設委員会、配達共同体、檀君高句麗研究会、古朝鮮研究所、韓民族統一研究所、韓独党同志会、韓独党研究所、韓民族囲碁協会、民族先導幾千文、檀君文化研究所、民家協良心犯後援会、民族民主烈士犠牲者追慕(記念)団体連帯会議、民族自主平和統一中央会議、民主労働者全国会議、民主民生平和統一主権連帯、民主社会のための弁護士会、民主言論市民連合、民主主義国民行動、民主主義自主統一大学生協議会、民主化のための全国教授協議会、民主化実践家族運動協議会、民衆連合党、仏教平和連帯、貧民解放実践連帯、サード配備撤回青年学生緊急行動、四月革命会、サイ視線、社会変革労働者党、社会進歩連帯、新しく一つ、新社会連帯、ソウル民主行動、市民平和フォーラム、開かれた軍隊のための市民連帯、イエスを生かす、我が民族一つになる運動本部、我が民族連邦制統一推進会議、円仏教社会開びゃく教務団、円仏教市民社会ネットワーク、 イ・ミョンバククネ審判汎国民行動本部、チャン・チュンハ復活市民連帯、全国農民会総連盟、全国民族民主遺族協議会、全国民主労働組合総連盟、全国民主化運動遺族協議会（社）、全国貧民連合、全国女性農民会総連合、全国女性連帯、全国撤去民協議会、全国カトリック農民会、全国学生行進、戦争反対平和実現国民行動、済州軍事基地阻止と平和の島実現のための汎道民対策委員会(真の教育父兄会、全国公務員労働組合済州本部、済州平和人権センター、全国農民会総連盟済州道連盟、済州参与環境連帯、全国女性農民会総連合済州島連合、4.3研究所、済州住民自治連帯、耽羅自治連帯、済州DPI、済州環境運動連合、済州民芸総、ノレペ青春、4.3道民会、済州民権連帯、済州女性人権連帯、西帰浦（ソギポ）市民連帯、全国民主労働組合総連盟済州地域本部、ヤン・ヨンチャン烈士追悼事業会、西帰浦女性会、キリスト教長老会正義平和委員会、平和のためのキリスト人会、天主教平和特別委、民主守護済州連帯、労働党済州道党、正義党済州道党、緑色党済州、コッチャワルサラムドゥル、済州女民会、済州統一青年会、済州住民自治連帯、祖国統一汎民族連合南側本部、駐韓米軍犯罪根絶運動本部、進歩大統合連帯会議、参与連帯、天主教人権委員会、天主教正義実現全国司祭団、天主教正義実現全国連合、統一広場、統一迎え、統一の道、パレスチナ平和連帯、平和教育プロジェクトモモ、平和ネットワーク、平和を作る女性会、平和パダク、平和の風、平和と統一を開く人々、平和在郷軍人会、韓国労働組合総連盟、韓国女性団体連合、韓国進歩連帯、韓国青年連帯、韓国YMCA全国連盟、韓日軍事協定反対国民行動、AWC韓国委員会