日米のアジア支配に反対し、アジア民衆の連帯を推進する
日本連絡会議ニュース
岩国・愛宕山米軍住宅、京都Xバンド米軍基地の5月着工を弾劾！許すな辺野古新基地！米軍と集団的自衛権にNOを！6月AWC行動へ。
集団的自衛権行使反対の世論が高まっています。各マスコミの調査では、軒並み、集団的自衛権行使反対が6割前後の結果となったと報道されています。当然です。安倍政権の民意を踏みにじる戦争国家への歴史的大転換を阻止していきましょう。
安倍政権のもとで、防衛省によって、日米軍事一体化と集団的自衛権行使の解釈改憲攻撃と連動して、軍事基地に反対する現地住民の人民主権を圧殺する暴挙が強行されてきています。
4月19日、沖縄・与那国島での自衛隊基地の建設着工。5月15日、岩国基地強化のための愛宕山米軍住宅の建設着工。5月27日、京都・経ヶ岬の米軍Xバンドレーダー基地の着工。さらには、辺野古新基地建設の強行策動。
集団的自衛権行使阻止の広範な世論を集め、米軍基地や自衛隊基地に反対する現地住民の人民主権に依拠し、各地の闘いをむすびつけ、反撃をすすめましょう。
アジア太平洋各地の人民運動との国際連帯も、決定的に重要です。日米同盟＝日米軍事一体化の目的は、アジア太平洋地域において、日米の大資本・大銀行の権益を強め、各地の労働者・農漁民・住民の略奪支配をはげしくすること、即ち経済侵略をささえることにあります。いわゆる、TPPや東アジア地域包括的経済提携などがねらわれ、新自由主義のもとで各地の労働者・人民の主権・生活・環境・雇用・健康などの保護規制を破壊し、日米など外資・大資本のほしいままに市場開放・弱肉強食の支配が激化してきています。日米の集団的自衛権行使の目的は、日米がアジア太平洋地域で互いに競争しながら、その権益支配の強化にあります。日米の権益支配に抵抗する各地の労働者・人民を殺戮支配することが、日米同盟と集団的自衛権といった侵略戦争の今日の目的です。安倍政権やオバマが中国への対抗を強調していますが、それは中国を含んだ北東アジアから東南アジアの全域の経済的政治的軍事的支配を対象としています。
アジア太平洋各地の人民運動と連帯し、差別排外主義の分断を打破し、日米の軍事同盟や派兵・戦争出動に反対することは、わたしたちの自由・解放と平等の未来を切り開く決定的な大衆運動にほかなりません。
さきの韓国CCBでは、沖縄、韓国、フィリピンの米軍反対・侵略軍事基地阻止の闘いに連帯するとともに、新たな米軍基地反対運動の国際的支援を決議しました。岩国基地強化に反対する国際デーを8月21日に共同して取り組むこと。そして、京都の京丹後市経ヶ岬の米軍Xバンドレーダー基地建設に反対することです。
ぜひとも、アジア米軍総撤収を実現し、日米軍事同盟を破棄し、朝鮮半島の自主的平和統一など、東アジアにおける核戦争を阻止し、人民の平和的生存権をかちとっていかねばなりません。
京都の米軍Xバンド基地反対闘争は、ひろがっています。さる5月24日には、基地撤去をめざす神奈川県央共闘にて、京丹後市経ヶ岬Xバンド基地に反対する近畿連絡会の共同代表の大湾さんが講演をしました（掲載写真）。大湾さんは、京丹後経ヶ岬のXバンド米軍基地建設のねらいを暴露しました。それは、舞鶴軍港、福知山自衛隊基地、桂・宇治の自衛隊基地、滋賀の饗庭野の大演習場とつながった、近畿北部の軍事要塞化がもくろまれていると。安倍が中国、韓国などと領土問題や日本軍慰安婦問題正当化、靖国神社参拝、集団的自衛権行使可能とする解釈改憲で喧嘩をつよめ、アジアの緊張激化する理由は、自衛隊海外派兵の抜本的強化にあること。これは、タイ、インドネシアやインドなどにトヨタやスズキなど日系大企業が侵出し、現地労働者からの暴動的争議などをおさえつけるためだ、などと話された。
そして、ねばりづよく闘って、反基地反戦をたたかう陣営に保守的な意識を持つ人びとも引き入れていくことが求められていると、現在の運動が抱えている課題を提起した。京都の米軍Xバンド基地との攻防は、沖縄や神奈川や岩国など、どこにも米軍基地はいらない運動として各地と連携し、たたかっていくことを、大湾さんは決意表明された。
