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日本連絡会議ニュース

 

 

 

3/11反原発闘争、東京電力前の抗議に550名!


3.11第42回東電合同抗議行動~追悼と東電抗議集会報告

東日本大震災から6年となった3月11日、東電本店前に約550人が参集して、追悼と東電抗議行動を闘いました。第1部は午後2時からシュプレヒコールで始まりました。『フクシマを返せ!東電は責任をとれ!電力足りている!子どもを守れ!原発いらない!原発廃炉!今すぐ廃炉!放射能止めろ!汚染水止めろ!再稼働反対!東電解体!』の怒りのコールが鳴り響きました。

呼びかけ団体を代表して発言に立った「経産省前テントひろば」の淵上太郎さんは、『この6年間、国と東電へ責任追及と原発政策を止めさせるため闘ってきたが、何ら反省がなされていないだけでなく、東電と国によって被害者に対して巧妙なやり方で、古里への帰還強制が推し進められているが、厳しい状況のなかで声を揃え、肩を組んでこれからも闘っていこう。』と呼びかけました。その後、1分間の黙祷に続いて太鼓演奏を挟んで神田香織さん、木村結(東電株主代表訴訟)さん、鎌田慧さん、落合恵子さんなどが口々に国と東電の無責任体制を糾弾しました。

「避難共同センター」共同代表の松本徳子さんは、『東電は原発避難者への住宅支援打ち切りをしないでください!被曝を強要しないで下さい!』と、怒りを込めて訴えました。双葉町の亀屋幸子さんも『ふる里離れてまる6年になるが、再稼働は絶対反対!地獄の体験を皆さんに二度とあわせたくない。子どもの甲状腺がんも184人(疑い含む)と増えている。悔しいのは帰りたいが帰れないことだ!国を認めない。絶対許せない!』と再稼働を推進する国と東電を厳しく糾弾しました。

「たんぽぽ舎」副代表の山崎久隆さんは、泉田前知事が設置させた命綱である柏崎刈羽原発の免震重要棟が震度7で大破することを2014年に東電は把握していたのに、原子力規制委員会にこれまで「震度7に耐えられる」などと説明して再稼働審査を受けようとしてきた問題をとりあげました。東電は2017年2月14日の審査会合で初めて基準地震動の半分の揺れにも耐えられないことを報告しました。山崎さんは,[東電の社内風土・体質が変わっていないことを重視して、全てを疑ってかからなくてはならない。規制委は再稼働審査を一切やめろ!東電は第一原発の廃炉に集中しろ!]と激しく糾弾しました。

2時間の東電抗議行動は申し入れ行動をして、第2部:JR新橋駅前SL広場(街頭アピール)へ移動しました。

◆福島現地ではこの日、「第6回原発いらない地球(いのち)の集い」が開催されました。その現地から「原発いらない福島の女たち」のメッセージが東電抗議行動に届けられました。『・・・今、フクイチでは遅々とした廃炉作業に汚染水や被曝労働問題等が矢継ぎ早に進行中だ。この6年間、私たちはしゃにむに突っ走ってきた。これからのながい闘いに視点を合わせて、本来の自分らしさを取り戻しつつ、あきらめずにフクシマを訴え続けたいと思う。共に頑張りましょう。』(メッセージの抜粋より)

◆韓国の地では「3.14(火)光化門原子力安全委員会の前で脱核火曜一人デモ18回目」を闘うイ・キョンジャ副代表(労働党)は、『去る11日は福島核事故が起こってから6年目になる日でした。Fukushimaという途方もない核災難以後に多い国々が脱核を決めている。600回を超える地震が発生している韓国もいつでも核事故が起き得る』と警告して、労働党は国民と共に脱核が可能なその日まで一緒に戦うとFukushimaに連帯しました。([希望の折り鶴プロジェクト労働党参加団]の一人として2016年8.3~8.8、「経産省前テントひろば」連帯訪問をかわきりに4日、福島へ。「原発いらない福島の女たち」と連帯、被曝労働者と連帯、広島、岩国へと連帯訪問・交流しました。)

★「フクシマを忘れるな!」を合言葉に、闘う福島の労働者民衆に連帯し、アジアから世界から国境を越えて反核・反戦・反基地に連帯・団結して勝利していきましょう!!

3・11第42回東電合同抗議行動・その1

3・11第42回東電合同抗議行動・その2

3・11第42回東電合同抗議行動・その3

3・11第42回東電合同抗議行動・その4

3・11第42回東電合同抗議行動・その5

3・11第42回東電合同抗議行動・その6

3・11第42回東電合同抗議行動・その7

3・11第42回東電合同抗議行動・その8

3・11第42回東電合同抗議行動・その9

3・11第42回東電合同抗議行動・その10

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