日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する 日本連絡会議ニュース |
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5/19―20、G7広島サミット反対の反帝・国際共同闘争に200名決起!被爆者・2世・3世の核兵器廃絶そして反戦平和を願う全ての人々を裏切った、岸田たちG7サミットの広島開催。これは、まさにG7(米日英仏独伊加)の帝国主義諸国がウクライナ戦争など世界中の戦争状況を加速し、世界覇権構築を狙い、「核抑止」と「核共有」の核戦争態勢と軍事同盟を強めるものでしか、ありませんでした。岸田は、米軍と自衛隊の一体化を強め、核戦争同盟の下で「敵基地攻撃能力」の保有を決定し、軍事費をGDP比2%超の5年間で43兆円増とその財源として増税、そして「台湾有事」や「朝鮮有事」を煽り沖縄・琉球弧そして「本土」の戦場化を策定するなど、戦争態勢推進の大転換をすすめながら、G7サミット広島開催を利用したのです。ウクライナ・ゼレンスキー親米政権にF16米戦闘機の供与容認、自衛隊の車両100台や非常食3万の供与ならびにウクライナ傷病兵への自衛隊病院活用なども岸田政権は決定しました。「広島ビジョン」では、ロシアの核使用恫喝や中国の核軍拡を非難する一方、G7側の核兵器の増強と脅威による「核抑止」を正当化し、核軍縮には具体的に一言も触れていません。 G7広島サミットの開催地・広島市は、全国の都道府県から警察が約2万人以上が動員され、交通規制・検問や市電に乗り込むなど、市民生活が踏みにじられ、あたかも戒厳令弾圧にありました。 まさに、被爆者・2世3世や多くの人民は、核廃絶や戦争反対・平和実現の願いを踏みにじる岸田とG7に満腔の怒りをあげていったのです。 そのG7広島サミット開催の5月19−20日、広島現地では抗議行動・デモや国際フォーラムが連日、くりひろげられました。主催は、AWC日本連や労闘・労活評、関生労組など左派系の諸団体・労組、市民・学生・青年による「G7広島サミット反対現地デモ実行委」でした。 この取り組みに、国際的な反戦、反帝国主義、反差別、労働者・被抑圧人民・被差別大衆の解放勢力が海外から参加しました。ILPS米国、韓国の反米・民衆勢力、台湾労働人権協会、フィリピンBAYAN/ILPS、フランス左翼などがともに闘いました。一部、米国、韓国、フィリピンなどからの訪日予定者は、入国拒否弾圧を受けました。許せません。断固抗議します。 19日には、舟入第一公園に結集し、デモ前集会、その後、G7首脳たちが原爆公園に展開することを許さない抗議デモを展開していきました。また広島現地の家族・住民・子どもなどが、デモ隊に支援の手を振ったり、G7反対・反戦平和の声をあげたり、呼応する姿もありました。
その後、広島東区民文化センターで「国際連帯フォーラム」が行われました。冒頭、G7広島サミットに反対する国際共同声明が確認されました。続いて、海外参加として、ILPS米国、フィリピンBAYAN、台湾労働人権協会から、反戦、反帝国主義、人民解放運動の発言を受けていきました。 さらに、アイヌ民族の木村二三夫さん、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん、ミサイル基地いらない宮古島住民の清水早子さんから発言が行われました。 そして質疑も行われ、反戦、反差別、反帝国主義、人民解放の思い、意見が共有されていきました。 » 《国際フォーラムの資料》(PDFファイル・約3.81MB) また初日の夜は、「全国交流会」も行われました。
二日目の20日は、G7広島サミット会合の会場である宇品港のホテルに抗議し対決するデモが、取り組まれました。午後1時に、千田公園に結集し、デモ前に、怒りの集会発言を諸団体・個人、飛び入りの広島現地住民などが行いました。デモにも、飛び入りの若者が参加し、金持ちの利害のためのG7首脳会合反対のシュプレヒコールなど、あげていきました。市電の通路に沿ってのデモコースでした。多くの広島市民に訴えること、共感をもって、G7サミット反対を交換しあったことは印象的でした。デモ隊は、国際的な反戦反帝の舞台であったため、目立ち、かつフィリピン、韓国、米国の現地の言葉でシュプレヒコールも発せられ、多くの注目を集めることもできました。
G7広島サミット開催では、日本政府・岸田政権とG7大国が核廃絶や反戦平和の願いを踏みにじったことが満天下に暴露されました。 労働者・被抑圧人民・被差別大衆の解放勢力やすべての人民勢力による、国境を越えた連帯と団結を構築し、帝国主義諸国の戦争・差別・搾取略奪を阻止する取り組みをつづけていきましょう。 ウクライナ反戦の国際反戦派の流れを進め、東アジアでの反戦・反差別・反帝国主義・国際連帯の労働者人民解放闘争の潮流を形成していきましょう。
G7をつぶせ! 帝国主義諸国の打倒! |
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