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6・12米朝首脳会談に関するフィリピン・BAYAN声明


6・12米朝首脳会談に関する声明

フィリピン新民族主義者同盟
2018年6月12日

新民族主義者同盟(BAYAN)は今日6月12日にシンガポールで開催される米国大統領ドナルド・トランプと朝鮮民主主義人民共和国の指導者金正恩との会談を歓迎する。

世界はこの首脳会談が南北朝鮮の長期に渡る紛争を終わらせる努力を援助するものになることを期待している。BAYANは朝鮮半島の平和統一を実現するためのあらゆる積極的な動きを支持する。

さる4月には南北首脳会談が開催された。この会談は、「途絶えた血脈をつなぎ」、「軍事的緊張状態を緩和し」、「恒久的で強固な平和体制を構築する」という合意への署名を導いた。

米朝会談に関するトランプの議題は、朝鮮民主主義人民共和国に対して核開発計画の廃棄を要求することである。

他方、朝鮮民主主義人民共和国の指導者金正恩は、朝鮮半島全体が非核化されるならば、すなわち米国が韓国に駐留する2万8500人の米軍部隊を撤退させ米軍基地を撤去するならば、また、米国がその核の傘の下にある日本や韓国との戦争演習を中止するならば、喜んでそうするだろうということを示唆している。

朝鮮民主主義人民共和国は、主権の行使として、米国の侵略に対して自己を防衛するために核兵器を開発し、その実験を行ってきた。

今日の世界において、米国は大量破壊のための核兵器の最大の保有国である。米国は2126発の戦略核兵器を実戦配備しており、それ以外にも実戦配備可能な約5200発の核弾頭を保有している。米国は総計9200発の核弾頭を保有している。

米国が1950年から1953年に北朝鮮を侵略し、その戦争によって約60万人の民間人と約40万人の兵士が死亡し、町や都市が破壊し尽くされたことを忘れてはならない。

朝鮮民主主義人民共和国の当時の指導者であった金日成は、米国をはじめとする連合国によって分断された朝鮮半島全体の統一を望んだ。米国はそれに介入した。この地域における社会主義の前進を封じ込めようとしたからである。

BAYANは何十年にもおよぶ紛争を終結させ、平和統一をもたらそうとする朝鮮民主主義人民共和国およびすべての朝鮮人民の努力を支持する。我々は朝鮮民主主義人民共和国およびすべての朝鮮人民による韓国からの米軍部隊の撤去と兵器の撤退の要求を支持する。我々は米朝会談が成功し、朝鮮人民の正義と恒久平和という大義が大きく前進することを願っている。

 

awcjapan21@yahoo.co.jp

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