AWC海外ゲストへの入国妨害・入国拒否を弾劾する!韓国からの抗議声明!
6月アジア共同行動が6月17日の京都集会から始まりました。一方で、共謀罪を強行採決し、9条改憲―戦争国家への大転換をねらう安倍極右ファシストたちの右翼反動政権が、私たちの活動への治安弾圧を強めています。
私たちは、米国と韓国の反戦反帝運動と労働運動をたたかう海外ゲストとともに、日本、アメリカの帝国主義によるアジア侵略支配や朝鮮戦争策動に反対する各地での6月AWCキャンペーンを進めています。これにたいして、日本政府や入管当局が、不当な介入と弾圧を行いました。
海外ゲスト全員の関西空港における入国時に、不当極まりない拘束と取り調べが数時間つづきました。とんでもない人権侵害と弾圧です。そのなかの韓国ゲストの1名は、16年前の整理解雇反対闘争を理由に入国拒否されるという許すことのできない不当な人権蹂躙を受けました。この方は、わずか2週間前に家族旅行で日本旅行を終えたばかりで、その時にはまったく問題ありませんでした。
まさに日本政府とアメリカ政府による朝鮮半島やアジア太平洋地域での戦争危機の強化に反対する、アジア太平洋各地人民への国際連帯運動への不当な弾圧にほかなりません。
わたしたちは、こうした日本政府・入管当局の妨害と弾圧を許さず、断固として、反戦反基地、新自由主義の生活と権利の破壊を許さず、国際連帯運動を強めていく決意です。ともに闘いましよう!
以下に韓国の平等労働者会の抗議声明を掲載します。
抗議声明
関西空港に抑留される!
韓国人のAさん(アジア地域反戦平和団体であるアジア共同行動AWC運営委員、平等労働者会会員)が現在、日本の関西空港に5時間抑留されている。日本公安当局側はAさんが実に16年前の整理解雇反対運動を行った前歴を挙げ、どういう違法行為があったのかを執拗に追及しているという。
Aさんは、平等労働者会のB代表、C会員とともに本日(6月20日)午前8時半にアシアナ航空便で金浦から関西空港へ移動した。空港側はB代表とC会員も2時間近く調査し、集会に出席しないよう要求したという。
平等労働者会は2人の会員に対する根拠のない長時間の調査と、A会員に対する抑留がどのような根拠もない国際法違反であり、大韓民国国民の人権を蹂躙した行為と判断する。A会員は、わずか2週間前に家族旅行で日本へ行ってきており、その時は何の制裁も受けなかったからだ。平等労働者会は、A会員を直ちに釈放し、長時間の抑留による被害に対して賠償することを求める。
平等労働者会の会員は6月20~26日に日本を巡回し、各地の労働運動家と交流会を持つ予定にある。こうした取り組みは、アジア地域の反戦平和団体であるAWCの招請により計画されたものだ。平等労働者会は毎年6月前後にAWC日本側と交流会を持ってきた。
一方、Aさんは現在、日本の法務省に「異議申請」を提起した状態で、この決定が出るまで空港に抑留されるほかない。平等労働者会は、国民に対する日本の公安当局の不当な弾圧に対し、大韓民国政府の早い措置を求めるものである。
2017年6月20日(火)
平等労働者会
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