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日本連絡会議ニュース
韓国サンケン労組へ争議支援を！11/17「支援する会結成集会」！
韓国サンケン労組の解雇争議へ支援を！
日系の電気部品メーカーの「サンケン電気」は1973年から韓国の「馬山輸出自由地域」に進出して韓国労働者を低賃金で雇用し暴利をむさぼってきました。突然、昨年7月に「工場」の不審な「火災」事件、その後の不当労働行為の数々など労組弾圧が発生し、今年になって、希望退職、整理解雇、一方的休業などの不当な解雇攻撃を韓国労働者側は受けました。
韓国サンケン労組は、整理解雇撤回、雇用確保、誠実な団交を求めて、現地職場での闘いとともに、日本の「サンケン電気」本社への日本遠征闘争を開始しました。
10月4日からは、解決まで無期限の第三次の日本遠征闘争をはじめています。10月19日からはサンケン電気本社前（埼玉県新座市北野三丁目、東武東上線志木駅7時集合）での争議解決にむけて、出勤時の宣伝活動が行われてきています。10月26日にはサンケン電気東京事務所（池袋、メトロポリタンプラザビル12階）前で、毎週水曜日、昼休み12時から13時まで抗議行動がくりひろげられています。
11月17日には、早朝のサンケン電気本社前の抗議行動、志木駅での宣伝活動、昼休みの池袋の東京営業所前の抗議、取引先のリソナ銀行への要請行動、そして「韓国サンケン労組を支援する会」結成集会といった一日行動が取り組まれました。
結成集会は、約200名弱の労働運動、日韓連帯運動、市民運動の関係者が結集しました。主催あいさつは、全労協議長の金澤さんが日韓労働者連帯の決意を呼びかけました。
その後、韓国・全国金属労働組合のファン・ウチャン副委員長が「激動する韓国情勢と労働運動」を報告しました。とりわけ、11月12日、韓国のパク・クネ政権打倒で、約130万人の民衆決起闘争が行われ、民主労総や農民団体、青年団体、地域・市民団体などの基本隊列のほかに、多くに中学生・高校生など人民が主催者の予想の数十倍規模で立ち上がっている状況がスライドを交えて話されました。パク・クネ政権打倒闘争は、2014年4月のセウル号沈没事件以降、高揚してきたこと。現在の大高揚にいたる原因として、労働法改悪ー解雇制限緩和や非正規化など、労働者民衆を「豚、犬」と蔑視する政府高官の言動、パク・クネの親のパク・チョンヒ軍事独裁政権時代を美化する歴史教科書の歪曲にたいする中高生の闘い、朝鮮半島の戦争危機を高める「サード・ミサイル配備」の強行、資産上位の1％が下位20％の290倍を所有する貧富格差の増大、財閥が労働者を切り捨てかつその内部留保が巨額に上っていること、パク・クネを操るチェ・スンシルの許しがたい腐敗不正事件、などが報告されました。
今後、11月30日までに、パク・クネ政権打倒をかちとる、ということでした。次の11月19日には、全国各地での広範なパク政権打倒闘争を拡大強化すると話されました。
続いて、韓国サンケン労組の闘いの最新映像、経過報告と「支援する会」の全労協・日韓連帯勢力が軸となった組織体制、行動提起が報告されました。闘いの決意として、韓国サンケン労組や民主労総慶南本部など参加者一人一人の決意表明を受けました。
韓国サンケイ労組組合員によるユルトン（ダンス）も、闘いと団結と勝利を、歌と動きで表現し、会場全体を盛り上げるものとなりました。
連帯あいさつでは、サンケン電気本社を包囲し闘うことから、北関東ユニオンネットワークの埼京ユニオンの方や、全労協の北部労協が発言と支援決意を行いました。
最後に、閉会あいさつと団結がんばろうで締めくくられました。
日系企業、とくに「渡り鳥」企業として、韓国労働者から暴利を搾り取った後、雇用と生活を破壊して移動し、より低賃金の中国やインドネシア、フィリピンなど東南アジアなどの労働者を強搾取略奪する経済「侵略者」を徹底的に抗議し、争議解決を支援していかねばなりません。
こうした日系侵出企業の略奪と横暴と暴利のもとで韓国、フィリピンなどアジア各地の労働者民衆が困窮と抑圧のなかに叩き込まれています。同時に、「邦人救出」のかけ声のもとで、日本・大企業の権益防衛と自衛隊海外派兵＝侵略戦争・人民虐殺と一体化しているのです。
まさに韓国サンケン労組争議支援、要するに日系侵出企業の争議支援は、反戦平和闘争と結合した重要なたたかいです。断固して、韓国サンケン労組の闘いの支援に取り組んでいきましょう。
関連資料
» 韓国サンケン労組支援カラーチラシ（PDFファイル・約776KB）
» 韓国サンケン労組支援要請ビラ（PDFファイル・約697KB）
