2023岩国反基地行動に約100名決起!
11月18日~19日、2023年の岩国反基地国際行動が取り組まれました。約100名が現地に参加しました。アジア米軍総撤収を求め、韓国、台湾、フィリピンなどアジア人民と国際連帯し、反戦平和を闘い、日本政府・岸田政権の打倒を進める取り組みです。
海外からは、韓国AWC委員会で反戦・反原発を担う方、台湾からは労働人権協会のゲストが参加しました。
二日間、岩国市福祉会館で開催されました。デモは、岩国市役所前広場から岩国基地正面ゲートに向かい、抗議をたたきつけ、隣の公園にて解散と集約のまとめを行いました。
初日の岩国・労働者反戦交流集会実行委の集会が闘われました。全港湾大阪の司会。韓国民主労総の11・11労働者大会(約25万人)参加の報告と沖縄・辺野古新基地建設阻止の闘いについて、全港湾大阪から報告。東京全労協の大森さんは横田基地のオスプレイやピーフォスの健康被害について訴えた。ユニオン北九州から外国人技能実習生支援と争議や地域反戦平和のアピール。京都ユニオンの最賃アップ(1500円)闘争の提起。ケアワーカーズから労組・労組活動家つぶしのスラップ訴訟を打破し勝利的判例を勝ち取ったことと介護労働者の財務省・厚労省との交渉などの提起と要請。そして関西生コン労組から労組破壊攻撃の大弾圧とのはげしい攻防の数々の報告が行われました。さらに基調などが約70名参加者に提起されました。
そののち、反基地交流会の企画です。辺野古新基地建設阻止の現場からはキムチミョンさんがねばりづよい抵抗とデニー知事の反対そして岩国など各地の反基地のつながりなど負けず勝利への希望と連帯を訴えました。ビデオで、大分・敷戸弾薬庫の基地拡充との闘い、佐賀のオスプレイ配備計画阻止の闘い、日出生台での軍事演習反対現場の住民反戦平和などが、上映されました。現地の岩国からは、戸村さんと岡村寛さんの報告です。戸村さんは、岩国基地への実際の航空機飛来を写真に撮って反戦活動を行っておられ、そうした軍用機の飛来や演習という戦争準備の危機的実態を暴露されました。岡村(愛宕山を守る会)さんは、岩国基地が米4軍(海軍・海兵隊・空軍・陸軍)の大規模展開の基軸となっていること、爆音もひどく第二次爆音訴訟を開始していること、米軍と岩国市長が共存を宣伝していること、これらのなかで粘り強く反基地運動をすすめ、来年一月の市長選に反基地住民派の候補でたたかいたいことなど、訴えました。質疑応答が行われました。
二日目、早朝、岩国基地のフィールドワークに取り組みました。そして岩国国際連帯集会が成功裏に行われました。海外ゲストの台湾労働人権協会の話、韓国AWC委の話、ともに日米帝国主義の「台湾有事」「朝鮮半島有事」を欺瞞的に宣伝した侵略戦争や核の攻撃準備に対して、アジア規模の反戦反基地国際連帯の重要性や労働者人民の解放闘争などが訴えられました。核廃棄物の中間貯蔵施設の攻撃にさらされる上関の反原発運動からは、工夫した長期の闘いとしての反対運動が徐々に力量を前進させていることなど、アピールしました。岩国現地からは、田村純玄さんが爆音のひどさ、悪質な米兵犯罪の発生、米軍関係者一万人が住んで基地との共存のまやかしが種々に繰り広げられていること、爆音訴訟など新たな闘いをすすめていることなど、話されました。関西生コン労組の弾圧を跳ね返し労働運動を前進させる決意の発言。そして、老朽原発に反対する若狭の会のアピール。AWCユースの訴え。まとめとして、滝川共同代表の発言などを、参加者は確認していきました。
狭山再審勝利への署名、上関の核施設建設策動に反対する署名なども紹介されました。
そして、岩国市役所まえで、デモ前の集会が行われました。首都圏、関西、福山、北九州ユニオンなどや山口全労連、反基地団体から、アピールを受けました。
その後、岩国基地への抗議デモをたたかいました。
以上、2023岩国反基地国際行動は成功しました。日米軍事同盟の廃棄、岸田政権打倒をかかげ、闘われました。
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