アジア共同行動・日本連絡会議

日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する

日本連絡会議ニュース

 

 

 

『規制』に反対し、8/6広島青空式典を行う!被爆者解放、反戦反核、反差別を!


今年の8・6広島は、右翼・松井市長の市当局と警察権力が平和公園での自由な反戦反核平和の行動を「規制」し、極右が核武装を宣伝するという、物々しい中にありました。この規制=弾圧に抗議しながら、被爆者・二世三をはじめ多くの人びとは平和公園・原爆ドーム前などにあつまり、反戦平和・核兵器廃絶の願いを実現しようとしていきました。

被爆二世の会・山口などが呼びかけた広島青空式典は、「規制」を許さず、原爆ドーム前で、約20数名を集め、通る人から注目され、行われました。被爆問題の写真を並べ、亡くなった被爆者の写真を設置し、反戦反核・被爆者解放のぼりを立て、開始していきました。まず、この間、亡くなった被爆者に対して黙祷を行いました。

司会者が闘いの基調を提起しました。岸田政権が進める核抑止力論と自衛隊の侵略戦争を正当化することに関して、被爆者は怒りを持って絶対に許さないこと。戦争反対の8・6広島式典を取り組み、核兵器廃絶をすすめ、広島市議会が2019年から”厳粛決議”をあげ、在特会の妨害をはねかえし、8・6広島で、侵略なし、核なしを願うこと。アジアの人びとと連帯し、韓国の被爆者などとも連帯し、日韓共同の式典を取り組んできたこと。原発の再稼動に反対し、核汚染水の海洋放出に抗議し、上関の原発建設を阻止し、中電・関電の中間貯蔵施設策動に断固反対すること。被爆問題をおわらせる取り組みを強め、被爆者・二世への国家補償を勝ち取っていくこと、とくに被爆二世の補償裁判の9・9判決や12・13判決に勝利していくこと。ロシアのウクライナ侵略戦争やイスラエルのガザ侵攻・虐殺に反対すること。核と人類は共存できないこと。これらが訴えられました。

つづいて、メッセージが紹介されました。全国被爆二世団体連絡協議会の平野事務局長からのメッセージが読み上げられました。日韓連帯として、日本側、AWC韓国委員会側のそれぞれのアピールが読み上げられました。このドーム前での青空式典のあちこちで、被爆者、二世などの交換が繰り広げれています。さいごに、オーストラリアからの連帯メッセージが披露されました。

歌がうたわれました。福山から参加したアジアンズです。核抑止力などの欺瞞を許さず、各人の立ち位置から、がんばっていこうと話し、”平和憲法をまもろう”のうたと、あおぞらが歌われていきました。参加者も、口ずさんでいきます。また、飛び入りで、歌いたい人が立ち寄って、”きょうちくとう”のうたを歌っていただきました。

連帯アピールが発せられました。以下、要旨です。

AWC首都圏の仲間は、岸田の戦争を実際にやろうとすることを直接抗議してきたこと、そして沖縄への差別と琉球弧での自衛隊基地・日米の対中国戦争演習に反対し、統一戦線をひろげ、反戦反核反基地・反差別・国際連帯をとりくもうと訴えました。

広島のジャーナリストは、被爆広島のことを考え、こだわり、身内の方たちとも、問題をはなしあっていきたいし、そうしたことが重要だと話されました。

福山から。核保有国の”平和式典”参加をぜったい許さず、岩国基地の強化に反対し、被爆者解放、核と人類は共存できない、9500を超える核兵器は廃絶あるのみ、などと話されました。戦争の動きに反対し、外国人労働者支援に取り組んでいること。そこでは、職場で指を落とすなど労災が多発する問題。人権が破壊され、”国へかえれ!”の蔑視思想が横行している状況。これらを許さない。反戦・反核・反差別をたたかおう!、とアピール。

福岡AWCから。反戦の旗を強める。正力松太郎が、彼はCIAのスパイで、”原子力の平和利用”をすすめてきた。この狙いは、原発をドンドン造って、核武装すること。広島の平和祈念館を核資料・原子力平和利用に使う。レゾリュート・ドラゴンという日米軍事演習が沖縄・琉球弧と九州・岩国をふくめ、これらを戦場として行っている。その前に、日出生台での戦争演習に現地で反対した。戦争に断固反対。核兵器廃絶、反戦を行っていく。

飛び入りで、大阪の若者から。パレスチナのフラッグをたずさえて、話す。平和式典が規制され、大阪からメールなどで反対行動をしてきた。けさも、抗議した。表現の自由が守られず、個人のレベルでアクション、パレスチナ連帯をドーム前でやりたい。闘いや問題意識を共有したい。独裁的やり方を動画で流して、批判する。さらに、別の若者が飛び入りで発言した。

憲法を生かす市民の会・山口。核は悪魔の兵器だ。そこには、1%の金持ちの利益がある。99%の民衆には核はいらない。米軍基地をなくすことだ。岩国の基地強化が進み、日本列島全体が軍事基地化している。核兵器廃絶をたたかおう、と訴え。

障害者解放センターから。戦争反対、核兵器反対、原発をなくそう、がんばろう、とアピール。

しめくくりに、連帯労組・やまぐちのアピールが読み上げられた。

さいごに、全体でシュプレヒコールをあげていき、8月6日の広島青空式典を終えていきました。その後も、原爆ドーム前の被爆問題の写真展は続きました。


8/6広島青空式典・その1

8/6広島青空式典・その2

8/6広島青空式典・その3

8/6広島青空式典・その4

8/6広島青空式典・その5

8/6広島青空式典・その6

8/6広島青空式典・その7

8/6広島青空式典・その8

8/6広島青空式典・その9

8/6広島青空式典・その10

8/6広島青空式典・その11

8/6広島青空式典・その12

8/6広島青空式典・その13

8/6広島青空式典・その14

8/6広島青空式典・その15

8/6広島青空式典・その16

8/6広島青空式典・その17

8/6広島青空式典・その18

関連資料

» 8・6広島青空集会に集まれ!(PDFファイル・約456KB)

» 8・6広島原爆投下79年韓日共同行動にお集まりの皆さまへ(PDFファイル・約130KB)

» 韓国からのメッセージ 戦争と核をなくし、平和を実現する行動(PDFファイル・約485KB)

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