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緊急声明 2008年2月23日 ガブリエラ事務局長 エミ・デ・ヘスス 在日米軍兵士によるフィリピン女性への性的暴行を弾劾し アジアからの米軍総撤収を要求する フィリピン全国女性団体連合ガブリエラは、ふたたびフィリピン女性が米兵によって、今度は沖縄で性的暴行を受けたことに強い憤りを表明する。それに先立って沖縄では14歳の少女に対する強かん容疑で米海兵隊員が逮捕されている。いまこそ米国政府は軍事的侵略政策を停止し、主権国家から米軍をすべて撤収するべきだ。 海外の諸国における米軍の駐留は明らかに、世界中で国家の主権を侵害している。とりわけアジアの女性たちは、優越主義的で、性的暴力を平然と振るう米兵たちが徘徊することによって、安全を奪われている。「米国は世界の警察だ」という信仰で武装し、性差別と暴力という軍隊的文化を身につけた米兵が、アジアの女性たちに性暴力を行使するということは意外なことではない。そして加害米兵に対する不処罰がこの事態をさらに悪化させているのである。 22歳の「ニコール」に対する強かん事件と、4名の加害米兵に対する彼女の勇気ある闘いは、米軍の残虐行為のなかでももっとも有名な事件のひとつとなった。マカティ地裁は加害者ダニエル・スミス伍長に対して有罪判決を下した。だがアロヨ大統領はスミスの身柄を米国大使館に引き渡し、これによってニコールが得たはずの正義は奪われた。アロヨ大統領のこの行為はすべての米兵たちに、女性たちを暴行してもよい、処罰はしない、というメッセージを送るものとなった。 今日までに、フィリピンでは17から24回の米比合同軍事演習(いわゆるバリカタン軍事演習)が行われており、そのなかでフィリピン人の生命に対して無数の損害が引き起こされている。それにもかかわらず、アロヨ大統領は米国に従属的な姿勢をとりつづけ、フィリピン人を米軍の虐待と搾取の餌食にしている。 ガブリエラは世界の女性たち、とくに米国の軍事侵略、米軍による虐待に苦しめられている女性たちとともに、抗議と要求の声をあげる。米軍はいますぐ出て行け!米国による軍事介入を終わらせよう!
(翻訳:AASJA)
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