韓米連合演習「KR-FE」(キーリゾルブ/フォールイーグル)の正体を明かす!

       

 

 

 

 

STOP KR-FE(キーリゾルブ/フォールイーグル)演習

韓米連合演習「KR-FE」の正体を明かす!(ピョントンサHPから)

 

●     毎年恒例の防御演習ですって?いいえ、先制攻撃演習です!

<図解>米国の対北精密打撃、どのようにするのか

韓米連合軍は縦深作戦を核心とする空地戦ドクトリンを採択-縦深作戦とは、前方と後方が別々でなく共和国の奥深くに位置する指揮統制施設、核心軍事施設などに対する打撃、北韓地域を主戦場とすることを意味します。

作戦計画5027の作戦目標は、北韓軍の撃滅、北韓政権の崩壊、統一与件の造成-もしも北の南侵を防ぐ防御演習だったら、侵略した北韓軍を撃退することが戦争目的にならねばなりません。

原子力空母、原子力潜水艦などの攻撃型戦力の動員-世界最大の戦闘力を持つ米国の原子力空母戦団は、ふつうの国家の全体戦闘力に匹敵します。空母戦団の配置は、それ自体が対北武力示威にあたります。

平壌を孤立させるため海兵隊の上陸訓練など、攻撃的訓練-作戦計画5027に沿って北韓政権を崩壊させるために韓米連合海兵隊の上陸訓練は平壌孤立を目標としています。

北韓政権の除去という戦争目標を達成するために米国主導で縦深攻撃作戦を遂行することになれば、朝鮮半島全域が戦場になるのは避けられず、そうなれば民族が共に滅亡する事態を招くでしょう。

●     朝鮮半島全域が戦争演習場

<地図>

韓米連合演習キーリゾルブ/フォールイーグル(KR-FE)演習は、米国の増援戦力の展開手続き(RSOI)に習熟するための演習です。

R(reception)受容

S(staging)待機

O(onward movement)前方移動

I(integration)統合

米増援兵力と物資が港と空港に到着(受容)、集合場所で待機して前方に移動し、兵力と装備が組み合わされて戦闘準備が完了した部隊に統合される手続きに習熟するものです。

<写真>韓米連合戦争指揮所(TANGO)Theater Air, Navy, Ground Operation

韓米両国軍の首脳部が戦争を指揮・統制する地下バンカー、共同作戦状況図がある戦争ルーム、特殊情報施設スキップ(SKIP)など最新鋭の軍事施設と防御システムを備えています。

<写真>テグK2空港

演習が始まる前の戦争初期にいちばんはじめに作戦地域に展開するストライカー部隊がC-17輸送機に乗ってテグ空港に到着します。

ストライカー装甲車は多目的装甲車であり、変形可能で、軽量なので輸送機やヘリ機でも移動することができ、火力も既存の装備よりアップグレードされています。米国の迅速機動軍の概念において核心的な装備にあたります。

<写真>ウェガンのキャンプの陸軍事前配置物資

キャンプキャロルにはAPS-3、すなわち米陸軍の事前配置物資が配置されています。ウェガンは京釜線と京釜高速道路が通っている交通の要衝です。

事前配置物資は、米増援軍の迅速な展開のために事前に物資と装備を配置しておくことという意味です。

演習が始まると、増援された米軍に事前配置された戦争物資を支給します。

<写真>釜山・鎮海・馬山・光陽・木浦・平澤など事前配置船団から物資の荷揚げをします。

事前配置船団には、17600人を超える米海兵遠征隊が30日間戦闘できるすべての物資(食糧と水、弾薬、タンクなど)が積み込まれています。

韓米連合演習が始まれば、グアムにいた事前配置船団が朝鮮半島に移動し、各埠頭を通じて物資と装備を荷揚げします。

2004年には事前配置船団の荷役訓練である「フリーダムバナー」がピョンテクで行われました。ピョンテク港で荷揚げされた物資と装備は、ピョンテクのキャンプハンフリーに移動し、米軍兵力と統合されました。

<写真>釜山の海軍作戦司令部の埠頭には、原子力空母が入港。

空母戦団は、空母と1個の戦闘飛行団(戦闘機72台規模)、巡洋艦、駆逐艦、潜水艦、早期警報統制機などで構成されています。

航空母艦の飛行甲板は、サッカー場の3倍の広さがあり、乗船する乗務員だけでも5000人を超えます。

朝鮮半島に展開している空母は、日本の横須賀を母港としている米第七艦隊所属、または第3艦隊所属です。

<写真>鎮海、オハイオ級の戦略原子力潜水艦の入港。

原子力潜水艦は、代表的な攻撃戦力です。以前は射程距離7400キロのトライデント戦略核ミサイルを搭載していたが、2007年から戦術核弾頭を装着できるトマホーク巡航ミサイルを搭載できるように改良されました。

<写真>ピョンヤン付近の西海岸、マルリ浦

ポハン、マルリ浦-ピョンヤン占領を狙う韓米連合海兵隊上陸訓練が進行。

ピョンヤン近郊の西海岸と地形が酷似しているマルリ浦で韓米連合上陸訓練が行われます。

<写真>マルリ浦海水浴場の海岸を埋め尽くす水陸両用上陸突撃装甲車。

演習が始まれば、水平線に輸送船が現れ、海軍と空軍の支援射撃で海岸の敵軍を無力化させつつ、水陸両用上陸突撃装甲車、数十台が海をかきわけて海岸に到着します。

装甲車はただちに内陸に進撃して敵の主要施設を掌握することになります。

<地図と写真>京義北部には、ストリー射撃場、タグマノス訓練場、ロドリゲス訓練場など米軍専用訓練場と、ムゴン里訓練場など韓米共同の訓練場が集中しています。

ストリー射撃場とタグマノス訓練場はイムジン河をはさんで向かい合っており、イムジン河渡河訓練、実弾射撃訓練が行われています。

ムゴン里訓練場はオシドリや白鷺、ジムグリガエルなどの天然記念物と希少生物の生息地であり、国防部は住民たちを追い出して2倍に拡張する計画を持っています。

ヨンピョンのロドリゲス訓練場では、韓米海兵諸兵共同訓練がおこなわれたりもしているのですが、これは北の指揮所への打撃とピョンヤン市街戦に備えた訓練です。

●     攻撃的韓米連合演習は違法!

憲法4条「統一志向と平和的統一政策の樹立および推進」に違反

憲法5条「世界平和に貢献」「国際平和の維持に努力」「侵略的戦争の否認」に違反

1974年12月14日国連総会が採択した「侵略の定義」に関する決議第3条違反

(第3条:武力による他国の陸海空軍または艦隊・航空編隊の攻撃は侵略行為)

韓米相互防衛条約第1条「武力による脅し、武力行使をひかえる」に違反

韓米相互防衛条約第2条「外部から武力攻撃を受けるとき相互協議」の違反

●     演習を実戦のように行うならば本当の戦争が起こる-みんなでいっしょに反戦平和演習を!<写真>

休戦から55年が過ぎたが、朝鮮半島の戦争は終わっていない。

日常的な戦争演習と継続する戦争危機を食い止めねば。

軍事費支出は世界最高水準で、福祉分野の支出はOECD29カ国中28位!

朝鮮半島の戦争を終わらせ、平和と福祉に進むためには反戦平和演習を!!

朝鮮半島平和協定実現運動を!!

 

   

 

 

 

 

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