小城修一(元AWC共同代表)さんが逝去。哀悼を表明します。
アジア共同行動(AWC)日本連絡会議の元代表であった小城修一さんが、1月26日、逝去されました。日米帝国主義のアジア支配に反対する国際ネットワーク=AWC共同代表も務めてこられました。95歳でした。心から、哀悼の意を表したいと思います。
小城さんは、戦後、若き時代から、プロレタリア社会主義革命の戦士として、日帝打倒や米帝追放のたたかいを担ってこられました。
とりわけ、戦後労働運動においては、総評の左派として全金労働運動・規模別運動(中小零細労働者の闘い)を進められ、地区労の展開など、労働者階級の下層の解放運動を牽引してこられました。長きに渡って、関西や京都では、地域の労働争議、未組織労働者の組織化など、政府・資本と戦闘的に対決する労働者階級の決起と団結を推進してこられました。
左派で階級的な労働組合運動の活動家の間では、闘いの厳しく難しい状況や問題、不安なことは、小城さんに聞けと言われてきたほど、相談を受け、リーダー・シップを発揮してきたそうです。話をよく聞き、先頭に立って、ことの解決にあたって、こられたそうです。
AWCの運動や闘いにおいても、日米帝国主義の支配を打破するアジア人民の国際共同行動を牽引されてきました。フィリピン労働者人民の厳しく戦闘的なたたかい、韓国の熱烈なたたかい、台湾の反日米帝・反植民地主義・民族解放・労働者解放のたたかい、インドネシアのシビアなたたかいなど、これらの実際の労働者人民解放の闘いと連帯し、現地を訪問し、国際的な交流と連帯・団結した闘いを担ってこられました。
APEC開催に反対するアジア各地の現地行動では、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどにも、直接参加され、徹夜の抗議行動も展開されました。
アジアにたいする日系侵略企業の反人民的なODAなどのプロジェクトに抗議し、丸紅などへの直接抗議行動などを推進されました。
沖縄の反基地現地闘争にも、現地派遣団の代表などをつとめ、沖縄反戦地主会・沖縄一坪反戦地主会と連帯し、基地撤去―日米安保破棄の実力闘争の一翼を進められてきました。
小城さんの労働者解放闘争の内外の業績は、きわめて大きなものがあります。謹んで哀悼の意を表明するものです。いろいろな機会で、教えていただいたことなど、今後のAWC運動や左派の労働運動のなかに、いかしていかねばなりません。
おつかれさま、ゆっくりと休んでください。
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