改憲反対に2万5千人が決起!5・3憲法集会・東京有明防災エリアにて
5月3日、憲法記念の日、東京・有明防災避難エリアを会場とした反改憲集会とパレードが行われました。約2万5千人が集まりました。主催は、「平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委」です。共催は、戦争をさせない・9条を壊すな!総がかり行動実行委などです。名称は「新たな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし 2023憲法大集会」。
スローガンは、
- 改憲発議を許さず、憲法をいかし、平和といのちとくらしと人権を守ります、
- 軍拡と敵基地攻撃能力保有の閣議決定を撤回し、外交努力での平和を求めます、
- 辺野古新基地建設と南西諸島へのミサイル基地配備の中止を求めます、
- エネルギー危機と脱炭素社会を口実とした原発推進政策に反対します、
- ジェンダー平等の社会をめざします、
- これらの実現のため、岸田政権の暴走をストップさせ、安心してくらせる社会をめざします、
です。
岸田自公政権と日本維新の会、そして国民民主党などは、憲法審査会を意欲的に進め、緊急事態条項(=自由のない戒厳令)や9条への自衛隊や軍隊の明記など、改憲=戦争国家化を急いでいます。ウクライナ戦争を利用し、「台湾有事」や「朝鮮半島有事」を煽りながら、岸田は大軍拡とその財源として大増税を狙っています。しかも、「専守防衛」を捨て去り、敵基地攻撃能力保有を閣議決定し、米軍と一体化した自衛隊の先制攻撃をすることへと大きく舵を切っています。軍事費は、五年間で60兆円をこえる大軍拡予算を実現するために、今年は6兆円を超える規模を強行しました。
さらに軍需産業の国有化のための法案、外国人への差別排外主義攻撃=監視強化・強制収容・退去強制を強める入管法改悪法案、沖縄・琉球諸島や九州へのミサイル配備や基地強化と住民の戦争総員など戦場化など、が進められています。ぜったいに許すことができません。
五月のすがすがしい晴天のもとで、2万5千人が集まった集会では、次の方々の発言・訴えを確認していきました。メインスピーチでは、改憲反対として憲法学者の清末愛紗さん、日米に差別軍事支配される沖縄から泉川友樹さん、戦争反対・自由をまもれと漫画家の東村アキコさん、です。また沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木初子さんは、辺野古新基地建設阻止を断固として訴えました。
国会議員からは、改憲論議加速に反対する立憲民主党の西村代表代行、先制攻撃のミサイル配備反対として日本共産党の志位委員長、改憲よりも憲法守って軍事費を減らし貧困格差をなくすことを訴える「れいわ」の大石共同代表、戦争・差別に反対し入管改悪阻止・軍事産業国有化反対などアピールした社会民主党の福島党首、からでした。
この5・3憲法集会を起点に、戦争反対・改憲阻止の大運動は訴えられました。学習をつよめ、ひろげ、緊急事態法・9条への自衛隊明記など改憲発議阻止を進めようと呼びかけられました。
リレートークでは、入管法改悪法案阻止の訴え、鹿児島県・馬毛島での自衛隊基地建設阻止・日米の離発着訓練(FICP)反対の訴え、そして女性差別反対のアピール、でした。
その後、市民連合からの発言を受け、大パレードを行いました。
改憲阻止、戦争国家化阻止、沖縄やアジアの人民と連帯し、反戦反基地闘争をいっそう強めていきましょう。
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