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韓国サンケン労組争議が勝利!6・2現職復帰が合意!


韓国サンケン労組の争議が勝利しました。6月2日、組合員16名の現職復帰などの労使合意を勝ち取られました。以下、韓国民主労総の全国金属労働組合慶南支部の声明です。


声明書

韓国サンケンの不当整理解雇の撤回、復職を歓迎する

韓国サンケンの労使は2日、合意書を取り交わし、韓国サンケンの不当整理解雇の事態を終結させました。

韓国サンケンの労使は今回の合意書において「(昨年)9月末に実施した整理解雇の撤回、生産部門廃止の撤回、16人全員の生産職への復職」に合意しました。このことにより韓国サンケンの不当解雇者は、昨年9月30日以来246日ぶりに生産職への復職を勝ち取りました。また、合意書は今後重大な雇用問題が発生した際には労働組合と合意することを約束し、今後の雇用問題についても意味のある合意を取り付けました。

全国金属労働組合韓国サンケン支会は、今日の合意を機にこれまで続けてきた闘争を締めくくり、座り込みをしていたテント等を撤去して日常に戻ることでしょう。日本への遠征闘争団もまた、活動を終えて生産の現場へと出勤する準備を急ぐことでしょう。

全国金属労働組合慶南支部は、韓国サンケンの不当解雇の事態が地方労働委員会および中央労働委員会の不当解雇決定後も長期にわたって労使の対立を続けてきたとはいえ、円満な労使の合意によって不当整理解雇の事態が解消されたことを歓迎します。特に5月12日の一方的な復職命令以降も正確に確認されずにいた整理解雇の撤回が、今回の合意によって確認されました。不当解雇の撤回を確認しました。また、生産部署廃止の撤回および生産職への復職の合意は、今後の労働者の雇用を保障していく礎となるものと期待されます。

韓国サンケン労使の合意形成は、韓国サンケン支会の組合員の闘いはもとより、不当な整理解雇に憤り、労働者の痛みに共感してくれた連帯闘争があったがゆえに可能でした。

何よりも労働者はひとつだという大命題を確認する国際連帯闘争がありました。日本全域をカバーする労働団体・市民団体、とりわけ埼玉県地域の市民団体の連帯がありました。特に日本国内で遠征闘争団を支援し連帯するために、日本の労働団体・市民団体によって結成された「韓国サンケン労組を支援する会」の献身的にして感動的な取り組みとサポートがありました。また、社民党および福島みずほ議員の力添えがありました。

また、「韓国サンケン整理解雇反対、外資横暴糾弾、工場正常化、慶南地域対策委員会」の努力がありました。あわせて韓国サンケンの整理解雇事態の問題解決のために訪日の労を執った魯会燦(ノ・フェチャン)議員、宋淳鎬(ソン・スノ)昌原(チャンウォン)市議をはじめ地元選出の国会議員および道議会議員、市議会議員の関心と支えがありました。さらに外資企業の横暴に憤り、不当な解雇撤回の署名運動に積極的に応じてくれた2万名あまりの市民のみなさんがいました。それだけでなく、不当な整理解雇の事態をみずからの問題と受け止めて急ぎ駆けつけて連帯してくれた地元の労働者の仲間たちがいたからこそ、不当な整理解雇の事態を円満な合意というかたちで締めくくることができました。それ以外にもいちいち数え上げることのできないほど多くの方々の連帯のたまものです。

全国金属労働組合慶南支部は、韓国サンケン整理解雇事態のみならず労働者の雇用を脅かし、生存権を奪い取るすべての暴挙に立ち向かって地域とともに連帯していく所存であり、闘いを通じて勝利していく決意です。

2017年6月2日
全国金属労働組合慶南支部

 

awcjapan21@yahoo.co.jp

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