米軍コロナ問題で、1.23大阪米領事館前スタンディング&リレートークに60名
抗議文
私たちは、全国、とりわけ米軍基地を抱える地域で、昨年末から現在にいたる新型コロナウイルス・オミクロン株による感染爆発を引き起こした在日米軍の行動を強く糾弾します。また米軍は、自らが感染拡大の大きな要因を作り出しておきながら、米軍内のコロナ感染者に関する詳しい情報を、個人情報保護を口実に公開しようとしていません。これはコロナ感染問題に限らず、頻発する米軍機の様々な事故、米軍・軍属の交通事故、PFAS(ピーファス)など深刻な環境汚染、そして騒音や墜落の危険を伴う低空飛行訓練などでも同様で、その詳細を秘密にしたまま行われていることを絶対に見過ごすことはできません。
岸田政権は水際対策を言いながらも米軍が一切の規制を無視して感染を拡大させていることに対して何ら有効な対応をしていません。
それどころか軍事費をGDP比2%に倍増させようとか、「思いやり予算」を「同盟強靭化予算」と改名して一層増額しようとするなど、ひたすら日米軍事同盟の強化を狙っています。敵基地攻撃能力の保持や憲法の改悪を狙っています。
新型コロナ問題をめぐって、大きな犠牲の中で、多くの人々が新自由主義的な現代社会の在り方に批判を持ちつつあります。あわせて米軍が人の命や安全など全く考慮していないことが明らかになっています。今、米軍とコロナの問題について黙っていることはできません。
私たちは訴えます。
1.オミクロン株感染爆発を引き起こした米軍は謝罪せよ!
1.米軍はコロナ感染拡大防止のために国内法にしたがえ!
1.米軍は、米軍関係者の感染状況に関するすべての情報を提供せよ!
1.日米政府は米軍を国内法で裁き、規制するために日米地位協定を改正せよ!
1.感染を拡大する米軍基地の運用を停止せよ!
米軍は軍事演習をただちに中止せよ!
1.軍事費はすべてコロナで困窮する人々のために使え!
米軍思いやり予算・同盟強靭化予算は廃止せよ!
1.すべてのアジア駐留米軍は撤収せよ! 米軍はアジアから出て行け!
1.沖縄、岩国、京丹後など米軍基地と闘う住民と連帯して共に声を上げよう!
1.軍事力や利潤ではなく、アジアの人々とともに生きる社会を!
2022年1月23日
大阪・アメリカ総領事館前スタンディング&リレートーク 参加者一同
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