日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
G20大阪NO！6・23デモで二百余名！
G20の大阪サミットを直前にした6月23日。大阪の新町北公園では、G20大阪サミット反対の抗議集会が開催されました。その後、御堂筋を約二百名を超えるデモで、民主主義を破壊し労働者人民を貧困・無権利化し戦争態勢を強化する、G20大阪サミットの本質を暴露し、抗議していきました。
主催は、「G20大阪NO！ アクション・ウィーク実行委員会」です。
抗議集会では、まず、G20反対闘争と日韓労働者民衆連帯のために来日する予定だった韓国ゲストのイ・キョンジャさんが、福岡空港入管当局・警察権力の入国拒否弾圧を受け、これに抗議していきました。いかに、警察権力・入管が、労働者・人民の国際連帯した反資本主義・反帝国主義の闘いを恐れているのか、はっきりと示す暴挙です。共同代表の斎藤日出治さんが、G20大阪サミットが警察権力の過剰警備で市民の民主的権利を踏みにじって行われようとしていること、世界資本主義の危機が深まり、新自由主義と強欲な資本によって労働者民衆への強奪、環境破壊、民衆生存権の破壊が強まろうとしていること、戦争へと繋がっていることなどが批判されていきました。
若者のアピールが続きました。梅田解放区の仲間は、民主主義破壊・過剰な警備・各地の貧困化を進めるG20を暴露し、怒りをもって抗議していきました。AWC関西青年部は、資本主義の貧富格差の拡大と差別分断を批判し、世界の変革にむけ、街頭デモで訴えようとアピールしました。グローバルジャスティス研究会は、G20による環境破壊・人権侵害・貧困化などの推進に抗議し、民衆の国際連帯を訴えました。大阪府議の野々上愛さんは、「大阪維新」による大阪府政の支配に抗議し、大阪サミットの成功などの議会決議に反対し、大阪市民の民主的権利を守っていくことを話しました。
各界各層のアピールが行われました。フィリピン・ミグランテ（滞日フィリピン人労働者団体）からは、日本政府の外国人労働者導入政策が低賃金・差別と分断・排除を持つことに抗議し、G20が帝国主義者たちの各地労働者人民に略奪と抑圧を強める国際会合だと批判し、帝国主義の打倒、大阪から革命への決起をつくろうと訴えました。リニア新幹線に反対する市民団体からは、リニア鉄道が持つ環境破壊・健康危害・無駄な巨額投資などの問題点を暴露し、リニア新幹線阻止をアピールしました。ピリカ全国実からは、アイヌモシリ（北海道）などのアイヌ民族の自決権・先住権を完全に保障しない新法を許さず、差別抑圧され蹂躙されるアイヌ民族や沖縄・琉球人民の自決権を擁護し、たたかっていこうと話しました。ユニオンネットワーク京都からは、低賃金・不安定非正規雇用の拡大などの新自由主義の反労働者政策を批判し、同時に関生労組弾圧や全国港湾の産業別最賃を認めない反労組政策の不当性を暴露し、万国の労働者よ団結せよという内容で闘うと決意を話されました。
海外からの連帯メッセージが紹介されました。AWC韓国委員会から反弾圧・反資本主義の訴えを確認し、ボリビア、フィリピンの反グローバリゼーション活動家、インドネシアからのメッセージが読み上げられました（添付資料参照）。そして、リレートークが行われました。米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会、労働者共闘、9条改憲阻止共同行動、関西生コン労組、なかまユニオン、釜日労など、でした。とりわけ、関西生コン労組からのトークは、警察権力からの大弾圧を受け、この弾圧を許すなら、民主主義諸権利を奪われ、デッチ上げで独占資本や国家が欲しいままに労働者・労働組合を圧殺し、アジア人民虐殺の戦争国家への道につながると、警鐘を打ち鳴らすものでした。そうである以上、広範な関西生コン労組弾圧抗議の支援を築き、反転攻勢を勝ち取っていくことは決定的です。
大きな拍手でさまざまな訴えを確認していきました。
さらに、6・28―29のG20大阪サミット会合に反対するたたかいが、実行委から呼びかけられました。6月28日午後1時から、天保山公園にて、抗議集会をたたかい、その後、G20大阪サミット会場にむけて、抗議デモをかけるものです。
集会宣言を確認し、御堂筋デモをくりひろげていきました。沿道の人々から、G20大阪サミット反対のデモに、注目といろいろな激励があつまりました。
ますますG20大阪サミット粉砕のたたかいを強めましょう。トランプと安倍の日米軍事一体化と侵略戦争開始の態勢強化を許さず、9条改憲阻止―安倍政権打倒を求め、資本主義・帝国主義の打倒にむけ、労働者・青年学生・被抑圧人民・被差別大衆の大衆的実力闘争・国際連帯・解放闘争をすすめましょう。
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