反原発テント設立6周年、9.11経産省弾劾闘争の報告
テント設立6周年、撤去一周年、経産省弾劾!!
不当逮捕許さず闘う!!
9.11「原発をおしまいに!経産省前テントひろば7年目」と銘打ったイベントに300名を超す人々が集まり盛大に取り組まれました。「経産省の喉元」に食らいつき、テント撤去後も毎日座り込み、反原発を訴え続ける姿に共鳴する多くの人々が経産省前に集まりました。
冒頭テントを代表し、淵上太郎氏が挨拶を行いました。淵上氏は『テントを作ったのは、日本の原子力政策に反対するためだ。あの3.11の深刻極まりない事故以降もこの経産省は相も変わらず原発推進政策を進めてきているからです。脱原発テントは、運動を強める共同のものとして6年間存在し続けた。…テントがあろうがなかろうが、撤去後もずうっと座り込んで闘っている。全国で大きな闘いを作る一条として、日本の原子力政策を変えるため今後も闘い続ける』と力強く宣言しました。
司会は、テント応援団として支援してきた女優の木内みどりさんです。福島からは、「原発いらない、福島の女たちの会」の黒田節子さんと、橋本あきさんが発言に立ちました。黒田さんは『福島の本当のことが知らされてない、事故が起きた時からそうだった。…様々な圧力と隠蔽工作は今日まで続いている。福島は6年間何にも変わってない』と安倍政権を厳しく弾劾しました。
若狭の高浜や大飯の原発と闘い続けている住職の中嶌哲演さんが、はるばる福井から駆けつけました。『テントは撤去されても、私たちの志は変わらない。テントは原発銀座の若狭の住民への大いなる励ましと連帯するものとしてあった。…原発立地に来られなくても闘う方法はある。それは電力会社との契約を止めることだ。関電では100万件も起きており、企業のダメージは大きい。東電でも勧めていただきたい。…高浜は動いてしまったが大飯原発の再稼働は何としても止めたい』と力強く支援を訴えました。
テント応援団長格としてテントを支持してきた作家の鎌田慧さんは『ここに来ると私は元気が出ます。何故なら、テントでは反逆老人と言われる70代、80代の人たちが頑張っているからだ。…無味乾燥の霞が関一帯はテントが立ったから人が集まり活発化したのだ。テントは潰されても、皆の心に残り、各地に広がっているのだ。…今でも世論の70%以上が原発に反対しているのに何故原発が止まらないのか?!それは安倍政権が止める決断をしないからだ。世界中で原発が止まってきている。原発を止めることができるのを世界中が証明している。…東芝を見ても分かるように、原発に依存する企業は必ずダメになるし国もそうなのだ。その責任の多くは原発を主導してきた経産省にあるのだ。原発や核に依存しないで安心安全で平和な社会を作るのが役人の仕事だ』と述べ、テントの果たした意義を強調されました。そのほかテントを支え、支援してきた多くの方々の発言がありました。
その後、歩道での抗議のウオーキングが行われたことで事件が起きました。なんと歩いていただけのテントの支援者F氏が、無届デモ,指揮したとの事で「東京都公安条例」違反としてデッチ上げ逮捕されました。反原発運動への弾圧であり許せません。しかし、今も闘う仲間たちは、毎日座り込みを続け、F氏が留置されているという警視庁にも毎日激励と弾劾行動が続けられています。全国の皆さんのご支援と、ご協力をお願いします。
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