2024岩国行動、成功! 100名が結集!
11月16から17日、岩国反基地国際行動は、沖縄、全国、アジアから約百名をあつめ、交流会、国際集会、岩国基地への抗議デモをたたかいました。アジア米軍総撤収! 自衛隊海外派兵阻止! 日米軍事同盟破棄! 生活苦をゆるさない! 石破政権打倒!などをかかげて、取り組まれました。岩国現地から参加は、田村順玄さん(元市議)、岡村寛さん(愛宕山見守りの会)、松田市議、ほかです。
海外からは、韓国とフィリピンの仲間が参加し、さまざまにアピールしました。
左派系の労働組合も各地から決起しました。関西生コン労組、全港湾大阪、全国一般全国協傘下の北九州ユニオンや山口連帯労組・京都ユニオン・ケアワーカーユニオン・ユニオンたんぽぽなど、そして東京全労協、大阪全労協、教育労働者などが、継続して、岩国現地行動に参加しています。
16日には、岩国労働者反戦交流集会が行われました。国家権力・資本のはげしい弾圧とたたかう間生労組の報告、全港湾大阪と沖縄・辺野古新基地建設のなかまの報告、東京横田基地反対の東京全労協、築城基地反対行動と外国人労働者支援や山紀会争議などを報告し支援をよびかけた全国一般全国協の各ユニオンなどが、発言しました。
その後、反基地交流会が取り組まれました。岩国の岡村寛さん、沖縄からのキム・チミョンさん、宮古島のミサイル基地に反対する清水さん、韓国・フィリピンからのそれぞれの海外ゲスト、などが、基地強化と戦争態勢と対決し、反対闘争の意義を展開していきました。
二日目の国際連帯集会は、石破自公政権が過半数割れで、金権腐敗と生活苦の怒りが政権に直撃し、他方で、戦争の動きがすすみ、民衆こそが大衆的高揚をつくり、石破政権打倒をたたかっていこうという、司会の挨拶ではじまりました。
集会基調が読み上げられました。極東最大の日米の戦争出撃拠点=岩国基地に反対し、沖縄など各地の反戦反基地闘争を結び、差別排外主義と闘い、日米韓軍事態勢の強まりに韓国民衆やフィリピン人民と国際連帯し、自衛隊派兵阻止、日米安保の廃棄をたたかっていくことを確認していきました。
韓国の反戦反核運動のゲストは、米韓の「ウルチ・フリーダム」史上最大規模の合同軍事演習に反対していること、これは核戦争の訓練であり、一方で朝ロの軍事協定で朝鮮核戦争危機が高まる状況を、詳しく報告しました。強める朝鮮核戦争危機にたいして、反戦平和・反核の重要さを訴えました。
フィリピン・ミグランテは訴える。日本の侵略戦争でフィリピンと他のアジアの人民を虐殺し、女性たちを蹂躙した。日比円滑化協定は、日本軍のフィリピンへ舞い戻り。米帝の利害に立って、日比民衆を対中の口実で戦争動員すること。米の戦争挑発に反対だ。移民は注目されるべきで、二級市民でなく同じ人間だ、はるかに低賃金だし、迫害されるが、二度と戦争を望まない。帝国主義戦争は、コミュニティの破壊だ。帝国主義打倒、フィリピン、アジアから米軍の撤退を!
沖縄から。辺野古新基地反対の抗議に交通事故発生。住民側に責任を押し付ける攻撃。2ヶ月間、台風の余波で工事止まる。大浦湾の埋め立て工事していない。全体の埋め立てで、やっているポーズ。機動隊は、天皇・要人の警備に集中し、工事警備ができなくなる。沖縄は米軍の軍事植民地。衆院選で勝った自民の島尻あいこには、辺野古反対運動に弾圧を要請し、金の動きがあった。土建事業、雇用を進めた。しかし全国の反基地で、韓国・フィリピンの連帯で、手を出せない。大阪、京都、神戸、そして東京の阻止行動が続く。排外主義と闘う。1日、2300万の警備費が注がれる。15歳の沖縄少女へ米兵の性暴力。この米兵は裁判で無罪を主張し、女性が嘘を言っているというのだ。こうした状況に対して、圧倒的なデモを闘おう!
京丹後の永井さん、リモートで訴える。11・10”いらんちゃフェスタ”、基地前で反基地行動に成功。土地規制法の弾圧、日米軍事演習でこれまで最大の350の日米軍が来る。国を挙げて軍備増強の動きだが、自公与党の敗北で、改憲に手をつけられない。トランプが日本へ圧力を強めるが、米に基地いらないと主張していくチャンスだ。
連帯メッセージの読み上げ。①朝鮮学校無償化にむけ、朝鮮総連・山口の委員長から。②若狭の原発を考える会・木原さんから。
佐賀から参加された豊島さん。スライド映像を使って、オスプレイ佐賀配備反対闘争を報告。オスプレイを佐賀配備すると、空中給油で中国まで飛ぶ。戦争で島を奪還するという宣伝が行われている。ぞっとした。オスプレイの格納庫が作られる。阻止行動をした。ダンプで資材を運ぶが、「戦争を運ぶダンプ」と抗議した。違法な工事、売っていない土地を地権者に無断で使用する。健保違反。当局は、数ヶ月後に「問題なし」の返答。平和的生存権を脅かす。市民が系アツンドを監視する。非暴力の闘い。米国に原爆は違反し謝罪しろ、と。台湾有事うんぬんには、台湾は内政問題で介入できない、と。宣伝していくことだ。市民力で闘っていく。
岩国の田村順玄(元市議)さんの訴え。十数年前から熱心に岩国基地問題のことを考え、全国から来ていただいて感謝。11・15から、米軍の新たな機種変更が始まり、戸村さんがそれを写している。今も、基地に張り付いて。空母レーガンが外洋にいて、この機体が岩国基地に帰る。機種変更は、FA18ホーネットからF35Cに。CA2から、CMV22オスプレイへと数日中行う。空母ジョージ・ワシントンが初めて来る。基地沖にはりついて、これを戸村さんが撮る。沖合移設後、新しい施設、あらゆる機能、岩国にもってくれば何でもできる。辺野古が軟弱地盤で何年かかろうと、岩国が使える。PFOS(有機フッ素化合物=有毒汚染物質)を、市民団体が水質検査し、国の基準の3倍が出る。米軍の事故。米兵犯罪で車が盗まれる。怒りがたまっている。愛宕山の1のつく日の見守りの集い=座り込みは、508回となった。日本政府や米軍が足踏みするレベルの状態へ至っている。現場の闘いで、基地問題を撤去し、集会をしなくていいようにしたい。
滝川AWC共同代表から二日間のまとめ。総選挙で自公が過半数割れ、でも、維新の会、立民、国民民主、すべて日米同盟を基軸で、原発と軍拡の路線だ。国際連帯集会は多岐にわたる内容。AWC韓国委員会、フィリピン・ミグランテ、沖縄、朝鮮総連、若狭、京丹後、そして、岩国の田村さんの先端で闘ってきた発言があった。基調で、①自衛隊、米軍の基地も、戦争もとめる、②差別・犯罪、労働者分断への排外主義を許さない、③反基地の全国での連帯、これを目に見え聞こえるかたちで行った。アジアと国際連帯し、基地も原発もない社会へむけ、闘おう!
岩国市民福祉会館での取り組みを終え、岩国基地への抗議デモ出発とその前の屋外集会をするために、岩国市役所前公園に向かいました。
屋外集会では、地元から、松田一志さん(住民投票を力にする会、岩国市議)、藤井郁子さん(総がかり行動阿武・萩共同代表)が発言をしました。各地からは、首都圏、関西、広島、佐賀、北九州から、アピールがありました。そして、「守ろう愛宕山」の歌唱指導と全員でうたうことをしました。
デモは、岩国市街地を通過し、岩国基地前まで、約2時間くりひろげました。基地のゲート前では、基地撤去をもとめ、しっかりと対決していきました。基地横の公園で流れ解散となり、集約とまとめを行い、佐賀からの参加者はこの日同時に佐賀でオスプレイ反対行動を闘っていると訴えられました。
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