天皇制強化反対!労働者は主権者だ!5・1日比谷メーデーに六千人
5・1日比谷メーデーが、90回目となって、行われました。新天皇の即位や新元号『令和』といった天皇制と差別排外主義が強化される攻撃となった5月1日。新天皇即位と天皇制ファシズムに反対し、たたかう労働者が6千名集まって、団結をうちかためました。
スローガンは次のものです。
「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」、
「9条改憲反対!辺野古新基地建設阻止!安倍政権の退陣を!」、
「なくせ貧困・格差、8時間働けば暮らせる社会を!」、
「外国人労働者との連帯・共生を!原発ゼロ社会の実現を!」
メーデーは、アメリカのシカゴ労働者が1日12時間から14時間もの長時間労働や低賃金、無権利の奴隷労働をやめさせ、8時間労働制や労働者の基本的諸権利・団結権・ストたたかうなかで、夥しい重弾圧と犠牲を受けながら、国際的に労働者が団結し、統一してたたかうことから、現在まで続いているものです。
「8時間は労働に、次の8時間は急速に、さらに8時間は自分たちの自由のために」といったスローガンをかかげ、資本や警察権力の殺人的弾圧にひるまず、労働者の国際的団結でたたかってきました。
安倍政権は、「働き方改革」をさけんで、8時間労働制を解体し、長時間労働・低賃金・雇用破壊・残業代ゼロ・過労死の攻撃を進め、資本が労働者を食い物にしてしてぼろ儲けすることを推進しています。
また、入管難民法を改悪して、外国人労働者を無権利で長時間・低賃金労働としてこき使うことを、大幅に緩和しました。
さらに今年5月1日、労働者が団結してたたかうメーデーをつぶそうとして、天皇代替わり―ナルヒト新天皇即位をぶつけてきました。まさに、労働者のたたかいを解体するファシズム攻撃がたくらまれたのでした。
しかし、天皇代替わりのファシズム攻撃と対決し、日比谷、中之島など各地で5・1メーデーが闘われ、労働者の団結・諸権利・生活・反戦平和などが闘われました。日比谷メーデーでは、労働者こそが社会の主人公だ、天皇が中心じゃない、労働者・人民こそが主権者だ、とアピールし、天皇賛美キャンペーンに負けない取り組みが行われました。
また、正当なストライキの行使や、社会的コンプライアンスを要請し、闘う労働組合を代表する「関西生コン労組」にたいする、憲法・労働基本権を蹂躙した不当極まる大弾圧にたいして、当該の反撃の決意に満ちたアピールが高らかに日比谷野音に響き渡りました。
メーデー宣言を確認し、左派労働運動勢力、約6000名はデモ行進を霞ヶ関から銀座などへと取り組んでいきました。
労働者の国際的団結、資本・国家権力・差別分断の攻撃と対決する左派系労働運動、この推進のために、わたしたちAWC日本連は傘下の左派労組とともに、たたかいます。
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